11・29星野全国集会・デモへ① 星野同志は奪還できる 100万の人びととの結合かちとれ

週刊『前進』06頁(2704号06面02)(2015/11/02)


11・29星野全国集会・デモへ①
 星野同志は奪還できる
 100万の人びととの結合かちとれ

(写真 9・6徳島刑務所包囲デモ。正門前で星野解放歌「ソリダリティ」を合唱)


 11・1労働者集会は歴史的な成功をかちとった。2010年代中期階級決戦で星野文昭同志を必ず奪還しよう。安倍の戦争攻撃への怒りの中で、この1年、星野闘争が切り開いた地平は奪還がまったく可能であることを示している。「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」が主催する11・29全国集会・デモは、そのための飛躍をかちとり、怒りを解き放つ闘いだ。そのことについて今回から4回シリーズで訴えたい。次回以降は、②降格処分弾劾・獄中処遇を改善せよ!、③三者協議を開催せよ!/全証拠開示・再審開始へ、④2010年代中期階級決戦で星野同志を必ず奪還する、の順でアピールする予定。

9・6徳島刑務所デモの獲得地平

 今年開かれた50を超える絵画展では、星野同志が描く絵と不屈の闘いが1万人を超える人びとを獲得した。実行委員会形式による絵画展開催を通した運動主体の飛躍とともに、地方紙やテレビ・ラジオでの報道をも通して、絵画展は星野闘争が100万人民と結合する端緒を切り開いた。
09年の全国総会は「労働組合の力で星野さんを取り戻そう」という大方針を確立した。この1年間の絵画展実行委員会には地域の労働組合やユニオンも参加し、星野闘争と労働組合との結合は着実に前進している。
 再審闘争の中で星野同志の無実は一層鮮明になっている。確定判決は完全に破綻している。にもかかわらず「星野は出さない」とする日本帝国主義の国家意思が再審・無罪―釈放の道を閉ざしている。この国家意思は階級の力=階級的労働運動の発展に依拠して闘えば必ず打ち砕ける。
 また労働組合は、国家権力に対して絶対反対を貫き新自由主義の攻撃を日々打ち砕いている星野同志とともに闘うことで、職場で資本攻勢に絶対反対で闘い、団結を形成・強化・拡大していくことができる。
 絵画展が切り開いた地平の上で、9・6徳島刑務所包囲デモが全国の星野救援会を始め戦闘的労働組合など720人の結集で大成功した。デモ隊の呼びかけは星野同志に届き、彼は「獄壁が薄くなったようだ」と語った。そして誰もが奪還の確信と展望をしっかりと握りしめた。

星野同志への報復処分許すな

 また、9・6デモは、全学連を先頭に闘われた安保国会闘争と一体でうちぬかれ、戦争絶対反対・安倍政権打倒の闘いの戦闘的発展の道を切り開いた。
 朝鮮侵略戦争が切迫する情勢下で、焦りに駆られて戦争法制定を強行した安倍政権は、安保国会闘争を最先頭で闘った全学連4学生を不当逮捕した。しかし弾圧とスパイ化策動は4人の完全黙秘・非転向の闘いを軸に、労働者人民の怒りの反撃で打ち破られた。
 この間、星野同志の獄中処遇が2類から3類に降格された。この処分は、全学連への弾圧と一体の、獄中41年、反戦を貫く星野同志の闘いと9・6デモへの安倍政権の危機感に駆られた絶望的な報復弾圧だ。全国の星野救援会と労組交流センターやユニオンの仲間は怒りに震え、反撃に立ち上がっている。
 降格処分には1ミリの正義もない。この不正義への怒りをバネに、さらに巨大な社会的反撃を組織して報復弾圧を粉砕し、星野同志解放へ攻め上ろう。

東京高裁、高検に怒りのデモを!

 星野同志は、物的証拠もなく、デモ参加学生6人のデッチあげられた「供述調書」を唯一の証拠に無期懲役とされた。その中でも核心的証拠とされたKr供述は、服の色で星野同志を殴打者と特定した。しかし、第1次再審で最高裁が服の色の誤りを認めたことでKr供述は完全に破綻している。
 東京高裁は直ちに再審を開始せよ。検察官は11人の現場目撃者の供述調書を始め、全証拠を開示せよ。東京高裁は三者協議を開催し、検察官に証拠開示を勧告せよ。
 11月29日、東京高裁・高検に怒りのデモをたたきつけよう。9・6徳島刑務所デモの切り開いた地平をさらに押し広げ、11・29全国集会に総結集しよう。

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今こそ星野文昭さんを取り戻そう
11・29全国集会
 11月29日(日)正午開場、午後1時開会
 星陵会館 (東京都千代田区永田町2―16―2/電話03―3581―5650/地下鉄・永田町駅6番出口から3分、赤坂見附駅11番出口から7分)
 ◎デモ 午後3時40分出発
 主催 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議

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