団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2704号06面03)(2015/11/02)


団結ひろば 投稿コーナー

高石さんを囲み動労千葉の闘いから学ぶ
 徳島医療福祉労組 原 祥吾

 10月23日、徳島市内で動労千葉争議団長の高石正博さんを招いて、囲む会を開催しました。高石さんからは、6・30最高裁判決の意義について語っていただきました。
 討論の軸は民営化・外注化の問題です。
 ある自治体職場では、「評価制度が来年度から施行されようとしている。組合としては、やれることをやって骨抜きにしていきたい」という意見が出ました。しかしこれでは「評価制度導入絶対反対ではなく、導入された後にいかにして骨抜きにするか」という路線になってしまいます。闘っていたとしても、「妥協点をどこに設定するか」という議論に終始してしまうと思いました。
 徳島医療福祉労組も、ボーナス50%カットを許さず、評価制度廃止と全額返還を求めて、労働委員会や職場で闘っています。賃金のカットや職場の団結の解体は、生活や命に直結する問題であり、被曝労働と同様に妥協点などありません。だからこそ、動労千葉がつくり上げた「絶対反対」と「階級的団結論」が重要だという確信をより一層強くした一日になりました。
 また、資本による組合員の切り崩し攻撃といかに対決するかについても、議論しました。高石さんからは、「職場のみんなも組合が闘うことで守られている。それが伝わる時が必ず来る」ということや、「今の時代に労働組合を立ち上げること自体がすごい。それだけで現状は変わる」「前に進めなくてもいい。闘うことで、これ以上後退させないということもある」という提起がありました。
 ご自身が闘った1972年の船橋事故闘争の教訓も交えながら、力強く、また明るく、まさに団結を総括軸として闘う動労千葉のあり方を生き生きと語っていただきました。
 動労総連合建設と労組の組織拡大に向け、これからもともに闘います。

国鉄集会を成功させ労組の無限の力確信
 多摩連帯ユニオン 徳永健生

 東京・三多摩では11月労働者集会に向け9月29日の八王子に続き、10月17日に国鉄集会を吉祥寺で開催しました。11月集会へ2回の集会を開催するのは初の挑戦でした。5千枚のビラを職場・街頭で配布しました。
 10・ 17集会前に「な全吉祥寺」の呼びかけでデモをやりぬきました。街頭からも参加者があり「安倍を倒せ」の怒りは充満していると実感しました。
 集会のメインは動労水戸執行委員の杉井文彦さんの講演でした。
 杉井さんは、職場である勝田車両センターでの被曝労働拒否闘争でJR資本に勝利した地平で青年労働者の組合加入をかちとったと報告しました。そして、「青年労働者を組織する決定的情勢だ。動労水戸の闘いを皆のスローガンに」と支援共闘会議の拡大を呼びかけました。
 次に、公安警察による不当弾圧をはね返した「オープンスペース街(まち)」の当該の2人の労働者が発言しました。「労働組合、『街』の利用者、地域の仲間の団結で安倍の弾圧をはね返し闘っている」と元気よく報告しました。
 基調報告は多摩連帯ユニオンが、「戦争と非正規職化に対し、ストライキで闘う多摩連帯ユニオンをつくろう」と明快に提起しました。
 さらに「君が代」不起立被処分者・根津公子さんのメッセージが紹介されました。合同・一般労組全国協からは、泉陽会分会が組合建設の展望を、多摩連帯ユニオンのダイエー分会とベストライフ分会がストライキで勝利した教訓を語りました。婦人民主クラブ全国協三多摩支部は女性の非正規職化を許さず闘うと決意を述べました。
 最後に主催者のまとめで、八王子集会と吉祥寺デモ&集会で延べ103人が結集したことが報告され、労働組合には無限の力があると全員で確認し、11・1集会への進撃を誓いました。
 集会全体を通して、動労千葉・動労水戸のように地域の希望となり、三多摩からゼネストをつくり出そうと決意する集会となりました。

東北大で4学生奪還緊急集会が大成功!
 東北大学学生自治会 A

 10月16日、仙台市の川内北キャンパス中央で東北大学学生自治会による「4人の仲間を取り戻そう! ストライキで戦争をとめよう!」緊急集会が開かれました。
 冒頭に参加者全員でシュプレヒコールをあげた後、学生自治会副委員長の司会で集会が始まりました。青野弘明副委員長は「4学生の逮捕は学生運動・反戦運動つぶしが目的の弾圧である」と今回の弾圧の本質を暴き、「学生はキャンパスから、労働者は職場からゼネストを起こし戦争を止めよう」と今秋ストライキ方針を宣言しました。
 その後、東京から駆けつけた斎藤郁真全学連委員長がマイクを握り、公安警察のスパイ化攻撃は戦時下弾圧だと厳しく指摘し、「平穏なキャンパス」「普段通りの授業」にこそ大学の戦争協力があるとキャンパス中に訴えました。
 さらに続いて、14日の勾留理由開示公判に駆けつけた1年生から、「裁判所と公安警察は一体だった」「三権分立どころか三権独裁だ」と、腐りきった裁判所への強い怒りが発せられました。
 全金本山労組の長谷武志副委員長からは、学生と労働者が連帯して闘ってきた歴史が紹介され、学生運動の爆発を期待して力強く喝を入れてもらいました。
 最後にもう一度シュプレヒコールをあげて、参加者全員が4学生の奪還へ再度決意を打ち固めました。集会中にも多くの学生と議論になり、この間討論をしてきた学生も集会に参加し、大成功でした。4学生奪還―東北大ストに向けて、東北大学生自治会は進撃します。ゼネストで安倍政権を打倒し、戦争を止めよう!

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