〝109人の解雇撤回を〟 韓国・C&M労組と連帯 国際投機資本に抗議行動

週刊『前進』06頁(2660号04面05)(2014/12/08)


〝109人の解雇撤回を〟
 韓国・C&M労組と連帯
 国際投機資本に抗議行動

(写真 動労千葉を先頭に社前で抗議行動 【12月1日 東京・赤坂】)


 12月1日、韓国の希望連帯労組C&Mケーブル放送非正規支部の109人解雇撤回闘争と連帯し、MBKパートナーズへの抗議行動が東京で取り組まれた。動労千葉の中村仁執行委員を先頭に東京西部ユニオン、なんぶユニオン、東京東部ユニオン、合同労組八王子など11人が結集した。

 11月18日にソウル・香港・東京の3国同時行動として闘った第1波を引き継ぐ第2波行動だ。ソウルでは7月以来のテント座り込みに加え、11月12日から希望連帯労組C&M支部の2人の組合員による厳寒の高空籠城(ろうじょう)が20日目を迎える中、希望連帯労組とC&M元請けおよび外注業者の3者協議体が構成され交渉が始まろうとしている。国際連帯闘争にも力が入る。
 午前11時半、赤坂インターシティー1階でMBKパートナーズ社員に前回の申し入れに対する回答がなかったことを抗議し、あらためて希望連帯労組C&M支部が要求している解雇撤回・原職復帰と2014年賃金団体協約締結など4大要求の実現を求めた。
 その後、社前で宣伝活動を展開した。中村さんが「私も国鉄分割・民営化で解雇された一人であり、現在、最高裁で闘っている。109人の不当解雇を撤回し、労組の要求に応えよ」と訴えた。
 その4時間後、動労千葉にMBKパートナーズからファックスで回答書が送られてきたが、「韓国の労働関係については当事者ではなく、法的に無関係」という内容だ。
 MBKパートナーズこそ、雇用を継承せず109人を解雇した元請け企業C&Mの大株主であり、企業に投資してリストラなどで企業価値を高め、最終的に売却益を得る国際投機資本だ。今回の解雇も労組を切り崩すことでC&Mを高く売ろうというMBKパートナーズの魂胆から発している。絶対に許せない。希望連帯労組と連帯し、勝利まで闘いぬこう。

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