国際労働運動9月号 韓国経済の危機的構造を暴く

週刊『前進』06頁(2694号06面03)(2015/08/24)


国際労働運動9月号
 韓国経済の危機的構造を暴く


【特集】
 4月と7月、2波のゼネストを闘った民主労総は8〜9月集中闘争から11・14民衆蜂起に向かっている。パククネ政権打倒から新自由主義・資本主義の根本的打倒、労働者階級の政治権力奪取を目指している。
 では韓国労働者階級の生存を破壊する韓国経済は、どういう構造をもつのか。本特集は、これまで読者から要望があったこの問題に本格的に切り込んでいる。
 第Ⅰ章で韓国経済危機の現状を三つの要因、経済成長率停滞、輸出不振、製造業不振から解明する。
 第Ⅱ章で韓国労働者階級の低賃金・解雇・非正規職化の生きていけない現実を暴き出す。
 第Ⅲ章が本論の中心で、韓国経済の危機的構造と、その構造をつくり出すきっかけとなった97年アジア通貨危機と「IMF改革」の反動性を暴露している。これが規制緩和、構造調整、民営化、法人税減税、韓国市場の対外開放、労組破壊の新自由主義を推進し、巨大財閥が全経済と社会を支配する構造をもたらした。
 第Ⅳ章で民主労総のゼネストの意義を明らかにし、日本でゼネストを闘いとり日韓労働者連帯を深めることを訴えている。
【ニューズ&レビュー】
▽韓国のハンサンギュン民主労総委員長の檄文「労働者・庶民を生かすゼネスト1万の先鋒隊」を掲載。
▽ギリシャ危機とは何か。戦後の内戦から展開。
【学習講座】
 「戦争と労働者階級」の最終回。戦争を阻止するために日共スターリン主義批判が重要だと論じている。
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