洞口区議先頭に新たな挑戦へ
　都政を革新する会
　新春旗びらきで団結

　１月13日、東京・杉並区の荻窪タウンセブンで都政を革新する会の「２０２０年新春旗びらき」が１００人を超える参加で開催された。昨年の杉並区議選勝利（洞口朋子さんが３２７５票の得票で18位当選）の快挙をばねに、安倍政権や杉並・田中区政と対決する新たな挑戦に乗り出す気迫が会場全体にあふれた。
　冒頭、洞口朋子区議の議会活動を特集した「前進チャンネル」の動画を上映。続いて主催者あいさつに立った元都議会議員の長谷川英憲さんは、「田中区政が推進する阿佐ケ谷駅北東地区再開発計画に対し、党派の枠を超えた広範な住民の反対運動が始まっている。一緒に闘って勝ちたいという声が上がっている。２０２０年、改憲・戦争の安倍政権に対する怒りの声はさらに大きく広がります。都革新は洞口さんを先頭に全力で闘っていきます」と語った。
　議員として２年目の闘いに入る洞口朋子杉並区議があいさつに立ち、「田中区長に住民の怒りの声が拡大している。私もその先頭で断固闘う決意です。どんどん街頭に出て社会の不条理に怒る人々とつながっていきたいと思います」と決意表明（要旨別掲）。会場が大きな拍手で応えた。
　来賓あいさつとして、三里塚現地闘争本部の野地川泰介さんが発言に立ち、市東孝雄さんの農地を守るための裁判闘争と３月29日の三里塚全国集会への結集を呼びかけた上で、「議会で闘う洞口さんに勇気づけられています。今年もよろしくお願いします」という市東さんのメッセージを代読した。
　続いて動労千葉の中村仁書記次長がマイクを持ち、「私たちも一昨日旗開きを行い、昨年の大会で確立した関道利委員長体制のもとで新たな闘いを開始しました。ＪＲでは今、運転士・車掌という職名を廃止する攻撃が狙われています。動労千葉は労働者の誇りをかけて絶対反対で闘います」と宣言、２・16国鉄集会への結集を呼びかけた。

安倍や田中区政と断固闘う決意

　阿佐谷南在住で再開発反対運動を闘っている山本晁重朗さんの景気のいい音頭で乾杯。しばし歓談の後、参加した団体や地元住民からアピールが行われた。星野さんを取り戻そう！杉並・高井戸の会、東京西部ユニオン、ストップ！再開発すぎなみ、全国水平同盟杉並支部、合同・一般労働組合全国協議会、さらには都革新を応援する区民、学生が次々とマイクを握り、改憲・戦争の安倍政権や住民無視の田中区政と断固闘う決意と思いを語った。
　都革新事務局長の北島邦彦元杉並区議がまとめとして「今年は都革新にとっても飛躍の年。洞口区議を先頭に労働者住民の団結をつくり、戦争絶対反対を貫いて様々な行動を起こしていきたい」と抱負を語り、最後に団結ガンバローでしめくくった。

田中区政に絶対反対貫く
　杉並区議会議員　洞口朋子さん

　昨年は選挙戦の応援や当選後の議会傍聴など様々なご支援や激励、本当にありがとうございました。知名度ゼロからの出発でしたが、みなさんの支えもあって、今では早朝に駅前で訴えていると「あなたに投票しました」「応援しています。がんばってください」と多くの区民の方が声をかけて下さいます。
　今、杉並区議会は「オール与党」状態で、ほぼ全党派が田中区長を支える構図です。そういう中で、一部の議員によるヘイトスピーチや女性差別発言が平然と議会内で行われています。
　「幼保無償化」も他の政党・会派はすべて賛成しましたが、公立保育園・幼稚園をつぶして民営化し、職員の非正規雇用の拡大をもたらすもので、ＳＮＳ上でも怒りの声が広がっています。こういう時に、たった一人でも労働者・住民の立場に立って、絶対反対を貫いて闘うことが本当に大切だと痛感しました。そしてそれを多くの人に訴え、力ある運動をつくっていくことが求められています。
　阿佐ケ谷再開発をめぐっては、区が住民説明会を開くたびに反対意見が増えています。杉並第一小学校の土地を勝手に処分し、河北病院と土地の権利の交換を行っていたことが判明しました。議会に何の報告もなく、土地の値段すら公開しない田中区長に住民の怒りの声がどんどん拡大しています。私もその先頭で断固闘う決意です。
　イラン・中東をめぐって戦争の危機が切迫しています。都革新は①地域での労働運動の再生、②住民運動の拡大・発展、③戦争絶対反対を貫いて闘います。今年は東京オリンピックがありますが、福島原発事故をなかったことにして原発の再稼働や輸出を進めようとする安倍政権を許さず、杉並から闘いをつくっていきたいと思います。
　今年は去年以上にどんどん街頭に出て、若者や女性をはじめ社会のあらゆる不条理に怒る人たちとつながりたいと思います！