団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2721号04面05)(2016/02/08)


団結ひろば 投稿コーナー

自転車で2時間半、週2回『前進』を配達
 関東 大桑有紀

 『前進』の配達員を引き受けて1カ月になります。週2回発行を通した1万人読者網の建設、1千万労働者と結びついた党の建設が提起された時、立候補しました。
 1回目の配達では読者に直接あいさつし、初めて顔を合わせた人もいます。インターホンを通した私の説明がたどたどしくてセールスと間違えられたり、週2回発行を理解していて「ご苦労さま」と声をかけられたりしました。何回かポスティングしていると庭仕事中の家族の方と顔を合わせたりもします。「あなただったの。夫と誰かしらねえと話していたのよ。車に気を付けてね」と激励されたり、変則的な仕事の関係で定期的な手渡しが難しかった読者のお連れ合いに「かみさんがテレビの前で広げて読んでたよ」と言われ、配達の威力を感じてうれしくなりました。
 『前進』を受け取ったその日にできるだけ早く届けるようにしています。自転車で2時間半、雪の降った後はその倍。これを週2回続けるのは大変ですが、とても楽しい。何より読者の顔、地域の顔が見えます。労組拠点の建設を柱にソビエトを建設していくイメージがわいてきます。
 「文献、リーフレット......を迅速かつ規則的に伝達する仕事を整備し、組織し、受任者網というべきものをこの仕事に習熟させること――このことは......蜂起を準備する仕事の大半をなしとげることを意味する」(レーニン「一同志への手紙」)。3度目の世界戦争が迫る今、『前進』読者を拡大し配布網を網の目のように組織する闘いは急務です。

『赤旗』に対抗できる記事をと10万カンパ
 東北 T・O

 先日、ともに闘う仲間と『前進』を読み合わせました。印刷工場建設の特別財政カンパの訴えに応えて10万円の貴重なカンパをしてくれたSさんの感想文を紹介します。
 「今回の学習で、1930年代の世界階級闘争の教訓を学ぶことができ、現在の日本の戦争法案強行・戦争前夜状況にどう立ち向かえばいいのか、私なりに少し見えてきたように思う。未来世代の不幸を回避するためにも、今回学んだことを自覚的に留意し、同じ過ちを繰り返さないように努力しないといけないなと痛感させられた。それにしても世界のプロレタリア革命をつぶしてきた共産党スターリン主義の罪深さを、私の周りにもいる善良な知人の共産党員たちは知っているのだろうかと疑問に思った。
 資料中に〝『赤旗』読んでいて『前進』を買った人もいる......その人たちを獲得することはまったく可能〟との感想文が紹介されていたが、その通りだ。強権・安倍に振り回されている現在の日本では、多くの人びとが危機意識を抱き、その解決策を模索している状況にあると思う。『前進』週2回発行で情報提供を倍増するのは大いに時宣を得たものと感じた。
 なお、最近の『赤旗・日曜版』に目を通したら、各界の著名人が共産党提案の〝戦争法廃止の国民連合政府〟を激賞していた。一般読者にはかなり説得的な記事だった。これに対抗でき、事実が見える記事が強く期待される」
 Sさんの期待は労働者人民が『前進』を今だからこそ強く求めていることの表れです。職場・地域で読者を拡大したい。

甘利は国鉄闘争破壊の「4党合意」の中心
 牟礼浩志

 甘利経済再生相が金銭疑惑で辞任した。甘利こそ一貫して国鉄闘争の破壊に暗躍し、2000年4党合意の立役者だ。これで体制内党派とその組合・労働運動を総屈服させた。1047名闘争団がどれほど悔しい思いをしたか。これでブルジョアジーに認められ、安倍の盟友としてのし上がり、TPPの先頭に立ち、大企業の利益のために農林水産漁民・全労働者を貧困にたたき込み、揚げ句の果てが戦争。金はその見返り。「命より金」の新自由主義の体現者そのものだ。
 廃棄食品の横流し、スキーツアーバス事故で15人の死亡、東芝の不正経理。資本家どもは上から下まで腐りきっている。それを代弁する政治家も同じだ。労働者に「貧困と非正規」を強い、自分たちはそのあぶく銭でぬくぬくと暮らしている。月給十数万円の非正規の青年労働者の怒りと苦しみが彼らにわかるか!
 彼らにはこの社会を運営していく責任感も能力もない。労働者こそが社会の主人公だ。韓国では民主労総80万人が社会をよこせとゼネストに立っている。動労千葉と階級的労働運動派は最高裁判決「JRに責任あり」をかちとった。これをてこにJRを追い詰め解雇撤回・原職復帰の新たな闘いを爆発させよう。朝鮮侵略戦争の切迫下、国際連帯のゼネストで腐りきった新自由主義的帝国主義の打倒へ躍り出よう。

日韓労働者の連帯で「慰安婦合意」粉砕を
 M・Y

 昨年12月28日、日韓外相は、日本軍「慰安婦」問題について「最終的かつ不可逆的に解決されること」で合意しました。これは両国の支配層が歓迎することで労働者民衆には怒りの対象です。日韓労働者の国際連帯で粉砕しようと訴えたい。
 私は在日3世で、祖父母は幼い頃、植民地支配下の朝鮮から日本に渡ってきました。私自身も「慰安婦」被害女性―ハルモニたちの証言集会などにも積極的にかかわり、直接顔を見、証言も聞いてきました。その立場からも、この日韓合意を許せません。
 「合意」は、朝鮮半島での戦争に備え日米韓の同盟関係強化を狙う米国の意向も強く働いて行われました。会談後の岸田外相の「日韓そして日米韓の安全保障協力も前進する素地ができた」という発言に本質が表れています。日本の侵略戦争・植民地支配の事実を全否定し、戦争に突き進むためのものと言わなければなりません。
 日本政府が10億円を拠出し、韓国政府が財団をつくり被害女性を支援すると発表されましたが、日本側の責任を認めず韓国側に丸投げするものです。ましてソウル日本大使館前の少女像(正式名称は「平和の碑」)の撤去を要求することは、被害女性を始め「慰安婦」問題解決のため尽力してきた両国の市民への侮辱であり、許せません。被害女性たちを置き去りにした「合意」であることがこの要求からもわかるのではないでしょうか。
 パククネ政権の労働法制改悪や歴史教科書国定化と闘う民主労総と連帯し、全国各地で国鉄集会を成功させましょう。

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