団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2687号06面04)(2015/06/29)


団結ひろば 投稿コーナー

「学生の決起が希望」と署名・カンパが続々
 沖縄大学学生自治会 赤嶺知晃

 6月18日、戦争法と改憲に反対する百万人署名を集めるためJR上野駅前で街頭宣伝を行いました!
 6・15国会包囲行動の報告ビラと7・5反戦大集会・デモのビラをまいていると、次々に人が立ち止まり、署名・カンパが集まりました。
 署名やカンパをしていく人は、連日のように繰り出される安倍政権の許し難い発言に怒りを爆発させていました。また「学生が立ち上がっていることが希望だ!」「60年や70年の安保闘争のような闘いが必要だ」と、学生が立ち上がっていることを喜んでくれました。
 その一方で、「国会前の抗議行動にまだまだ若者が少ない」「若者は政治に無関心だ」という意見も多く出ました。
 これに対して、沖縄大学でのビラまき一切禁止の学則や全国大学での学生弾圧の現状を伝えると、多くの人が「大学でそんなことが起きているのか!」と驚いています。
 この大学の現状に対して、全国の大学で学生自治会再建の闘いが始まっていることを伝えました。沖大・京大での学生自治会選挙の勝利など、学生自治会の闘いが大学の現状を変え、キャンパスから戦争反対の大決起を生み出そうとしていることに、多くの人が表情を変え「がんばってくれ」とカンパをしてくれました。
 街宣の終盤では、学生を弾圧する大学当局に怒りを燃やし、学生自治会の闘いに感動したという女性2人が5千円と1万円のカンパをしてくれました。
 最終的に4時間の街宣で全体で124筆の署名と5万円を超えるカンパが集まりました。
 この間のキャンパスでの反応や6・15国会包囲行動の成功、今回の街宣の反応を見ても、安保法制の国会審議が始まって以降、労働者民衆の怒りが深まっていることを感じます。そして「大学を反戦の砦(とりで)に」と訴える学生自治会の闘いが求心力を持っていることもはっきりしました!
 キャンパスでの闘いで沖大生の団結を拡大し、安倍政権打倒・安保戦争国会粉砕の大デモ・ストライキを闘う決意です!

〝石の上にも3年〟の金曜行動絶やさない
 北海道 U・A

 古風な言葉が似合う。私たちの「反原発金曜行動in伊達」は足かけ3年目を迎えることができた。先日6月12日、52回目の金曜行動は10人の参加を得た。
 大きな横断幕を携え、たった4枚のプラカード、これはみんなAさんの作品である。スピーカーを引きずり、シュプレヒコールの文言を作り、自ら大声でみんなを先導し、毎回鮮明なビラを工夫して手渡してくれる。
 Bさんも毎回新しい貴重な情報をトークしてくれ、街頭の人びとのみならず、参加者も勉強させてもらっている。そしてコールも独自のフレーズを用意して張りのある声で聞かせてくれる。
 Cさんはいい音の出る太鼓とわかりやすい情報を語ってくれる。
 まだまだ役者はたくさん。DさんもEさんもFさんもまねのできない迫力で訴えている。戦争政策・原発・税金、ネタの尽きる日が来ることを願いつつ、そしてデモのいらなくなるその日まで。
 私は毎回、Aさんの作ったビラをせっせと街行く人、駐車場の人などに手渡す。子ども連れの人や高校生、年配のおじさんやおばさん、それぞれに放射能の影響、命のいとおしさ、時には涙が出そうな思いを伝えながら。聞いてくれる人にはお礼を言う。
 ところが回を重ねるごとに「ありがとう」「がんばって」「手伝えなくてすみません」と、温かい言葉が返ってくることが多くなった。とくに嵐や吹雪の時は手を握ってくれる人さえいるのだ。箱紙をくれた人もいる。使うのが惜しくてしまってある。その嵐や吹雪の日に限って参加者が増える。金曜行動を絶やさない、という思いがみんなにあるからに違いない。
 愚直という言葉が大好きだ。細く長く、一筋の流れに途切れず休まず、でもどこまでできるかわからない。

星野絵画展と署名で職場の拠点化へ前進
 大阪・星野文昭さんを取り戻す会 西森 圭

 6月5日〜12日、大阪の吹田市と高槻市で星野文昭絵画展を行いました。沖縄ゼネスト情勢とつながった戦争反対のうねりを感じました。その力は星野100万人署名と無実の星野さんを取り戻す大きな力になると確信しました。
 絵画展への参加は全部で205人。それぞれの会場での反応は感動的でしたが、とりわけ高槻医療福祉労働組合の事務所での展示と21人の参加は決戦の中での勝利であり、新たな突破口を切り開くものになりました。また植木団地労働組合の事務所でも展示し、5・15〜17沖縄闘争への決起に続いて、闘いの熱気をさらに高めました。「絵に正義が見えます」と感動的な感想も寄せられました。富寿栄住宅全戸へのビラ入れも決定的で、次につながる大きなものを獲得しました。
 今回の絵画展の出発は吹田・高槻の教労職場の拠点化に向け、星野さんの闘いと同時に、星野さんとともに決起した吹田の教育労働者・永田典子同志の闘いを伝えるために、教組の定期大会の会場で絵画展を行うことを考えたことです。
 吹田市教組大会では、私の「ストライキで闘おう!」の修正案とともに星野絵画展のビラが議案書と一緒に全参加者に渡されました。画期的なことです。高槻市教組の大会では、ビラまきとともに星野100万人署名を1人で行い、短時間で47筆も集まりました。その前々日の絵画展には、別の会場で研修を終えた養護教員7〜8人が参加してくれました。
 参加者の中には高経大の星野さんの先輩がいました。絵画展会場の隣であった吹田機関区OB会からも20人位が参加し、14歳からSLの釜たきをしたという人は動労千葉のストライキの話を熱心に聞いてくれました。駅で配ったビラで絵画展を知った沖縄出身の60代の女性は『愛と革命』と「ソリダリティ」のCDを買ってくれました。
 高槻市教組の若い教育労働者がたくさん署名をしてくれたことなどを通して、沖縄ゼネスト情勢と戦争に向かう情勢の中で、闘いを求めて動き出したと強く感じました。

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