武田君奪還・田中総長打倒へ 6・12怒りの法大デモに立とう

週刊『前進』06頁(2635号06面01)(2014/06/09)


武田君奪還・田中総長打倒へ
 6・12怒りの法大デモに立とう


 6月3日、日帝国家権力・東京地検は、5月13日にデッチあげ「器物損壊」容疑で逮捕していた法政大学文化連盟委員長の武田雄飛丸君(写真)を起訴した。しかも容疑を「器物損壊」から「暴行」へ切り換えた。絶対に許せない!
 腹の底からの怒りで弾劾し、法大生・全国学生の総決起で武田君即時奪還の闘いを大爆発させることを宣言する。

デッチあげ容疑

 容疑の切り換え、ここに本弾圧の破綻性・危機性が明瞭にあらわれている。武田君は23日間の完全黙秘・非転向の闘いを毅然と貫き、警察権力・検事の転向強要攻撃を完璧に粉砕し勝利した。「法大職員のカメラを破損」などという「現行犯逮捕の理由」は、ありもしないデッチあげだと暴かれた。このままでは武田君を釈放する以外になくなった権力は、土壇場で突然「暴行」容疑をデッチあげて起訴した。武田君の身柄を拘束・監禁するためだけに、ねつ造にねつ造を重ねた。これが、「袴田事件」をはじめ多くの冤罪(えんざい)を引き起こし、戦争・原発再稼働・秘密保護法を進める帝国主義国家の腐りきった本質だ。
 「暴行」容疑は、法大当局からの「被害の訴え」なくして成り立たない。法大総長・田中優子は、法大闘争の大衆的・戦闘的発展に追い詰められ、本性むき出しにさらなる不正義の弾圧に手を染めた。今年2月の「暴処法完全無罪」判決、さらに4・25法大集会への法大生の大量合流、首都圏の新入生活動家集団の登場は、9年目に入った法大闘争のさらなる展望を示し、エセ「リベラル」=田中優子体制の欺瞞(ぎまん)を一瞬で暴いた。国家権力=ブルジョアジーと癒着・一体化し、資本主義の延命を願望する新自由主義大学=法政は、3万法大生の怒りをたたきつぶすため武田君の起訴を積極的に主導した。
 第2項沖大闘争と共に
 もう我慢ならない!  武田君奪還闘争と田中体制打倒は二つにして一つの闘いとなった。田中総長を階級的に断罪し、法大から放逐しよう。
 法大・武田君奪還闘争と、沖縄大・赤嶺君処分阻止闘争は、安倍政権の戦争政治と真っ向から対決する全国学生運動の最先端攻防だ。帝国主義国家が再びの侵略戦争に突き進む中、大学キャンパスがそれとの大激突になっている。沖大・仲地博学長は、5月末に感動的に学生自治会を再建した赤嶺知晃委員長に対し、呼び出し=処分攻撃をかけてきている。安倍の狙う戦争とは、一方でのアジア人民虐殺であり、他方での国内階級支配の強化だ。弾圧・処分に非和解で闘い、全国的団結―国際連帯を強化することで、巨大な反戦闘争はブルジョア国家権力を打倒するプロレタリア革命へと発展する。全国学友は、武田君・赤嶺君のように闘おう!

中核派に結集を

 巨万学生の決起が弾圧粉砕の力だ。6・8国鉄集会の高揚から、起訴弾劾の6・12武田君奪還法大デモへ攻め上ろう!(6月12日12時40分、法政大学市ケ谷キャンパス。午後1時デモ出発)
 獄中の武田君の闘いに応え、京都大と広島大での学生自治会執行部選挙に勝利しよう。闘う法大生・首都圏学生は、マル学同・中核派に結集しよう!
(マル学同中核派・法政大学支部)

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