広島で避難・保養・医療交流会 保養中の親子も参加 各地の活動と課題を報告

週刊『前進』02頁(3059号02面05)(2019/08/15)


広島で避難・保養・医療交流会
 保養中の親子も参加
 各地の活動と課題を報告


 8月5日、広島市の会場で避難・保養・医療全国交流会を開催しました(写真)。NAZENヒロシマが呼びかけ、ふくしま共同診療所の布施幸彦院長、杉井吉彦医師、全国各地の保養受け入れ団体、広島安芸太田に保養に来られている親子、子どもたちを含めて40人あまりの参加でした。
 NAZENヒロシマの室本けい子さんの司会で進めていきました。
 福島の現状について、ふくしま共同診療所の布施院長が報告。福島はいまだに「原子力緊急事態宣言」が発令中で、被曝線量の限度を上げているのが現状です。年間被曝線量20㍉シーベルト以下で帰還させ、オリンピックを開催しようとしている。その中で、「ふくしま共同診療所と共にあゆむ会」が発足したことが報告されました。診療所と「共にあゆむ会」であり、被曝についての声を出し合える場として、自主的な活動をこれから予定されているそうです。具体的には、「放射線副読本」についてや、甲状腺エコー検査画像の見方についての学習会を行ったり、申し入れを行ったり、健康手帳を作るなどと相談されているそうです。
 保養参加のお母さんが「低線量被曝が気になっている。一番大事な子どもたちの命を守るため、できることは何でもする」と話し、参加した小学生は「原発は危険、地球を破壊する」と、安倍政権への批判の思いを出しました。長崎、東京、山梨県都留市など各地の保養活動や課題の報告がありました。
 広島から教職員100人声明運動と連携した「放射線副読本」学習会、県教委への申し入れ行動、8・6をめぐる拡声器規制との対決も報告。また、動労水戸からの常磐線全線開通阻止反対集会に向けたメッセージを紹介しました。
 最後のまとめとして、NAZENヒロシマ呼びかけ人の渡子健さんが、「広島では被団協が『死んだ人間まで元に戻せ』という原則をもって闘ってきた。しかし、いまだに70年かかっても追及しきれていないというじくじたる思いがある。広島・福島は同じ課題に団結して声を上げていきましょう」と締めくくりました。
(NAZENヒロシマ事務局・矢田三恵)

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