北島勝利でゼネストへ

週刊『前進』06頁(2678号03面02)(2015/04/20)


北島勝利でゼネストへ


 4月10日の「北島氏必勝!杉並区議選総決起集会」での鈴木達夫弁護士の発言と区民からの応援アピールを紹介します。(編集局)

革命への執念燃やし闘おう
 憲法と人権の日弁連をめざす会 鈴木達夫さん

 沖縄と韓国のゼネスト情勢を見て下さい。辺野古基地建設反対という沖縄の民意ははっきりしている。それに対して問答無用の国家暴力で押し渡ろうとする安倍政権。韓国の民主労総も4・24ゼネストからパククネ政権との実力対決に入る。まさに今、世界史はプロレタリアート人民と1%の支配者との「力対力」の対決、倒すか倒されるかの情勢に入った。
 この情勢下での杉並選挙は、北島さんを圧勝させることを通じて、日本にゼネスト情勢をつくる闘いだと考えます。私は昨年の衆院選に続いて、再び杉並でそのような革命的な闘いができることが本当にうれしい。
 今日の夕刊では日経平均株価が一時2万円を超えたという。130兆円ある年金積立金はじめ人民からかすめ取った莫大(ばくだい)なカネを注ぎこんで、あさっての統一地方選前半の投票日に向けて株高を演出している。アメリカでは、イエレンFRB議長が経済成長不安から利上げ延期を表明したら株価が暴騰するという現象。オバマも安倍も、人民の団結した力で打倒される現実性に心底おびえています。
 プーチンが「核兵器の使用を準備した」と発言した。だが、われわれが動労水戸を先頭に切り開いてきた反原発闘争、被曝労働拒否の闘いは、こんな核の恫喝を打ち破る道筋を示している。核兵器をつくるのも、運搬するのも労働者だ。その労働者の団結の力をもって一握りのブルジョアジーとスターリン主義の生き残りを打倒するということです。
 私たちはこの間の選挙闘争を通じて、選挙は独特の政治空間であり、革命に向かっての宣伝・扇動と団結形成ができる場だとつかんできた。なんとしても北島さんの圧勝でゼネスト情勢をつくる。まさに革命をめざす者の執念、決意、行動にかかっている。一気に革命情勢に躍り込もうではありませんか。

北島氏と共に民営化を阻む
 杉並区民 Tさん

 なぜ北島さんを応援するのか。今、田中区政がとんでもない「杉並丸ごと民営化」を計画し、その突破口として児童館を全廃しようとしている。
 児童館というのは、杉並の住民の力でつちかってきた地域のコミュニティーなんです。そこでは乳幼児や小学生から中高生まで仲良く遊び、学校と離れた場所でお互いの友情とか信頼をつちかってきました。そこでは約500人の労働者が働いています。正規の方が250人、非正規の方が250人。その人たちの首を切って、児童館を次々と廃止して小学校に移すという。
 これを許せばすべて民営化されてしまう。民営化とは、大企業・大資本に補助金を与えながら杉並区を丸ごと売り渡すということです。公立の小学校も民営化され、学校までが塾のようになってしまう。
 私は区民として絶対に許せない。この怒りの先頭に立って、児童館全廃絶対反対と明確に言っているのは北島邦彦さんしかいない。共産党は児童館全廃と言わず「削減に反対」とあいまいなことを言う。口先だけの区議会議員が何人いてもダメです。民営化の波をはね返すには、北島さんしかいません。北島さんが1人いれば十分闘えます。われわれも街頭で大衆運動として田中区政と闘っていくことで必ず突破口を開くことができます。

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