11・2集会へ各界からの訴え

週刊『前進』06頁(2650号02面02)(2014/09/29)


11・2集会へ各界からの訴え


 11・2全国労働者総決起集会まであと1カ月に迫った。今年こそ1万人結集を実現するために奮闘しよう。11・2集会に向けての各氏の訴えを、今号から順次、掲載します。(編集局)

8・17日比谷宣言を広げ安倍打倒と11・2集会へ
「許すな改憲!大行動」代表呼びかけ人 弁護士 鈴木達夫さん

 8・17日比谷公会堂大集会1830人の熱と怒りをさらに深め広げて、安倍打倒の一切の思いを11・2集会へ寄せよう。
●9・11郡工闘争で見えたもの
 国労組合員資格確認訴訟の9・3判決に対する徹底反撃の気持ちをこめて、郡山工場包囲デモに駆けつけた。「企業からクビを切られたら、即、労働組合員の資格を失う。たとえ規約に決められていなくてもこれは当然の前提であり、裁判所が合理的と認めれば問題はない」というのだ。
 だが、労働者が自分と家族の生存を「長い期間にわたる資本家階級との闘争をとおして、蛇に対する防衛のために団結した」(マルクス)ものが労働組合だ。一片の紙に書かれた判決ごときで、この世界史的獲得物を労働者の手から奪うことは絶対にできない。
 今やJR資本に国労やJR総連が総屈服し自壊する中で、動労千葉・動労水戸を中軸とする新たな団結形態が全国で生まれようとしている。この展望を郡工闘争は指し示した。労働組合の再生をかけて、11・2集会に万余の結集を実現しよう。
 安倍政権に対して人民の怒りはいよいよ沸騰している。
●安倍改造内閣の危機ゆえの凶暴性
 改造内閣の顔ぶれのおぞましさ。19人の閣僚のうち15人が日本最大の右翼組織「日本会議」のメンバーという。「日本国家の名誉が国際的に傷ついた」など、あたかも軍隊慰安婦問題など存在しなかったかのような言い草である。「女性が輝く時代」と銘打った〝五人ばやし〟は、ネオナチ団体幹部とのツーショット問題や、「福島汚染水の状況はコントロールされている」発言で、たちまちその〝笛太鼓〟の本性を露呈した。塩崎厚労相に至っては、アベノミクスが唯一しがみつく株高幻想の維持のため、年金積立金の株式投資解禁まで言い出している。
 支配の危機にあえぐ彼らは、国家主義・排外主義の扇動で改憲と戦争に走るほかない。これに真っ向から対決する「日比谷宣言」をさらにさらに広げ、11・2集会へ。
●「自衛戦争」のまやかし打ち破ろう
 7・1閣議決定の眼目は「他国のための戦争」「海外での戦争」の容認ではない。日本の「1%」の資本家と支配者の利益のため、ペルシャ湾ホルムズ海峡までにも自衛隊が派兵され「自衛の措置」として戦争をやると、安倍自らが国会で明言した。近代以降の戦争はすべて「自国を守るため」とされた。日本帝国主義のアジア侵略戦争も「自存自衛」を掲げていた。憲法9条の「戦争放棄、一切の戦力不保持」はこの歴史の真実を見抜いた日本人民が、二度と戦争をさせないため、支配者に強制したものだ。
 「自衛戦争はやむを得ない」と言っていては、必ず戦争政治のワナにはまってしまう。戦争絶対反対を貫くには、社会の主人公である労働者の団結した力をもとに、各国人民が自国政府の戦争を阻むために、国境・国籍・民族を超え心をひとつにして闘う国際連帯が求められる。
 支配崩壊の危機、ゆえに極右で居直る安倍政権は必ず倒せる。11・2日比谷野音大集会に!

杉並に労働運動の拠点建設し大結集組織する
東京西部ユニオン副委員長 北島邦彦さん

 安倍を倒す集会として11・2労働者集会を大高揚させましょう! そのためには1万人の結集が必要です。来春杉並区議会議員選挙の勝利もこの闘いにかかっています。
 第2次安倍改造内閣とは何か? 安倍政権は正真正銘の極右で凶暴ですが、きわめて脆弱(ぜいじゃく)で危機に満ちています。「アベノミクス」「新成長戦略」などと喧伝(けんでん)されてきた、世界大恐慌にのみ込まれた新自由主義の断末魔の悲鳴でしかない諸政策も、破綻した正体をさらけ出しています。来春の消費税10%化をめぐる動向は統一地方選挙ともあいまって、安倍政権の死命を制する結節環になることでしょう。
 秋の闘いは文字どおり安倍を倒す(倒せる!)ことが問われる闘いです。階級的労働運動と労働者国際連帯の前進こそ核心的課題です。都知事選―杉並区議補選と追求してきた階級的労働運動の前進を、労働組合の拠点を具体的に建設し、さらに進めていきたいと考えます。杉並区議補選の過程で挑戦した闘い―鈴コン闘争を始めとする東京西部ユニオンの組織建設、郵政非正規青年労働者の組合結成、児童館全廃攻撃と闘う自治体労働者と切り結ぶ闘いなどなど。杉並から11・2集会への大結集を組織することをつうじて、闘う労働組合の拠点建設をやりぬいていきます。
 集団的自衛権行使容認の7・1閣議決定は、今秋にも打倒されるかもしれないという安倍政権の恐怖に起因する、超反動的な国家改造攻撃でもあります。しかしこの戦争攻撃は、国鉄決戦の爆発によってその核心において打ち破られました。
 外注化阻止の動労千葉の闘い、被曝労働拒否の動労水戸の闘い。この画歴史的なストライキと職場闘争は、国労郡山工場支部の橋本光一さんを先頭にした9・11郡山総合車両センター包囲闘争として、国鉄決戦の飛躍的な前進をかちとっています。とりわけ9・11闘争は、国鉄決戦がすべての産別・労働者の闘いであることを明確にし、10万筆署名運動を始めとする国鉄決戦が11・2集会大結集の原動力であることを確信させてくれました。
 戦争を阻止できる力は、戦争動員阻止・戦争協力拒否を貫く労働組合のストライキ闘争です。国鉄決戦の真骨頂である反合理化・運転保安闘争は、戦争阻止の闘いと一体です。杉並の職場・生産現場で、民営化と戦争絶対反対の労働運動をつくるべく、さらには杉並区議会議員選挙の勝利に向けて、11・2労働者集会の組織化へ、街頭・地域でも全力で闘います。

明け渡し攻撃と対決し医療の民営化うち砕く
八尾北医療センター院長 末光道正さん

 私は70年安保闘争の時、京大医学部でバリケードストライキを闘っていました。そこに西郡の人びとが来て「医者がいない。診療所に来てほしい」と呼びかけられたのがきっかけで、西郡に来ました。そして「ここにはロシア革命の炎が燃え続けている」と感じ、たった1年で私の人生は変わりました。労働者とともに革命の拠点をつくる闘いを開始しました。
 1918年の米騒動や22年に結成された全国水平社の闘いを引きつぐ西郡の労働者は、戦後革命の高揚が続く51年にカンパを集め、医者も自分たちで探して、八尾北医療センターの前身である診療所を建てました。46〜47年に大阪で天然痘が流行した時、感染の拡大を防ぐために村の中に隔離された西郡の子ども200人が殺された悔しさと怒りがあったからです。
 西郡に住むすべての労働者は、生きるために団結し、医療、仕事、住宅、保育、教育、あらゆる闘いを診療所を拠点に拡大しました。八尾北は命の砦(とりで)、団結の砦、闘いの砦です。
 その八尾北に国鉄分割・民営化と一体で民営化攻撃がかけられました。旗振り役が部落解放同盟本部派と日本共産党でした。私たちは動労千葉に学び、2000年、民営化絶対反対を掲げて八尾北医療センター労組を結成しました。これが民営化攻撃を核心で打ち砕いた力です。
 私たちは労組を土台に地域住民と一体になって闘い、大阪地裁で「八尾市の明け渡し請求を却下する」という全面勝利判決を闘いとり、八尾市に賃貸契約を強制し、八尾北を守り抜きました。
 住宅闘争でも、全国水平同盟西郡支部と8家族の十数年に及ぶ明け渡し攻撃との不屈の闘いは、八尾市、裁判所を完全に追いつめ、ついに9月19日、大阪高裁控訴審で「一審判決の仮執行宣言を取り消す」という画期的判決をかちとりました。「8・26強制執行は間違いだ」と敵に認めさせたのです。
 9・11郡山闘争と9・21闘争がひとつになって、敵に動揺と崩壊を強制した勝利です。国鉄決戦を柱にすべての労働者階級人民の「生きさせろ」の怒りを解き放つ時が来ました。
 その先頭で闘う八尾北労組と西郡支部は8家族とともに、新たに高槻市富田園芸協同組合を獲得し、団結を広げています。八尾北労組を拠点に地域ソビエトの建設に向かって前進しています。
 八尾市は八尾北を医師不足で経営破綻に追いやり、つぶそうと狙っています。青年医師はぜひ八尾北医療センターへ来てほしい。新自由主義のもとで医師はどちらの階級に立つのかが問われています。
 「放射能は安全」と大うそをつく山下俊一や、医療を食い物にする徳洲会の徳田虎雄。安倍の新成長戦略――医療の民営化を打ち破ろう。労働者階級の一員として団結し「命より金」の資本主義を打ち倒そう。その力が11・2労働者集会にあります。ここから日本革命、世界革命に勝利しよう!

このエントリーをはてなブックマークに追加