被曝と帰還の強制に絶対反対! 北島候補先頭に労働者の団結を

週刊『前進』02頁(2856号02面02)(2017/06/29)


被曝と帰還の強制に絶対反対!
 北島候補先頭に労働者の団結を

(写真 「議事堂レストランは解雇撤回せよ」【6月21日 都庁前】)

小池に団交要求
解雇撤回へ都労委申立

 「TOKYO都庁議事堂レストラン」で働いていた非正規職労働者の柿沼庸子さんは、小池知事が都営住宅から福島原発事故の避難者を追い出すことに反対し職場で署名を集め、汚染地域への帰還強制に対する福島現地での反対行動にも参加しました。その直後の4月3日、出勤すると「今日から来なくていい」と言われ、突如解雇されました。
 柿沼さんは避難者とともに声を上げ、都が業務を外注している職場に労働組合をつくろうとしていました。小池知事はそのことを恐れて、レストランを運営する「株式会社はなまる」に解雇させたのです。
 東京西部ユニオンは解雇撤回を求め、6月21日、東京都労働委員会に不当労働行為を申し立て、受理されました。そして最大の責任者である小池知事に団体交渉を申し入れました。

子どもの命守りたい
 被解雇者 柿沼庸子さん

 この国は今、福島の原発事故をなかったことにして、オリンピックだと騒いで、みんなの血税を私物化して、自分たちの好きなことに湯水のように使っている。人の命を虫けらのように扱って、自分たちさえ良ければいいというあり方が、今の安倍や小池なんです。
 私は一人の親として、子どもの命を守りたいと思って声を上げました。私は絶対、黙りません。一人ひとりが隣にいる仲間と手をつないで、闘う労働組合をよみがえらせて、こんな社会を本当にひっくり返して、安倍と小池を監獄にぶち込んでいきましょう。
 北島さんとともに、この世の中をすべて変革するための、私たちの、労働者のための政党をつくっていきましょう。

避難者を追い出す小池
福島と共に闘う議員を
 ふくしま共同診療所院長 布施幸彦さん

 ふくしま共同診療所は、2011年3月11日の福島原発事故を受け、被曝した福島県民の健康を守るために、2012年より福島市で甲状腺エコー検査などの診療を行ってきました。
 1986年のチェルノブイリ原発事故と同じように、福島県では事故後6年間で放射能汚染により小児甲状腺がんが191人と多発しています。福島県は、これまで子どもたちの甲状腺がんを早期発見し治療するために、子どもたち全員を対象に甲状腺エコー検査を行っていましたが、昨年からこの検査を自主検査に縮小し、いずれ中止しようともくろんでいます。
 また福島県は、今年3月をもって、県外に避難している「自主避難者」への住宅補助を打ち切りました。それを受けて東京都は、都内の「自主避難者」を都営住宅から追い出そうとしています。
 また政府と福島県は、原発事故がまったく収束しておらず、再爆発する可能性もある危険な廃炉作業が続いているのに、原発周囲の高汚染地区の避難指示を次々と解除し、県内外に避難している人びとを高汚染地区に帰還させようとしています。
 私たちは、政府と福島県当局によるこのような非人道的な政策をやめさせ、すべての人びとの健康と生活を守るために、①甲状腺エコー検査の縮小に反対する、②避難指示解除と帰還の強制に反対する、③避難者への住宅支援打ち切りに反対する、の三つの要求を掲げて「被曝と帰還の強制反対署名」を全国で行ってきました。北島さんは都内に避難している「自主避難者」を守るために、東京で、杉並区で、署名に取り組んでいます。
 北島さんが都議会議員になれば東京の「自主避難者」の最も強力な味方となります。北島くにひこさんの当選こそが福島県民と連帯する道です。

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