団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』04頁(2995号04面03)(2018/12/03)


団結ひろば 投稿コーナー

「大行進」山陰実行委を結成
 「改憲・戦争阻止!大行進」山陰実行委員会事務局長 青木 博

 11月24日、島根県松江市の市民活動センターで「改憲・戦争阻止!大行進」山陰実行委員会の結成集会をかちとりました。これを土台に山陰地方でも労働者民衆の新しい運動をつくりだし、改憲と戦争を阻止する大きな力へと飛躍することを決意しています。
 安倍政権の改憲・戦争への突進に対し全国の労働者民衆が続々と反対に立ち上がっています。山陰では被爆73周年8・5国際連帯集会―8・6ヒロシマ大行動を共に闘った島根人類愛善会の松浦武生会長ととめよう戦争への道!百万人署名運動山陰連絡会の福間育朗さんが共同呼びかけ人となり、大行進実行委員会の結成へ取り組んできました。
 8月から11月まで6回の準備会合を重ね、運動のあり方・進め方を真剣に議論する中で、人類愛善会の組織参加が決定され、実行委員会の連絡事務所を愛善会に引き受けてもらうことになりました。また事務局構成団体に動労西日本に加わってもらうなど、労働運動・労働組合と一体となって闘う陣形の基礎づくりを進めました。
 そして、臨時国会での安倍政権の焦りに満ちた攻撃の激化に対して、11・4集会をもって改憲阻止決戦の本格的火ぶたが切られる中で、山陰での闘いもスタートすることになりました。
 11・24結成集会は、新しい顔ぶれも多く26人が参加し、午前中の松江駅前街頭宣伝を含めて、山陰大行進の最初の取り組みとしては大成功でした。
 名古屋からお招きした北村栄弁護士の「今、本当に憲法改正は必要か?〜自衛隊明記の真意を探る〜」の熱のこもった講演と事務局の基調報告を軸に、改憲・戦争を阻む運動の広がりをどうつくっていくか、活発な意見交換で盛り上がりました。
 最後に、動労西日本米子支部、島根人類愛善会、百万人署名運動山陰が決意を表明。呼びかけ人のまとめと行動提起で今後の活動方針を確認し、結成集会を締めくくりました。
 全国のみなさん! 星野文昭さん奪還と一体で、改憲発議絶対阻止・安倍打倒へ、今こそ総決起していきましょう。

韓国の闘争も僕らと一緒だ
 大阪・自治体労働者 志川隆一

 2年ぶりの訪韓闘争。ゼネストとキャンドル革命でパククネ政権を打倒した全く新しい情勢の中での訪韓でした。何より感じたのは、ムンジェイン政権による労組の闘いを解体する攻撃や南北会談情勢の中でも、現場労働者は闘いの手を緩めることなく、意気軒高と明るく闘い続けているということです。
 11・10労働者大会の前日から会場周辺の道路は一部封鎖されて大型画面が設置されました。当日は光化門前の一番のメインストリートを完全に占拠。「ゼネストへ」「労組活動の権利」を掲げての大集会。集会の中心には学校非正規労働者。ほとんどが女性です。
 ファインテックの高空籠城(ろうじょう)闘争の現場(写真)は、1年以上の厳しい籠城闘争にもかかわらず、悲壮感はなく、チャガンホ支会長がニコニコして迎えてくれました。公務員労組の労働者は青瓦台の目の前にテントを張って座り込み、100人を超える被解雇者の解雇撤回がすぐそこまで来ているとうれしそうに語っていました。
 旭硝子の青年労働者の話も聞きました。テント籠城場を拠点にして、毎日職場前で宣伝行動。女性の休憩室を勝ち取る闘争を通じて、ビラまきの反応が全然変わったと聞きました。僕らの職場闘争と一緒だ!
 民主労総の労働者の中ではっきりしているのは、「まだ何も解決していない」ということです。旭硝子の青年たちは、労働者大会の翌日から警察権力の弾圧との激しい実力闘争に入っています。これがムンジェイン政権の正体です。日本でも、全学連や関西地区生コン支部への弾圧はさらに拡大していますが、まったく一体の攻撃です。
 党派闘争とは、革命に向かって労働者が大量に動き出す中でこそ問われるということがわかりました。我々が韓国・民主労総から多くのことを学んでいるのと同時に、日本における階級的労働運動と革命党の発展が、韓国の労働者の闘いの行く末をも決する位置にあると思います。日韓連帯の前進が世界革命を切り開くことを確信しました。
 最後に、デモ行進参加から食べ放題のお昼ご飯まで、忙しい中、受け入れ態勢をつくってくれた民主労総の同志に感謝します!

西川重則さんが熱込め講演
 改憲・戦争阻止!大行進三多摩実行委員会 内田晶理

 11月23日、東京・国分寺市内で「戦争は国会から始まる」と題した改憲阻止学習会を行いました。メインは、とめよう戦争への道!百万人署名運動の事務局長で改憲・戦争阻止!大行進の呼びかけ人の西川重則さんの講演です。
 西川さんは、「(ビルマで戦病死した)兄は天皇に殺された。『満州事変』は日本軍が鉄道を爆破したのに昭和天皇は『問題は中国にある』とひどい勅語を出した。真実を学ぶことが奪われ、やむを得ない自衛戦争と教えられた。労働組合は産業報国会に変えられ、『お国のために働け』と戦争に協力させられた」と無念の思いを語りました。
 そして、20年に及ぶ国会傍聴の経験から、「国会が悪法をどんどんつくっている。このままでは再び侵略戦争が始まる」と警鐘を鳴らし、2020年新憲法施行を目指す安倍との闘いの重大性を強調。「安倍打倒のためにも9条をはじめ憲法全体に習熟を。国際連帯で戦争を止め、平和を創り出そう」と訴えました。
 講演を受けて活発な質疑と討論が交わされました。母娘2人は、「母は空襲被災者。何か形にして語り継ごうと画集をつくった。戦争体験者として共闘したい。なんでもやる」「語り部をずっとやってきた。町も人も燃えた空襲のことをぜひ知ってほしい」と持参した空襲体験画集を紹介。
 日本機械工業労働組合の山口弘宣委員長は「八王子でも大空襲があり多くの人が死んだ。日機の先輩の体験談を読み返して組合で『戦争してはいけない』と訴えている。改憲の正体は戦争。止める力は労組にある」と報告しました。
 「時間はないが運動は広げられる」「一人でも多くの人に伝え、一刻も早く安倍を打倒したい」など、多くの思いが出されました。
 最後に、第9次横田基地公害訴訟の判決期日の傍聴や臨時国会闘争など今後の方針を確認し、改憲絶対阻止の決意を固めました。

戦争体験、絵で後世に伝える
 東京 H・U

 国会の傍聴を20年続けている西川さんにお会いしたくて、静岡空襲の体験者の母と一緒に11月23日の講演会に出かけた。
 まず驚いたのは「教育と戦争」というDVD上映。戦中の小学生への「天皇の赤子にな〜れ」教育の強制。これは貴重な資料だ。どこで発掘してきたのだ? 息子や友達に今すぐ見せたい。三多摩の実行委員の熱意と収集力に感謝。
 さて、西川さん。静かな語り口。思いはストレートにこちらに響く。甲種合格の健康優良青年だった兄が「終戦後1カ月」でビルマで病死。悲しみのどん底で湧き上がる疑念。なぜ? 誰がこんな目に? どれほど無念だったか。その思いは、西川さんに「天皇に殺された」と言い切らせる。さらに、戦争は国会で始まる。だからこそ国会の監視、報告、憲法の学習が遺(のこ)された者の義務だと説く。原点はここだ。
 遺された者たち。それは、戦後生まれの私たちもそうだ。もう我慢できず、立ち上がった。空襲で地獄を見た母は、体験を後世に語り継ぐべく、画集を仲間と出版した。その本を皆さんに見せ、戦争の愚かさを形に残して訴えていこうと発言した。西川さんが国会の報告を文章として残し、憲法の学習を著書にして広めているように、私も母の悲惨な体験を子どもに伝えている。
 いつか来た道に戻らぬ努力は一人ひとりができる。緊急事態条項は、国会の死、地方自治の死、基本的人権のはく奪。つまり民主主義の死を招く。内閣はいつでも「政令」が出せ、これに背く者は監獄行きだ。戦争反対を叫ぶことのどこが犯罪だ? 堂々と声を上げ続けよう。切れ目なく。あきらめずに。
 帰りの電車の中。「平和は与えられるものではない。創造していくもの」という西川さんの言葉が、私の胸の深いところに穏やかにしまわれていった。

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