闘いは進む 青年の職場から 給料が安い!時給制ふざけるな! JR関連 関東 早塚真太

発行日:

週刊『前進』04頁(2847号02面05)(2017/05/29)


闘いは進む 青年の職場から
 給料が安い!時給制ふざけるな!
 JR関連 関東 早塚真太


 私はJR関連企業で清掃をしている労働者です。列車や駅の清掃をしています。
 一番に訴えたいのは、給料の安さです。手取りが月10万円を切るほどの低賃金の人もいます。これで生活できるはずがありません。そのことについて、会社幹部は私たちに向かって「私なら10万円なら10万円なりの生活をする」と言いました。本当にふざけるなという思いです。
 幹部連中は、JRからの天下りがほとんどです。現場のことなど、まったく理解していないのに高給を受け取る連中です。職場を支えてきたのは現場で働く私たちです。
●将来設計も難しい
 この間、それまで月給制だった賃金が時給制に変えられてしまいました。時給制になると賃金が安定せず、将来設計をすることも難しくなります。職場の仲間も、「月給制の清掃会社だから入社したのに」と言っていました。労働者に良いことはなく、本当に大失敗としか言えません。
 特に夜勤者にとっては、普段の出勤時間が午後6時であるのに、休みの日の前日の夜勤は午後3時30分に出勤しなければならなくなりました。
 通常の夜勤は、勤務終了が午前0時を過ぎます。しかし会社は午前0時をまたいだ勤務を指定すると、次の日を「休日」扱いにできなくなります。そのため、休みの日の前日の夜勤は午前0時までを通常の勤務時間、それ以降を超勤として計算していました。月給制なら、午前0時までの勤務が「1日分」として計算されます。
 しかし、時給制では働いた時間分しか賃金が出ません。休みの日の前日の夜勤も午後6時出勤のままにすると、賃金が下がってしまうのです。
 会社は、「時給制にしても賃金は下がらない」と説明していました。そのウソをごまかすために、勤務時間を長くしたのです。このせいで特に夜勤専門の労働者の負担がとても大きくなってしまっています。
 勤務終了は、終電後です。始発列車まで待って帰らざるをえない人は、家に帰ってもゆっくり休む時間もありません。その中で、一番疲れる休み前の最後の日の出勤時間が早くなってしまう。体を壊して当然の状況です。
●5年で解雇に反撃
 さらに、会社は契約社員の契約期間を最大5年に制限し、面接などで合格した人だけを無期雇用にするとしてきました。何十年と働いてきた人たちに対して、会社が選別して解雇しようなんて絶対に許せません。しかも、合格しても時給制のまま、雇用期間が無期雇用になるだけです。
 組合の団体交渉で闘って、会社に反撃し、労働者の結束はすごいものだと感じています。私も労働組合の団結でがんばりたいと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加