関生「和歌山事件」不当判決弾劾

週刊『前進』04頁(3236号04面05)(2022/03/21)


関生「和歌山事件」不当判決弾劾

(写真 和歌山地裁前で判決を弾劾【3月10日 和歌山市】)

 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部に対する弾圧「和歌山事件」の判決公判が3月10日、和歌山地裁で開かれ、武谷新吾書記次長に対し懲役1年4カ月、ほか2人の組合員に対しそれぞれ懲役1年、懲役10カ月の不当判決が下された(3人とも執行猶予3年)。徹底弾劾する!
 暴力団をかたる人物を使役して労組事務所に対する監視・威迫を繰り返す資本に対し、労組を守るために抗議したことが「犯罪」とされ、不当な保釈条件で労組活動を妨害したこの弾圧は、警察・検察と資本に加えて「反社会勢力」が結託して仕組まれたものだ。だが裁判所は今回、「抗議は許容される範囲を超える」として「反社」の跋扈(ばっこ)をも擁護する前代未聞の腐りきった判決を下した。
 当日、労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪の呼びかけで裁判所前のスタンディング行動が取り組まれ、関生支部や支援団体など70人が結集。即座に和歌山地裁を弾劾し不当弾圧を粉砕するまで闘い抜く決意を固めた。資本・権力と非和解で闘う労働運動の拡大で弾圧をはね返そう!
(改憲・戦争阻止!大行進・関西 冨山小太郎)
このエントリーをはてなブックマークに追加