革命への新たな挑戦を貫くため さらに絶大なカンパを訴えます

週刊『前進』06頁(2662号03面03)(2014/12/22)


革命への新たな挑戦を貫くため
 さらに絶大なカンパを訴えます


 歴史的な衆院選決戦をともに闘ったすべてのみなさん、『前進』読者のみなさん。革共同は、2015年決戦に勝ち抜くための絶大な闘争資金カンパを訴えます。
 衆院選決戦は、東京8区(杉並区)から立候補した鈴木たつお弁護士を押し立てて、党と階級の団結した力で総力戦を闘い抜き、1万6981票をかちとることができました。全国から寄せてくださった緊急選挙資金カンパのおかげです。みなさんの力で最後まで思う存分闘い抜くことができたことを革共同は深く感謝いたします。ありがとうございました。
 2014年は東京都知事選挙に始まり、衆院選決戦まで闘い抜き、巨大な革命的情勢を切り開きました。胸躍る革命の時代が到来しています。社会に充満し、積み上がっている日帝・安倍への膨大な怒りの声が、鈴木候補の掲げた「新しい労働者の政党をつくろう」のスローガンのもとに結集しました。多くの労働者階級人民が既成政党の虚偽を見抜き、本物の団結をつくりだそうと立ち上がっています。
 衆院選決戦は、これまでのいかなる選挙闘争をものりこえる大きな飛躍を実現しました。それは100万人の労働者階級人民と結びつく闘いに断固挑戦し、その決定的な端緒をつかんだということです。そしてその最先頭に、鈴木たつお候補の全身全霊をかけ、人生をかけた登場がありました。それは公示日の第一声から最終日の荻窪駅前での3回の大演説に至るまで、まさに革命の現実性を一身に体現した決起でした。労働者、自営業者をはじめ多くの杉並区民が、その場で魂を揺さぶられ、鈴木候補とともに立ち上がりました。寄せられた1万6981票は、その一票一票が一人ひとりのかけがえのない「生きるための」決起です。「私の背後には闘うJR労働者が、非正規ユニオンの深く職場に根を張った支持がある。大学キャンパスで闘う全国の学生たちの心強い支持がある。私は一人ではない」(最終日の荻窪駅前1000人集会での鈴木候補の発言)――この訴えが電撃のように伝わり、全国の労働者人民の団結を生み出しました。「労働者が主人公の社会をつくろう」「新しい労働者の政党をつくろう」という訴えに、希望と未来を託した一票一票が寄せられました。
 「自民291議席」の選挙結果は労働者人民の敗北なのでしょうか。否、まったく違います。今回も含め7回の小選挙区選挙、そして「おしゃべり小屋」としての国会の現実は、ブルジョア議会制度そのものへの絶望と離反をつくりだしています。今次衆院選の戦後最低の投票率という事実にそれはあらわれています。
 「投票したい候補が1人もいない」という声も全国で上がっています。それは国会内の野党の果てしない裏切りと破綻の結果です。また、連合や全労連といった既成の労働組合が、労働者階級に対する抑圧機関としての本質をあらわにし、新自由主義攻撃の先兵となって現場労働者に襲いかかっています。衆院選直後の政労使会議で資本家階級の下僕として登場した連合は、電力総連を先頭に原発再稼働を呼号し、安倍・葛西と結託して国鉄闘争つぶしに全力をあげています。
 実際には、この選挙結果に安倍も資本家階級も顔面蒼白(そうはく)となり、震え上がっています。「自民291議席」という結果と、安倍が記者会見などで発する言葉の一言一言に、労働者人民は悔しさと怒りをかきたてられ、総反撃を開始しようとしています。革共同と鈴木候補、全国の労働者人民、とりわけ東京8区の1万7千の決起は、「99%」の労働者階級の団結した闘いの始まりなのです。この団結した力だけが、一見絶望に見える現実をくつがえし、希望に変えていきます。
 この闘いは、すでに激しく開始されています。杉並の選挙戦では『前進』が主要な宣伝の武器として存分に使われ、これまでのあり方を根本から変革していきました。駅頭街宣や団地、スーパーなどでのスポット街宣、国鉄10万筆署名での訪問行動で手渡された『前進』が話題となり、ブームとなりました。そして手渡された『前進』をすみずみまで読んだ区民が、鈴木候補への熱烈な支持を表明し、あるいはボランティアとなってともに選挙戦を担いました。
 また、京都大学で学生に敗北した公安警察は、今回の選挙戦では街宣活動に近寄ることもできず、『前進』で次々と支持が拡大していく様をただ指をくわえて見ていることしかできなかったのです。11・2労働者集会後のデモで不当逮捕された3人の学生も奪還され、街宣活動に加わりました。さらに12月1日に事後逮捕された1人の学生も12日に奪還されました。まさに完璧な勝利です。
 2015年、革共同は国鉄解雇撤回闘争を軸にした労働者階級の闘いを、さらに大爆発させます。すでに「動労総連合を全国に」の大方針のもと、全国各地で闘いが始まっています。動労千葉は外注先の子会社CTS(千葉鉄道サービス)に組織を拡大し、外注化粉砕の闘いを前進させています。非正規化攻撃を打ち破る画期的な闘いです。動労水戸は常磐線の竜田延伸粉砕の大決戦に突入しています。すでにJRは、福島県民に対する帰還強制攻撃の最先兵として代替バスの運行を決定し、国道6号線・高速道路の開通と競うように常磐線の福島第一原発直近への運行を強行しようとしています。3・11原発事故から4年目、動労水戸の闘いは福島の怒りを体現し、労働組合を中心に労働者階級人民の固い団結をつくりだしていく闘いです。
 核心は、闘う労働組合の拠点建設です。とりわけ公務員をめぐる攻防をはじめとした4大産別で勝ち抜くことです。さらに、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の完全勝利に続き、全国のあらゆる産別の労働者の生きるための闘いを担い、勝利を切り開くために、革共同は闘います。
 福島、沖縄、三里塚、星野闘争などあらゆる闘いが決戦を迎えます。これに勝ち抜くためには、これまでの単なる延長ではない、新たな飛躍が求められています。衆院選決戦で切り開いた革命的宣伝・扇動の飛躍を全国の職場、地域で実践すること、とりわけその核心は『前進』を使った宣伝・扇動です。そして『前進』の飛躍は財政闘争と一体です。『前進』の編集、印刷体制を革命の時代に相応した規模につくりあげることが課題となっています。そのためにも絶大なカンパが必要です。
 再度訴えます。決意をこめた圧倒的なカンパを寄せてください。
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