安倍・菅を監獄へ! 「#辞任と逮捕はセットだろ」汚職・不正・腐敗の7年8カ月

週刊『前進』04頁(3164号03面02)(2020/10/05)


安倍・菅を監獄へ!
 「#辞任と逮捕はセットだろ」汚職・不正・腐敗の7年8カ月

逃げ切りを許すな

 安倍晋三が辞任を表明した8月28日、ツイッターでは「#辞任と逮捕はセットだろ」というワードがトレンド入りした。また「#安倍は病院よりも監獄へ」「#安倍GoTo刑務所」といったハッシュタグも散見される。
 安倍の犯した数々の階級犯罪は辞任で消えるものでは断じてなく、多くの人が逃げ切りは許さないと感じている。そうだ! パククネ韓国前大統領のように、安倍はただちに監獄にぶち込まれてしかるべきだ。
 言うまでもなく菅義偉は第1次安倍政権時代から安倍を支えてきた最大の「オトモダチ」であり、共犯者どころか主犯である。そして「安倍政権の継承」とは、安倍の犯罪をすべて免罪し今後も進めるという宣言だ。断じて許すことができない。安倍もろとも監獄にぶち込まれるべきだ。
 以下、安倍政権7年8カ月で行われた不正を明らかにしていきたい。

史上トップの不正

 安倍の戦争政策・新自由主義政策は、量的にも質的にも日本史上トップクラスと言っても過言ではない汚職・不正・腐敗によって成り立ってきた。二重の意味で許しがたい。
 具体的に見てみよう。
 ①森友学園に鑑定価格9億5千万円の国有地を8億円も値引きしてただ同然で売却し、安倍の意を受けた佐川宣寿・財務省理財局長(当時)が決裁文書の改ざんを財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんに命令。赤木さんは1年以上も良心の呵責(かしゃく)に悩んだ末、命を絶った。赤木さんの妻・雅子さんが国と佐川の責任を追及して損害賠償請求訴訟を行っている。
 ②加計学園グループ(理事長は安倍の親友・加計孝太郎)の岡山理科大獣医学部新設をめぐり、安倍が首相の権力を乱用して介入。十分な調査もさせず国家戦略特区の枠に入れ、愛媛県今治市に16・8㌶、37億円相当の市有地を加計学園に無償譲渡させ、総事業費192億円のうち96億円を県と市に負担させた。
 ③2019年「桜を見る会」に公費約5200万円(例年の3倍)を費やし、自民党の支援者を招待。野党議員の資料要求当日にシュレッダーで名簿を廃棄し証拠隠滅を図った。
 ④IR(統合型リゾート)整備推進法案(カジノ法案)を強行採決。そして自民党でカジノ担当の内閣府副大臣だった秋元司衆議院議員が、中国企業「500ドットコム」から総額約760万円の賄賂を提供されていた(秋元は収賄罪などで4回逮捕)。同容疑で逮捕された同社顧問の紺野昌彦は複数の自民党政治家(安倍の弟で新防衛大臣の岸信夫も含まれる)と懇意にしていたことも暴露されている。IRは菅と二階俊博幹事長が最大の旗振り役であり、両者とも検察から事情聴取を受けている。
 ⑤検察庁法22条により定年退職することになっていた黒川弘務東京高検検事長(当時)の定年を6カ月延長するという、法令上何の根拠もない違法なことを閣議決定した。黒川はその後、賭けマージャンを行っていたことが明らかとなり、検事長を辞任。
 ⑥安倍肝いりの河井克行(衆議院議員、元法相)、河井案里(参議院議員)が地元議員ら100人に計約2900万円を渡したとして逮捕された事件で、買収の原資1億5千万円を自民党が渡していた。
 これ以外にも持続化給付金の中抜き事案、アベノマスクを実績のない企業に30億円で発注した問題、菅原一秀経済産業相(当時)の公職選挙法違反、辺野古埋め立て土砂価格決定の不正問題、リニア中央新幹線工事の談合、ジャパンライフ事件、PKO(国連平和維持活動)の日報隠し問題、中曽根康弘の葬儀に国庫から9600万円支出など挙げればキリがない。
 労働運動を中心に巨大な大衆決起を巻き起こし、安倍・菅を監獄にたたき込もう! 決戦の11月労働者集会へ総決起しよう!
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