6・19沖縄県民大会 6万5千人「基地なくせ」 ゼネスト訴え『前進』1万部

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週刊『前進』02頁(2758号01面03)(2016/06/23)


6・19沖縄県民大会
 6万5千人「基地なくせ」
 ゼネスト訴え『前進』1万部

(写真 「怒りは限界を超えた」のメッセージボードを掲げ、米軍基地への怒りを示す6・19沖縄県民大会の参加者。全基地撤去・日米安保粉砕までやむことない新たな闘いが始まった【那覇市】)

 6月19日、「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し、海兵隊の撤退を求める県民大会」が那覇市奥武山公園の陸上競技場で開催され、6万5千人が集まった。会場に入りきらず、多くの人が会場の外にあふれた。
 女性殺害事件を受け、沖縄では米軍基地に対する激しい怒りが巻き起こっている。日々、おびえて生活せざるを得ないことへの根底的な怒りが、「すべての基地を撤去しろ!」の声となり、沖縄の闘いは完全に新たな段階に入った。
 革共同沖縄県委員会は労働者同志を先頭に県民大会に参加し、会場では「沖縄全島ゼネストへ」と訴える『前進』2756号を1万部、参加者に手渡した。沖縄大学学生自治会のビラも2千枚が配布された。「ゼネストで全基地撤去を」の呼びかけに多くの大会参加者が共感し、次々と『前進』を手にとった。
 県民大会は1分間の黙祷(もくとう)で始まり、被害者の父親からのメッセージが代読された。「米軍人、軍属による事件、事故が多い中、私の娘も被害者の一人となりました。被害者の怒りは計り知れません。次の被害者を出さないためにも全基地撤去、辺野古新基地建設に反対。県民がひとつになれば可能だと思っています」との訴えが、多くの参加者の胸を打った。
 大会参加者は「怒りは限界を超えた」のプラカードを掲げ、激しい抗議の意志を示した。会場では子どもを連れた母親、父親の姿も目立った。
 大会終了後、沖縄労組交流センターの呼びかけるデモが行われた。IJBS(日本IBM・ビジネスサービス)労組の富田晋委員長と沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長がデモの先頭に立った。ゼネストを訴えるデモ隊に周囲からは拍手が送られ、飛び入りの青年労働者も加えて県庁前までのデモを行った。
 国鉄闘争と一体で闘う労組拠点を建設し、沖縄全島ゼネストを実現しよう。7月参院選に勝利し、全基地撤去と革命へ進もう。
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