闘いは進む 青年の職場から 介護 弾圧うち破って組合つくる仲間ができた11月集会 東京  大空 茜

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週刊『前進』06頁(2706号03面04)(2015/11/16)


闘いは進む 青年の職場から
 介護 弾圧うち破って組合つくる仲間ができた11月集会
 東京  大空 茜


 職場に労働組合を立ち上げて苦節8年。ついに「労働組合を一緒につくろう!」と言える新たな仲間ができました。
■11・1集会チケットを職員の3割が購入
 今年の6月、私は不当な容疑をかけられ家宅捜索を受けました。資本はそれを理由に私を処分しようとしてきましたが、職場の仲間たちは「こんなのおかしい」「戦前の治安弾圧と一緒だ」と怒り爆発! それが処分を出させない力関係をつくりました。それはこの8年間、資本の組合解体攻撃にも負けず、低賃金・過重労働・人員不足で安全さえも守れない介護現場で、職場の怒りに依拠して資本と闘ってきた組合をみんなが見ていてくれたからだと思います。
 そして今年の11月集会に向かっては10月20日から10日間、集会への参加とチケット購入を呼びかけ、毎日2〜3時間、職員玄関の前に立ち続けました。その結果、声をかけた職員の約3割に当たる26人がチケットを購入してくださり、複数名で集会に参加することができました。
 「戦争も原発もよくないよね」「戦争は絶対に反対だから応援するよ」「労働組合は本当に大事だよ。頑張って!」など、安倍政権への怒りや労働組合への期待など、たくさんの励ましの言葉をいただき、心が温かくなりました。
 参加する人とは『前進』速報版を読み合わせたり、NAZEN埼玉作成の楢葉町のドキュメンタリー「とても帰れない」や全学連の映像を見たり、発言者の紹介などさまざまな情報を共有して集会に臨みました。
■青年の感想に感激
 後日、集会に参加してくれた青年労働者に「集会の報告ビラを作りたいので感想を寄せてもらえませんか?」とお願いしたところ、以下のような感想をいただきました。私はその内容にとても感激し、決意も新たに「労働組合を一緒につくろう!」と呼びかけました。青年は「今度はデモにも出たい」と言ってくれたので、来年の3・11は一緒に福島へ行きたいと思います。また集会を支えてくださったたくさんの仲間と本物の労働組合を一緒につくっていきたいと思います。以下、その青年の感想です。
 「組合の活動は時折耳に入ったり、地下掲示板での確認や広報紙を直接いただくこともあり、多少知る機会はありました。しかしながら、自分には深くかかわりがないのではないかという気持ちがあり、あまり意識をすることはありませんでした。そのような中、今回、集会に参加する機会をいただきました。会場では、組合の方々が企業や施設に対し改善を求めてきた成果、今後の活躍、放射線問題、安保法案等に対して皆で共通の理解を持ち、誰もが安全に、より暮らしやすい社会を目指そうとされているお話をうかがいました。知らなかったことが多くあり、勉強になりました。不十分な対策や環境の中、職員1人だけでは解決できず不満がたまってしまうことがあります。そのような時に、組合として、意見を伝え改善を求めていく必要があると感じました。まだまだ、知らないことは多くありますので機会があったらまた参加したいと思いました」

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