赤尾繁男同志を追悼する 血債主義と闘いぬいて水平同盟の建設に尽力 革共同東大阪地区委員会

週刊『前進』04頁(2847号04面02)(2017/05/29)


赤尾繁男同志を追悼する
 血債主義と闘いぬいて水平同盟の建設に尽力
 革共同東大阪地区委員会

 プロレタリア世界革命に人生をかけ、全国水平同盟西郡支部の事務局員として全身全霊で全国水平同盟建設に取り組み、共産主義者・革命家として闘っていた赤尾繁男同志が亡くなった(享年66)。東大阪地区党にとってなくてはならない同志であり、4月22日に届いた突然の訃報(ふほう)は残念でなりません。
 赤尾同志は1969年、姫路工業大学に入学すると直ちに革命家として生きることを決意し、中核派に結集しました。
 91年頃、東大阪地区党に移籍。とりわけ西郡住民の住宅追い出し絶対反対の決起に感動し闘いに獲得され、全国水平同盟結成に決起しました。血債主義と闘い、国鉄闘争を軸に闘う八尾北医療センター労組の闘いにプロレタリア革命の展望をつかみ、八尾北労組を軸とした西郡支部建設の先頭で闘ってきました。
 西郡支部は、応能応益家賃制度を国鉄分割・民営化と一体の新自由主義攻撃としてとらえ、家賃を供託し絶対反対で闘いました。分納=屈服路線をとる全国連と決別し、13年に全国水平同盟を結成。赤尾同志は地区党の団結と議論のもと住民との路線議論を深め、貯金差し押さえ弾劾裁判、住宅追い出し弾劾裁判、不当な仮執行宣言付判決への国賠裁判の三つの住宅裁判と、八尾市の八尾北医療センター廃院攻撃と闘った八尾北裁判を支えました。8家族との団結を強め、今日の全国水平同盟の更地化粉砕、住宅闘争論を確立する上で大きな力を発揮しました。この地平は植木団地闘争、崇仁・東三条闘争に引き継がれています。
 赤尾同志は、全国連や部落解放同盟の部落差別は「身分差別」「封建遺制」など「プロレタリア革命をやっても差別はなくならない」との考え方を批判し、「労働者階級への分断・団結破壊」と確信し、新しい狭山闘争を熱く語っていました。今、狭山闘争がゼネスト―革命を切り開く闘いとして爆発しようとしているとき、誰よりも本人が悔しい思いだったでしょう。
 西郡支部員から「最近赤尾さんも変わってきた。よく人の意見を聞くようになった。本当に残念だ」という声を聞きました。党建設、支部建設と格闘する同志を見る思いです。
 赤尾同志、私たちはあなたの遺志を継ぎ、朝鮮侵略戦争の切迫と到来した革命情勢を、この1、2年で革命に転化することを誓います。赤尾同志、いよいよ赤鬼のごとく立ち、赤旗を打ち振って、われらの闘いとともにあれ!

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