改憲阻止!菅政権打倒へ

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週刊『前進』04頁(3169号02面02)(2020/11/09)


改憲阻止!菅政権打倒へ

(写真 横断幕を掲げる改憲・戦争阻止!大行進神奈川)

(写真 三里塚反対同盟を代表し市東孝雄さんが発言)

(写真 戦争と基地に絶対反対で闘う百万人署名運動)


 11・1集会第2部の改憲・戦争阻止!1万人行進では、菅政権打倒の熱い思いを各氏が語った。
 改憲・戦争阻止!大行進神奈川の野本三吉さんが、竹中平蔵をブレーンに据えベーシックインカムで社会保障を解体しようとたくらむ菅政権との闘いを訴えた。
 三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さんは、飛行回数が大幅に減っているのに、市東さんの農地を強奪しようと狙う成田空港会社に怒りをぶつけた。
 8・6ヒロシマ大行動実行委員会事務局長の宮原亮さんが、広島市当局による集会規制への怒りが広がる中で、新たな人々と結びつき今年の8・6を闘いとったと報告、安倍の平和記念式典出席を弾劾する行動が安倍を打倒する要因になったと意気高く総括した。
 とめよう戦争への道!百万人署名運動・東京北部連絡会代表の五條敦さんは、7月に逝去した西川重則さんの遺志を継ぎ、広範な人々と連帯して、敵基地攻撃能力の保有をはじめとした菅政権の戦争政策と対決する決意を語った。
 横田・基地被害をなくす会副代表の福本道夫さんは、銃身をあらわにしてオスプレイが飛行している実態や、激化する日米共同演習の現実を暴き、この状況を打破しようと訴えた。
 羽田空港新ルート飛行に反対する住民の代表は、航空需要が激減しても、市街地や川崎の石油コンビナート上での危険な超低空飛行をやめようとしない国土交通省を弾劾した。
 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子さんが、星野文昭さんを死に追いやった国家権力に怒りを突きつけ、国家賠償請求訴訟に必ず勝利すると決意を述べて、11月23日の星野全国集会への結集を呼び掛けた。
 全学連の学生は、学費減免と京都大学による学生への処分撤回を軸に闘いぬき、学生こそが大学の主人公であることを鮮明にさせたいと訴えた。
 裁判員制度はいらない!大運動呼びかけ人の高山俊吉弁護士が第2部をまとめ、学術会議の任命拒否は国民を戦争に協力させることに目的があること、コロナによる解雇や倒産に資本主義の本質が表れていることを暴き、これと対決する連帯と怒りの行動が今こそ必要だと声を強めた。
 動労西日本の大江照己委員長のリードで、全参加者が団結を示して力強くこぶしを上げた。

菅のいう「自助」は社会保障切り捨て
 改憲・戦争阻止!大行進 神奈川  野本三吉さん

 昨年3月から本格的に始まった私たち大行進神奈川の活動に、県内の多くの方たちが共鳴してくださっています。米軍基地のある横須賀、厚木、相模原、座間で月1回の学習会をしています。
 かつて横浜市会議員を務めた菅首相の会見の一番目の言葉が何かというと、「自助」だったんですね。そして竹中平蔵という方がすぐベーシックインカムという考え方を出して、生活保護とか年金とか児童手当を一切なくすと言ったんです。国としてはわずか7万円のベーシックインカムを出すだけで、あとは福祉を一切なくすという提案です。大変なことです。
 私たち皆でこれから力を合わせて、今日のエネルギーをいただいて一緒に闘っていきたいと思います。

時代の本質つかみ立ち上がるときだ
 裁判員制度はいらない! 大運動 高山俊吉弁護士

 政府や大資本と対決する自治体、労働組合、弁護士会などへの攻撃は、学術会議に対する攻撃と同根・同質のものだと、私たちは今日の集会で学びました。
 コロナ危機が暴いた資本主義の現状をどうするかが問われています。私たちの大きな連帯と怒りの決起がこれほど求められている時代はなかったということを確認したい。本日の発言者のすべての声が、そのことを強調しておられました。
 権力・大資本は、国民が真実を知り本質をつかみ、怒りをもって立ち上がることを心底恐れている。その恐れていることをやってやろう。われわれは深く深く考えぬき声を高く上げる。そして、最後の闘いに立ち上がろうではないですか!

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