『前進』の発行体制を圧倒的に強化する大カンパを訴えます

週刊『前進』06頁(2657号03面03)(2014/11/17)


『前進』の発行体制を圧倒的に強化する大カンパを訴えます


 すべての『前進』読者のみなさん、そしてすべての労働者階級のみなさん。革共同は2014―15年決戦とプロレタリア革命への満身の決意と確信をもって絶大な冬期カンパを訴えます。

11・2から京大決戦へ

 5700人が結集した11・2労働者集会の大成功は、直ちに新たな闘いの発展をつくり出しています。京都大学の全学自治会同学会は11月4日、学内に潜入した公安警察のスパイを見事に摘発し追放しました。彼らの勇気ある行動は全国の労働者人民に注目され、圧倒的な感動と共感を生んでいます。日帝・国家権力、安倍政権は学生弾圧、自治破壊の不正義性を暴かれ、追いつめられています。
 労働者階級と革共同は14年、日帝・安倍政権との全面的で非和解的な攻防を貫き、かつてない勝利の地平を切り開きました。国鉄闘争を先頭に、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回の勝利、大阪・高槻市での植木団地労組の結成など労働者の闘い、学生自治会建設や10・21国際反戦デー復権など学生の闘いが大きく前進しています。
 このなかで極右・超反動、新自由主義の安倍政権と警視庁は11・2労働者集会の破壊を試みてはね返されました。恐怖し追いつめられた警視庁公安は、集会後の銀座デモで、闘う学生3人に襲い掛かり、「公務執行妨害」をデッチあげ、不当逮捕を強行しました。しかしこの弾圧は闘う労働者・学生の怒りを一気に燃え立たせ、京大での公安警察摘発・追放の大衆的な闘いに転化・発展したのです。
 秘密保護法、集団的自衛権、改憲・戦争を進める安倍政権への怒りを募らせてきた労働者人民は、京大生の闘いに感動し、闘う学生運動の大爆発を期待し予感しています。そして実際にそうした学生運動が始まっています。

安倍政権打倒の勝負へ

 革共同は労働者階級人民のみなさんとともに、安倍を打倒しプロレタリア革命を実現する革命党へと飛躍し、登場する決意です。
 14年末、日帝・安倍はあらゆる意味で崩壊的危機に突入し、衆院解散・総選挙に追い込まれています。アベノミクスは全面的崩壊を開始しています。日銀は株価を維持するためだけに80兆円の追加金融緩和を決め、また労働者人民の年金を勝手に株で運用する割合を2倍にしました。株価上昇の果実は1%の資本化連中にしか渡りません。トヨタは15年3月期に史上初めて2兆円の純利益が上がると予想しています。そのトヨタの労働者の大半は非正規職であり、極限的な低賃金しかもらっていません。日本、アメリカ、全世界がいまや史上最悪の格差社会です。
 安倍による戦争と労働者への攻撃は臨界点を超えました。労働者人民の怒りも堰(せき)を切ってあふれ出しています。
 ところが日本共産党スターリン主義をはじめ体制内の全政治勢力は安倍への屈服と転向を深めるばかりです。今日ほど労働者階級人民が真に闘う労働者の革命党を熱望しているときはありません。革共同はこれに応え、11・2集会の大勝利と『現代革命への挑戦―革命的共産主義運動の50年』(50年史)の発刊を跳躍台に、差し迫るこの解散・総選挙情勢に真っ向から挑み闘う決意です。
 100万人と結びつく党へと大飛躍しなければなりません。そのために革共同は機関紙と党の大改革に着手しました。すなわち『前進』1万人読者網の建設です。
 それは①『前進』の紙面改革②機関紙財政の確立③職場での『前進』読者会・フラクション建設④印刷体制の強化⑤編集体制の強化の闘いです。1万人読者網建設には、まず巨万の民衆が実際に『前進』を手にし、読む必要があります。号外や特別号も大量に印刷し配布します。それを可能にする機関紙発行体制を強化するための巨額の資金が必要となっています。

全国に動労総連合を!

 11・2大集会と11・8―9訪韓闘争をとおして今までとはまったく違うレベルの国際連帯を実現しました。より緊密にお互いから学び、現実に国際階級闘争を前進させ、戦争をとめ帝国主義を倒す現実的な力として、日韓米を軸とした労働者国際連帯が飛躍的に前進しています。
 その中心的・原点的な力こそ国鉄闘争であり、「動労総連合を全国に」の大方針です。動労千葉の外注化阻止のストライキと動労水戸の被曝労働拒否のストライキ、そして郡山工場の闘いは、国鉄解雇撤回10万筆署名運動と結合し、原発や戦争に憤る人びとを急速に引き寄せ、労働組合の威力を圧倒的に告げ知らせています。
 革共同はこの国鉄闘争を4大産別(国鉄、郵政、教労、自治体)に拡大し、階級的労働運動と戦闘的学生運動の飛躍、2010年代中期階級決戦勝利―プロレタリア革命を切り開きます。2015年はまちがいなく革共同の年になります。革共同をすべてのみなさんの革命党として建設するために圧倒的な冬期カンパを訴えます。
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