団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2729号04面04)(2016/03/07)


団結ひろば 投稿コーナー

「京大弾圧許さない」と即日街頭で訴えた 徳島・星野救援会 仙田哲也

 3月1日夕、京大反戦スト弾圧に即応の救援街宣をしました。各地で安倍政権と公安警察による不当弾圧がかけられており、絶対に許せません。
 しかし、街頭に出て確信しました。逮捕させた側と逮捕された側、どちらに自分と同じ空気があるか。街ゆく誰もが知っています。この瞬間、6人の学生全員が、公安刑事と完全黙秘・非転向で闘いぬいている。そう思うと、救援のビラまきが誇らしい。「この時代にすごい若者たちが出てきました!」。
 寒風の中、帰路を急ぐ労働者から次々にビラが受け取られます。ある女性労働者は、「こんな学生さんを裁きたくない。自分が裁判所で裁判員を拒否したのは間違ってなかった!」と告げていきました。
 「戦争をさせない1000人委員会」の街宣と鉢合わせ。動員の組合員の皆さんに戦争絶対反対ではつらつと闘う全学連の姿が知れ渡りました。
 2・19星野面会・処遇改善要求行動で開始された2016年の星野救援運動は、全学連、動労総連合の闘いと一体です。全員無実、奪還!

1千万労働者人民の年金1年分が消えた
 さいたまユニオン S生

 GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)発表で昨年7〜9月期の運用成績は、過去最悪の約7兆9千億円の損失であった。
 1千万人のわれわれ労働者人民の基礎年金の1年分が消えうせたのだ! ふざけるな!
 そればかりではなく、年初の日経平均は6営業日続落で明白のように、その後も株価が下落しているので、さらに9兆円ほどの損失が新たに出ている。また株価が下落するとさらに年金資産が消えるのだ。
 安倍が掲げる「アベノミクス」は、今や誰の目にも完全に破綻していることは明らかではないか。今こそ私たち労働者人民は満腔(まんこう)の怒りを込めて弾劾しなければならない。年金を台なしにした直接の責任の一切は安倍にある。
 いま日本は「少子高齢化」が深刻化し、人口減に陥っており、経済成長する見込みもないどころか、われわれ労働者の実質賃金は4年も連続して下がり続け、さらに青年労働者の半分が非正規のワーキングプアに突き落とされており、結婚もできない現実があるではないか。
 労働者人民を生きさせられない、この腐り果てた最末期の資本主義に未来など1ミリもない。われわれ労働者が主人公の社会に変えよう。
 唯一の解決策は労働者人民による「プロレタリア革命」以外にはない。もう一刻も猶予はない。動労総連合・青年を先頭に闘う労働組合の団結を基礎に、参院選(衆参ダブル)勝利へ。
 階級的労働運動の強靭(きょうじん)なパワーで、極悪=安倍政権を打倒しよう!

国鉄闘争の勝利求め1047円をカンパ
 年金生活者 A

 私は年金生活者ですが、少ない給付金の中から、少しずつ1047円カンパを続けています。
 父は労働基準監督官でした。わたしが子どもの頃、「働く人を守る仕事につけて本当によかった」と語っていました。
 労働者を守る最後の砦 (とりで)、労働基準法をアベは骨抜きにしようとしています。中曽根のやった民営分割の「手順」、小泉ら日帝の先兵はそれにならい、本来国営であるべきさまざまな分野で攻撃をしかけてきました。
 国鉄闘争に勝利すること、これが今こそ求められています。1047人の解雇撤回、それを忘れないよう、私は1047円カンパを続けます。

杉井医師の講演集会「命を守る闘い」決意
 山梨 高橋梨香

 2月20日、甲府市内でふくしま共同診療所の杉井吉彦医師を迎えて「フクシマとつながろう!なくそう原発!講演会」が開催されました。
 山梨では毎年2月に3・11福島行動に向けて反原発集会に取り組んでいます。ここ3年は、春休み・夏休みに福島の家族を迎えて保養活動に取り組んでいる個人・団体を中心に、共同診療所の医師から福島の現実を学んできました。
 今回の講演で杉井さんは、震災から5年たっても福島の現実は何も変わっていないと話し、甲状腺がんの多発は認めつつ「放射線の影響とは考えにくい」と言い張る県民健康調査検討委員会や福島医大に対する批判を展開しました。特に「ミスター100㍉シーベルト」と呼ばれる山下俊一が今も福島の医療の実権を握っていること、検討委員会の秘密会が東京で行われていることを聞き、強い衝撃とともに激しい怒りがこみあげました。情報開示を請求してもメンバーの名前や病理組織の写真など肝心なことはすべて黒塗りとのこと、犯罪的です。
 メディアでは「野党共闘」が持ち上げられていますが、国会の議席配分が変わったくらいでここまで腐りきった社会の何が変わるというのでしょうか? おかしいことに「おかしい」と言い切り、反対を貫くこと。自分たちが暮らす社会(職場や地域)を根っこから変えていくこと。自分たちの闘いで展望を切り開くしかないとあらためて実感した講演会でした。
 参加者もみな熱心に聞き入り、質問や意見が活発に出されました。「命より金もうけ」の社会への怒り、保養活動を通じて育まれた信頼関係は確実に強く、深くなっていると感じました。
 講演会では3・11行動や改憲反対署名のほか、農民会議・山梨の結成集会や春闘学習会への参加も呼びかけられました。すべてが「命を守る闘い」です。一歩一歩進んでいきます。

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