10・31狭山集会に集まろう 石川一雄さんと連帯し再審を

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週刊『前進』04頁(2887号04面02)(2017/10/23)


10・31狭山集会に集まろう
 石川一雄さんと連帯し再審を


 無実の部落民・石川一雄さんに対する東京高裁・寺尾裁判長の無期懲役判決から43年目の10月31日を迎えようとしている。朝鮮侵略戦争の切迫下で「この国に革命を」と国際連帯をかけて闘った衆院選決戦を引き継ぎ、10月28〜31日に東京、広島、関西で開催される10・31狭山集会に結集しよう。9月末に発せられた東京集会へのアピールを掲載します。(編集局)

戦争挑発する安倍を監獄へ!

 安倍は北朝鮮に対し「対話は無駄骨、必要なことは圧力」とトランプと連携して「核戦争」を宣言した。森友・加計事件、政権内腐敗への怒りが収まらない。打つ手のない安倍は政権延命にあがき、「北朝鮮の脅威」を大々的に宣伝している。9月28日、臨時国会冒頭に衆院を解散し総選挙を行い、18年中に改憲の発議を行うとしている。
 米日韓の共同演習が連続的に行われ、新たに迎撃ミサイルシステムを男鹿と佐渡に配備することを計画中。防衛省は過去最大(5兆2551億円)の防衛予算を決定した。三菱重工、日立製作所などの軍需産業資本がそこに群がろうとしている。戦争を仕掛けているのは日本とアメリカだ。安倍もトランプも政権崩壊の危機にあるからだ。総選挙闘争に総決起し、安倍を監獄にぶち込め!

狭山闘争の力で戦争はとめられる!

 下山鑑定は狭山事件が権力犯罪であることを明らかにした。殺人犯にでっち上げ、無実の石川一雄さんを無期懲役にした東京高裁・寺尾判決を完全に覆す決定的な証拠だ。石川さんの54年にわたる、「真実は一つ」「全証拠を開示せよ」の国家権力との不屈・非和解の闘いが引き出した「鑑定」だ。下山鑑定を武器に石川さんの再審無罪を絶対に勝ちとろう。
 朝鮮侵略戦争をとめる闘いが狭山闘争だ。狭山闘争は70年代の労働者階級の決起を生み出した。UAゼンセンを先兵に連合をつかった狭山解体の安倍のたくらみは粉砕され、戦争・改憲情勢下、国家と資本による階級分断を打ち破る新たな狭山闘争が開始された。都労連、自治労、教育現場で労働者が闘いを開始した。そして、都庁レストラン闘争が闘われている。職場の団結攻防と一体の闘いが狭山闘争だ。
 職場・地域で闘うみなさん! 10・28狭山集会(全水道会館)に結集を呼びかけます。

11・5一万人大行進・銀座デモに立とう!

 「国労、総評を解散に追い込み、立派な新憲法を床の間に安置する」と言った中曽根首相(当時)と安倍は同じだ。狙いは労働組合の解体だ。共謀罪強行も改憲反対の運動を圧殺するためだ。この改憲攻撃を国鉄分割・民営化反対の30年の闘いがとめてきた。
 連合が揺れ始めた中で「改憲阻止!」の大号砲が鳴った。「動労総連合1047協議会」の結成だ。「1047名解雇撤回を貫く。中曽根や安倍を監獄にぶち込む組織と運動を自分たちでつくる」と立ちあがった。
 安倍・小池、連合の進める「働き方改革」・労働法制解体攻撃を打ち破る闘いが闘われている。都営交通の民営化阻止の闘いだ。安倍と一緒に小池を打倒しよう。「働き方改革」は改憲そのものだ。改憲攻撃は条文をめぐる攻防ではない。「二度と戦争を許さない」という労働者の思い、闘いこそが改憲を阻止する力だ。安倍は労働者階級の決起に心底震えあがっている。11・5日比谷野音に結集しよう。改憲阻止一万人大行進に立とう! 国際連帯で戦争をとめよう!

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10・31寺尾判決43カ年糾弾! 狭山第3次再審闘争勝利! 狭山集会
●東京
 10月28日(土)午後6時30分
 全水道会館(文京区本郷1―4―1、JR水道橋駅東口1分)
 主催・部落解放東日本共闘会議、全国水平同盟杉並支部
●広島
 10月29日(日)午後2時
 いきいきプラザ(広島市西地域交流センター、西区福島町1―19―12)
 主催・部落解放広島共闘会議
●関西
 10月31日(火)午後7時
 八尾市・西郡第3集会所
 主催・全国水平同盟、八尾北医療センター労働組合、関西労働組合交流センター

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