高裁で処分撤回の逆転勝利かちとる 「日の丸・君が代」不起立被処分者 根津公子さん

週刊『前進』08頁(2689号02面04)(2015/07/13)


高裁で処分撤回の逆転勝利かちとる
 「日の丸・君が代」不起立被処分者 根津公子さん

(写真 昨年8・17「安倍を倒そう」日比谷公会堂集会で発言する根津公子さん)

「安倍をともに倒そう!7・5集会」に元教育労働者で「君が代」不起立被処分者の根津公子さんからメッセージが寄せられ、三浦半島教組の教育労働者が代読しました。メッセージを紹介します。(編集局)

 集会に参加したいと思っていたのですが、私の恩師というべき人が亡くなり、参加できなくなってしまいましたのでメッセージを送ります。
 さて、「君が代」不起立処分は、最高裁判決が「職務命令は違法とは言えない」としながらも「2回以上の不起立による減給1カ月以上の処分は違法」とし、私を除く人たちの処分は取り消され続けてきましたが、私については「日の丸」を降ろしたなど過去の処分歴や、「学校の規律や秩序を害する」として処分適法とされてきました。
 しかし、5月28日、東京高裁・須藤裁判長は、私が受けた2007年の停職6カ月の処分を違法と断じ、私は勝訴判決を手にしました。
 判決は、「停職6カ月」の次は「免職」という事態について、「自己の思想や信条を捨てるか教職員としての身分を捨てるかの二者択一を迫られるのは、日本国憲法が保障している思想および良心の自由に対する実質的な侵害につながる」と、憲法判断に迫るものです。
 停職期間中に校門前で抗議活動をし続けたことについても、これを処分加重の根拠にしようと都教委は考えていたのですが、「表現活動の一環であり、処分を加重する具体的事象とすることは日本国憲法に抵触する可能性があり、相当ではない」と断じました。免職をちらつかせることは違法、門前闘争をしたことを理由に不利益を科すことも違法としたのです。
 最高裁の判断が確定することを祈るばかりですが、この判決が確定したらほかの職種で闘っている人たちにも使えるところがあると思います。
 安倍を倒し、誰もが人として尊重される社会をつくるためには、まずは足元から、職場から声を上げて行動することが大事です。私も体験から確信します。みなさん、ともに闘いましょう。
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