自治労地域医療集会 「包括ケア」で病院消滅 労組交流センター、反対訴え情宣

週刊『前進』06頁(2671号03面03)(2015/03/02)


自治労地域医療集会
 「包括ケア」で病院消滅
 労組交流センター、反対訴え情宣

(写真 民営化・首切りに絶対反対の闘いを!――ビラと『前進』、国鉄署名に大反響【2月21日 新潟市】)

 2月21日~22日、新潟市内で開催された2015年自治労地域医療全国交流集会の初日、全国労組交流センター自治体労働者部会と新潟県労組交流センター、国鉄闘争全国運動・新潟の仲間は会場の朱鷺(とき)メッセ前に登場し、元気よくビラまきと国鉄解雇撤回10万筆署名の訴えを行って、大反響を呼びました。大型バスやタクシー、ワゴン車などで続々と結集してくる組合員のほぼ全員がビラを受け取り、わずか1時間ほどで集まった国鉄解雇撤回署名は119筆。同時に用意した『前進』200部も途中でなくなってしまいました。カンパは4千円を超えました。
 安倍政権による中東参戦・改憲への突進と一体で、昨年6月成立の医療介護総合確保推進法を押し立てた医療・介護の統合・破壊と切り捨て、全面民営化による全員解雇・総非正規職化、労働組合破壊の大攻撃が一気にかけられてきています。これに対して現場には怒りと危機感、闘いの機運が充満しています。
 ところが自治労本部は、攻撃を進める厚労省の課長や看護協会の理事を地域医療全国集会の講師に招き、「財政危機」と「人口減少・超高齢化」で脅しつけ、「地域包括ケア」による「健康なまちづくり」の幻想をあおり、闘いを抑え込むことに必死です。いったいこれが許せるか!
 攻撃にさらされている全国の公立病院や介護施設、保健所などからの参加者は真剣そのもの。国鉄解雇撤回、外注化阻止・非正規職撤廃は職場の自分たちの闘いとひとつです。「地域包括ケアで公立病院が消える」「民営化・首切りに絶対反対の闘いを」「中東参戦と社会保障解体に突き進む安倍政権を階級的労働運動の力で打ち倒そう」と訴える自治体労働者部会のビラと3・15動労水戸支援共闘結成集会のビラ、そして2・15国鉄集会の大成功を報じた『前進』速報版と通常号に圧倒的な共感が広がりました。
 国鉄・公務員決戦の手応えは十分。動労総連合を全国に! 国鉄決戦を基軸に全国の職場で闘いぬき、ストライキで闘う労組拠点をつくり出しましょう。
(K)
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