団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2731号04面04)(2016/03/14)


団結ひろば 投稿コーナー

めざせ!〝毎号読了〟週2回で地区に変化
 神奈川 K

 『前進』の週2回発行は、私の地区に「小さな」変化をもたらしました。月曜号は車を持っている仲間が、交代で読者への配達をしています。
 これまで日常的な職場闘争に時間を取られ、正直「『前進』を読むこと」は後回しになりがちでした。(ホントは『前進』なしに闘えないのだけど......)
 でも、休日に同じ現場労働者のKさんやMさんが、時間を割いて道に迷いながら配っている姿を見れば、読まないわけにはいかない! みんながそんなふうに思い始めました。週2回化による〝団結〟の前進です。
 私たちの職場は、勤務時間があってないようなブラックな職場。文字通り〝目が回る〟忙しさです。それでも意識さえすれば時間をつくり出すことはできます。いつもは取れない休憩時間に読む、週に1回、職場を早く抜け出してマックでコーヒーを飲みながら1時間。それもありですよね。みんなが「読もう」とがんばっていることを支えに集中力を高め、『前進』で語れる自分にならなくっちゃ!
 『前進』は、労働者が主人公となる社会をめざして、現場の私たちが「なけなし」のお金を出し合い、編集局や印刷局、すべての同志の団結によって発行している労働者階級の新聞です。今いるところからみんなが一歩を進めましょう。
 「仲間がそれぞれ大変な状況であっても『前進』を読むことで路線を獲得し、『前進』を軸に仲間を増やし、闘っていること」を、力に変換して。
 めざせ毎号〝読了〟!

高速バス運転手の話で現場の怒りを実感
 Y・H

 2月、国鉄集会に参加するために高速バスを使った。数時間の行程だ。席は運転手がよく見える一番前。途中、列車が止まるほどの強風で車体がグラグラ揺れた。運転手は必死でハンドルを操作していた。
 サービスエリアに入り10分間の休憩。私が「風が強くて、運転大変そうでしたね」と話しかけたら話がはずんだ。
 運転手さんによると状況はこうだ。
 「スキーツアーバスの事故以来、内部規律が厳しくなった。以前は高速道路で100㌔出してもよかったのが、95㌔までとなり、休憩時間もきっちり10分とることになった。運行過程はコンピューターに記録される。基準給料を1000円とすると、守れば500円アップ、破ると500円ダウンされる。しかし、運行スケジュールは以前のまま。おかしいよね」「規則を守ると、どうしても到着時間が遅れる。帰路の出発時刻は、これまでと同じ。車内やトイレ掃除、車の点検、食事をしていると休憩時間が短くなり、出発時間までに疲れが取れない」「疲れているので運転手は早く着こうとスピードを出してしまう。でも乗客と自分の命、家族の生活がかかっているから、自分は安全運転するけどね」「うちは大手だからいい方。600㌔以上は、運転手を2人つけなければいけないけど、小さな会社では、正式の運転手は1人だけで、もう1人は研修中の元タクシー運転手を一番後ろに座らせている所もあるよ」(1人で運転を通すのか?)
 Tバスと言えば、昔は春闘でストライキをよくやっていた。今、体制内組合は資本の立場に立ち、闘いを放棄し、すべての矛盾を現場労働者に押し付けている。現場労働者は怒っている。
 『前進』を渡したかったけれど余分を持ち合わせていなかった。残念!

動労水戸・照沼さん招き3・11へ横浜で集会
 NAZEN神奈川 中村省造

 2月27日、横浜市においてNAZEN神奈川の主催で「すべての原発いらない神奈川集会」が行われた。動労水戸の照沼靖功さんが講演し、青年労働者中心の活発な質疑討論で大成功した。
 司会の自治体労働者は、職場に新たに配属された人が原発事故からの避難者で、この集会に誘ったと報告し、意気高く集会を始めた。
 照沼さんは、被曝労働拒否の闘いは現場労働者の切実な思いに応えた闘いであり、普遍的意義を持つ闘いであることを語った。JRは2011年10月、放射能に汚染されたK544編成の車両を勝田車両センターに移送し、交番検査を行うという方針をうちだした。動労水戸はストに決起し、K544の清掃作業と交番検査を中止させた。
 当時東労組に所属していた照沼さんは、「交渉、交渉」としか言わない東労組のあり方に疑問を感じ、K544反対闘争に決起し、悩みぬく中で「後悔しないように」という家族の後押しもあって、動労水戸に入った過程を生々しく報告した。
 さらに、常磐線の竜田延伸、全線開通に対する闘い、動労水戸支援共闘への参加を訴えた。最後に、「動労神奈川の時廣組合員の解雇撤回・非正規職撤廃の闘いに立ち上がろう」と呼びかけた。
 NAZEN神奈川代表の西田貴広さんが集会の基調として、「被曝労働拒否を闘う労働組合の闘いが、全労働者に拡大していくことの中に、原発をなくす大きな展望がある。福島の怒りと結びつくために、3・11反原発福島行動へ大結集しよう」と提起した。
 続いて、動労神奈川、教育労働者、自治体労働者、合同労組かながわ、東電デモ・保養を担っている労働者、婦人民主クラブ全国協からの発言を受けた。
 全原発を廃炉へ、3・19神奈川国鉄春闘集会とともに3・11反原発福島行動に職場・地域で年休をとって立ち上がることを誓い合った。

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