党の革命で打倒され権力にすがる最大のスパイ岸・水谷・岩本許さぬ 革共同関西地方委員会

週刊『前進』08頁(2682号02面03)(2015/05/25)


党の革命で打倒され権力にすがる最大のスパイ岸・水谷・岩本許さぬ
 革共同関西地方委員会


 韓国・民主労総ゼネストの爆発、沖縄の全島ゼネスト情勢、何よりも動労千葉・動労水戸を先頭とする1―5月決戦の巨大な勝利がかちとられている。まさにその時に、転向脱落分子による許しがたいスパイ行為があぶり出された。『革共同政治局の敗北』なるスパイ本の発行だ。革共同は、福島大でのスパイ摘発と一体で、転向脱落スパイどもを必ず処断する。プロレタリア世界革命の胎動と階級的労働運動の大前進に革共同が結びついている現実に、国家権力と転向脱落分子どもはいたたまれなくなったのだ。革命は反革命をのりこえて前進する。

革共同と階級的労働運動の大前進に恐怖

 革共同は『現代革命への挑戦』(「50年史」)発刊の地平をとおして1・26声明(シャルリー・エブド襲撃事件および「イスラム国」による人質事件に対する声明)を即座に発表した。世界戦争か世界革命かに向かって急激に煮詰まる世界の階級闘争にかみ合い、牽引(けんいん)する綱領的立場を打ち出した。
 4年目の3・11に向け、常磐線全線開通を頂点とした福島圧殺の攻撃に対したたきつけられた動労水戸の渾身(こんしん)の被曝労働拒否の闘いは、避難住民・原発労働者の心をとらえ、帝国主義打倒への根底的決起をつくり出した。
 3月ダイヤ改定=第2の分割・民営化攻撃に対し動労千葉はストライキに立ち、地域住民との共闘をつくり出し、組織拡大を圧倒的に実現した。今や日帝・安倍に「鬼っ子」と言わしめる国家最大の治安問題として動労千葉=階級的労働運動が立ちはだかっている。
 4月、韓国・民主労総のゼネストがアジアにおけるプロレタリア革命の号砲として打ち抜かれた。動労千葉は文字通りこれと一体で闘い抜き、アジアと世界を覆うゼネストを日本で実現する突撃路をこじ開けつつある。労働者階級の根底からの決起が解き放たれようとしている。
 杉並選挙闘争は、この全情勢を基底に東京における労働者階級の総決起として闘い抜かれ、2千の票とそれを超える巨大な決起をつくり出した。その全地平をかけて5月沖縄闘争を全島ゼネストの爆発に向けて、ともに闘い抜いた。15年1―4月(5月)の切り開いた地平は日本帝国主義の命脈を絶つ戦後最大の階級決戦を引き寄せている。
 スパイ本の最大の特徴の一つ目は、以上のようなプロレタリア世界革命の爆発過程への突入と階級的大決起、階級的労働運動に革共同が完全に結びつき大前進していることへの恐怖、焦燥(しょうそう)、憎悪である。おのれの挫折(ざせつ)した「革命観」を階級闘争が荒々しく無慈悲に踏みしだいて巨大に爆発している現実への小市民的・反革命的反発こそ、やつらの一切の動機である。国家権力に泣訴(きゅうそ)・哀願して革共同と階級的労働運動への弾圧を要請する腐りきったやつらだ。5―8月決戦の大爆発で、プロレタリア革命への襲撃者、転向スパイ分子=岸・水谷・岩本を必ず打倒する。

労働者階級を革命の主体として認めない

 二つ目に、「党の革命」への敵対・憎悪である。やつらの言う「革命闘争と革命党建設のたたかい」には労働者党員と労働者階級が存在しない。労働者階級の上に党を置き、政治局内権力闘争と労働者階級自己解放なき政治決戦主義に明け暮れていたのだ。「党の革命」は、まさに岸・水谷・岩本や塩川、与田に象徴される労働者自己解放へのイデオロギー的組織的暴力的抑圧体制を打倒した歴史的壮挙だ。文字通り「労働者の蜂起」「解放の叫び」として闘い抜いた。「党は労働者階級そのもの」と言い切り、労働者党員がすさまじい飛躍をかけて階級のリーダー、革命党のリーダーとなる壮大な決起である。逆に言えば、労働者が革命党と階級闘争の指導部となることなど、岸・水谷・岩本らにとってはありえないこと、あってはならないことなのだ。
 「党の革命」を党内権力闘争としかとらえられないところに、やつらの思想的腐敗がある。やつつらの言う「組織論における反スターリン主義の不徹底」とは、反スターリン主義そのものの歪曲・否定であり、結局のところ、労働者階級を革命の主体として認めないプチブル民主主義でしかない。労働者階級(労働者党員)が革命の主体として登場するやいなや、追い詰められ、襲撃者へと転落したのだ。

動労千葉と国鉄全国運動を憎悪し敵対

 三つ目に、「動労千葉特化論弾劾」という階級的労働運動への敵対・憎悪である。その行き着いた先が4・9反革命(国鉄1047名闘争への4・9和解攻撃)賛成・推進だ。1047名闘争をもはや過去のものとして「あらためて光をあて、教訓を全体化する作業が必要」などとほざいている。ジェット燃料輸送阻止闘争や分割・民営化反対闘争を持ち上げておきながら、動労千葉が4・9和解を拒否して闘い抜いていること、国鉄闘争全国運動を立ち上げ、関西生コンや港合同と団結して闘いを貫いていることを憎悪しているのだ。岸・水谷・岩本にとって、動労千葉と国鉄闘争全国運動の存在と闘いは絶対に認められないものなのだ。
 動労千葉労働運動の路線と実践が動労水戸の被曝労働拒否として大発展し、動労千葉の闘いも外注化阻止・非正規職撤廃で圧倒的な組織拡大をかちとっている。関西においては橋下徹・維新の会を階級的労働運動の力で打倒した。何よりも韓国・民主労総ソウル地域本部との10年にわたる国際連帯の闘いは、ハンサンギュン委員長の登場とパククネ打倒の大ゼネストとしてプロレタリア革命を引き寄せている。

密集した反動打ち破り革命勝利きり開け

 四つ目に、部落解放闘争、入管闘争への敵対である。血債主義とは、労働者階級自己解放とプロレタリア国際主義への敵対である。いみじくも岸・水谷・岩本らは「『労働者階級の党』だけでなく『在日朝鮮人・中国人の党』『被差別部落大衆の党』……として建設する」として労働者階級の単一性=団結を解体し、さらに被差別人民の闘いをプロレタリア革命と切断することで資本主義・帝国主義のくびきのもとにつなぎとめようとする。マルクス主義の解体であり、プロレタリア革命への敵対である。
 今日、西郡闘争の革命的発展のもとで全国水平同盟が結成され、高槻・植木団地、さらに関西、全国へと燎原(りょうげん)の火のように闘いが拡大している。新自由主義にあらゆる党派が屈服し解体され、部落解放闘争が息もできぬほど追い詰められている現状を突破し、動労千葉労働運動=階級的労働運動路線で部落解放闘争をよみがえらせた。入管闘争をプロレタリア国際主義の決定的環として再構築した。反スターリン主義・革命的共産主義と階級的労働運動路線こそ世界革命の路線である。10年に及ぶ動労千葉の国際連帯闘争は、全世界の労働者階級に共感と連帯を生み出している。岸・水谷・岩本は、まさにこの階級闘争の現実に恐怖・憎悪し、敵対しているのだ。
 革命運動は反動を密集させ、その反動を引き込み、打ち破り、次の勝利を切り開いて前進する。岸・水谷・岩本の反革命的登場は、プロレタリア革命の前進が引き寄せ、あぶり出したものだ。1―4月の闘いの地平の巨大さを確信させるものだ。この反動を5―8月決戦で真っ向から打ち砕き、2010年代中期階級決戦の革命的高揚をつくり出す。戦争・改憲と労組解体の安倍を打倒しよう。
 それは、スパイ分子が最も恐怖する動労千葉―国鉄闘争全国運動で勝利することだ。6・7全国集会を跳躍台に全国に動労総連合を建設しよう。
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