団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』10頁(2643号06面02)(2014/08/04)


団結ひろば 投稿コーナー


オスプレイの飛来に地元住民と抗議行動 相模原 C・S

 7月15日、米海兵隊の新型輸送機オスプレイが厚木基地に飛来しました。飛行ルートや到着時間も明らかにせず、自治体の中止要請も無視しています。
 神奈川県労組交流センターでは、7・1集団的自衛権行使の閣議決定と辺野古への新基地着工に対する反撃のチャンスととらえ行動を準備してきました。当日はビラを作り、地元の大和市役所職員に向けてビラを配布、退勤時には国鉄署名も集めました。抗議には婦民全国協の仲間も酷暑のなかたくさん駆けつけました。国鉄署名には通行中の住民も含め応えてくれました。地元の危機感と怒りは高まっています。基地のフェンス際には、厚木基地爆音防止期成同盟やストライキを闘った相模鉄道労組や自治体、教育労働者の組合が抗議に来ています。オスプレイは抗議のシュプレヒコールの中で着陸せざるを得ませんでした。
 私たちは今回の行動を、三浦半島教育労働者部会を先頭とした、体制内労組執行部打倒・権力奪取の闘いと一体でやりぬきました。翌16日は厚木基地へ抗議行動を行い、米軍担当者は追及に対して何も答えず逃げるように引き上げて行きました。18日の再飛来時も闘い、本土全域への配備に怒りを示しました。沖縄と連帯し、オスプレイもろとも基地を撤去するまで闘います。

連日の街頭署名での出会いが感動の連続 法政大学 洞口朋子

 「7・1」情勢のもとで、学生の新たな決起が開始されています!
 全学連は連日、上野駅や立川駅などで集団的自衛権反対の署名を集めています。街頭での一つひとつの出会いが感動の連続です。
 とりわけ、安倍の戦争攻撃との激突点としてある法大・武田雄飛丸君への弾圧について話すと、「田中優子総長はおかしい」「大学がそんなに変質してしまったのか」と怒りの声が上がります。
 最も感じるのは、青年・学生の怒りが爆発していることです。官邸前行動に参加したという若い夫婦は、「集団的自衛権だけは絶対に許せない」と怒りを語ってくれました。生後5カ月の子どもを抱えながら署名をしてくれた女性は、「もう政治に関心ないなんて言ってられない」と8・17集会のビラを握りしめて行きました。野球部の高校生たちは、「徴兵制を絶対に止めたい」と署名をしてくれました。
 特筆すべきは、首都圏A女子大学の学生2人組のことです。2人は「戦争は嫌だ」「私たちも集めます!」と署名用紙と8・17集会のビラを大量に持ち帰って、その日のうちになんと30筆以上もの署名を大学で集めてくれました! 安倍政権の戦争攻撃は、新たな決起を続々と生み出しています!
 学生は8・17集会への大結集をつくりだす先頭に立ち、9月全学連大会への大結集と武田雄飛丸君奪還へ進撃します!

久留米で星野絵画展懇談会は会場あふれ 福岡 大岡研一

 「星野文昭さんを取り戻す会・九州」主催の「久留米星野文昭さん絵画展」が7月18〜20日に開催されました。昨年の福岡市に続いて2回目です。3日間通して多くの人が訪れてくれました。会場には愛と革命、無実・奪還、沖縄、フクシマ・原発の四つのコーナーがあり、すべてを貫くものが「労働者階級の力で星野さんを取り戻そう」(2012年労組交流センター決議)です。
 19日には星野暁子さんを囲んでの懇談会が開かれました。最初に星野ソング「ソリダリティ」が紹介され、全員で歌いました。暁子さんは39年間の獄中生活、28年間の結婚生活を紹介しながら「奪われたものを奪い返し、無期をひっくり返す中で日々勝利してきた」と述べました。聞く人全員に「この人と一緒に闘いたい、文昭さんを一刻も早く取り戻したい」という思いが込み上げてきます。多くの方々が星野闘争への新しい参加者となりました。懇談会参加者は55名と会場からあふるほどでした。
 特別企画でマンガ家・西山すすむさんの長崎原爆の被爆体験をもとにした紙芝居『あの日のこと』が実演されました。
 期間中、絵画展に来てくれた人は250人。星野さんを取り戻す闘いは久留米から全九州へと広がる力を得ました。

肥沃な農土をつぶす第3滑走路粉砕を! 東京 高村宏信

 7月13日、成田市天神峰で行われた成田空港「第3滑走路粉砕」の緊急現地闘争に参加、空港周辺地域の住民と結びつく画期的なデモが実現した。ふと初期の三里塚闘争を思い起こした。
 私が初めて三里塚集会・デモに参加したのが、忘れもしない45年前の1969年9・28集会(三里塚第二公園)だ。空港の工事はまだ始まっていなかった。敷地内を巡る長い距離のデモで、「エッ、こんな肥沃(ひよく)な農業地帯に空港を造るなんて信じられない。反対以外ありえない」と正直に感じた。
 今回のデモは、成田市新田部落の民家が並ぶ街道を通り抜ける。その2階から大きなジェスチャーで声援を送ってくれる。デモは一帯が広大な畑地帯となっている農道に入った。農作業中のトラクターの上から笑顔で何度も頭を下げる農婦がいた。目の前には、落花生、サトイモ、サツマイモ、スイカが青々と一面に成長しようとしている。「本当にここに第3滑走路を造るつもりなのか」とあらためて怒りがこみ上げてくる。
 49年目に入る三里塚闘争は、市東さんへの農地強奪攻撃に、農地死守のすさまじい闘いを闘っている。第3滑走路なる計画の地域には二、三百軒の民家があり、肥沃な農土が広がっている。
 もう50年かかっても造ろうとでも思っているかのような荒唐無稽(むけい)な計画に見えるが、集団的自衛権を閣議決定した安倍だ。追い詰められ見境なく凶暴だ。全人民の力で粉砕あるのみ。

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