団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2694号06面04)(2015/08/24)


団結ひろば 投稿コーナー

広島行動に初参加し安保法案阻止を決意
 東京・学生 藤原華子

 安倍首相は安保法案を平気で成立させようとしていますが、今回8・6広島行動に初めて参加して、あらためて絶対に成立させてはいけないと思います。原爆により広島で14万人、長崎で7万人が亡くなり、生き残った被爆者は今も苦しみながら、必死に戦争や原爆がいかに悲惨かを語り部として伝えていこうとしています。
 また、原爆だけではなく戦争そのものも悲惨です。10代から20代の若者が「お国のため、天皇のため」に戦場に死にに行きました。この戦争で1%の資本家と天皇がもうかりました。今、安倍政権が行おうとしていることとなんら変わりはありません。
 私は今、21歳ですが、戦場で資本家の利益のために散って行った若者にも、原爆で命を落とした方々にも、かなえたいことや目指している夢、希望があったはずです。戦争や原爆は尊い人の命や幸せな日常だけでなく、その人の夢や希望をも奪うものなのだと8・6広島で痛感しました。
 実は、私にも夢があります。もちろん、仲間と一緒に革命を起こして世の中を変えることです。きっと私と同じように夢や希望を持ち、それに向かって勉強に励んでいる人が大勢いるはずです。
 しかし、「歴史は繰り返す」という言葉があるように、また戦争が始まりつつあります。大学が軍事研究を行っている時点で、もう始まっています。日本大学には「危機管理学部」という新しい学部ができました。これは、情報操作などを行う学部で12ケタの背番号であるマイナンバー制度のためにつくられたようなものです。また、ビラを配ったり反対の声を上げれば最悪の場合、退学になってしまうほど、戦争協力が進んでいます。
 今回、広島行動に参加して、やはり安保法案に反対の声を上げていきたいし、戦争で得る物は何一つないと思いました。

街頭で1千万の怒りと結合し戦争阻止を
 東京 小松彰文

 私たちは「許すな改憲!大行動・江戸川」を結成し、戦争絶対反対の怒りと結びつくために、江戸川区内の主要な駅で、毎週の街頭宣伝を行っています。
 毎回やる度に、さまざまな出会いがありますが、特徴的なのは女性や子ども連れの親が署名に応じてくれるということです。
 女性の教育労働者は「教育現場で働いているので、子どもたちを戦場に送りたくない」と署名してくれ、こちらから『前進』を手渡しました。「家族で国会前行動に参加してきた」と話す親子も署名してくれましたが、国会前で闘う人びとは私たちの身近にいるのです。そのような労働者人民と結びつくことができるのは、「戦争絶対反対!」の1千万人署名と私たちしかいません。
 このように戦争や安倍への怒りにあふれる街頭を、右翼はもちろん、自衛戦争容認の日本共産党に明け渡すわけにはいきません。「戦争絶対反対」を、1ミリもあいまいにせず、内容豊かに語ることが必要です。資本と非和解で闘う労働運動と、自国政府打倒の国際連帯こそが、戦争を止める唯一の道です。日本共産党のエセ「戦争反対」に絶対に打ち勝ち、街頭からますます怒りを組織していく決意です。
 11月労働者集会こそ最大最高の戦争阻止の展望です。街頭から職場・地域・学園へ、職場・地域・学園から街頭へ、怒りと行動のうねりを増幅させながら、1千万人署名の爆発と11月集会へ、江戸川から攻め上っていきます!

地域の団結した力で星野絵画展が大成功
 大阪・星野文昭さんを取り戻す会 桂幸一

 7月31日〜8月2日、八尾市プリズムホールで星野文昭絵画展を開催しました。
 昨年の八尾北医療センターでの絵画展、暁子さんとの交流会は、西郡住宅への強制執行阻止闘争と重なりました。その絵画展・交流会の成功をさらに発展させ、広く星野文昭さんの闘いを知ってもらうため、猛暑の中、1万枚のビラを自治体職場、市内及び西郡周辺でまき、そして八尾駅前での街宣を行いました。
 当日の会場設営時、朝一番に、友達からビラをもらい見にやってきた人、西郡周辺から2㌔以上の距離をヘルパーに車いすを押してもらってやってきた障害者の方、星野さんの闘いを説明したら驚き、感動し、カンパをした人――。
 アンケートも多数寄せられました。「本当に長年にわたり大変な思いをされて、感心いたしました。すごい精神力だと思います」「花の絵には、花の心が描かれているように感じられた。どの絵にも人間的なものが感じられる。絵が真実を語っているのだと思う」「癒やされます」「40年も獄中にいるのか!」。さらに、星野さんの体を気遣うコメントも寄せられました。
 来場者数150人以上、署名48筆、アンケート29枚、カンパは1万2500円集まりました。
 安保法案をめぐる決戦情勢のもと、全国水平同盟大会などと一体で、とても忙しい中、八尾北医療センター労働組合を中心とした実行委員会の構成団体で、ビラまき、街頭宣伝をやり抜きました。また全国水平同盟の同盟員の方や関西合同労組の組合員が友人や家族を誘い、NAZEN八尾結成集会でつながりを持った人が多数来てくれました。
 絵画展が成功したのは、あらためて団結の力だと思いました。そして星野奪還と9・6徳島現地闘争に全力で取り組もうと決意しました。

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