環境アクセス支部が大会 スト権確立、直ちに闘いへ

週刊『前進』04頁(3400号02面04)(2025/06/16)


環境アクセス支部が大会
 スト権確立、直ちに闘いへ

(写真 宮本恵実支部長が方針を提案【6月7日 東京都葛飾区】)

 動労東京環境アクセス支部は6月7日、東京都内で第2回大会を開いた。
 昨年結成された同支部は、反戦闘争の先頭に立ち、職場で資本と正面から闘い組織を拡大した。今年4月3日には反戦春闘としてJR東日本環境アクセス本社へのデモを打ち抜いた。その地平の上に、今大会は万全のストライキ体制を確立した。
 動労総連合の川崎昌浩書記長が、総連合の先頭で闘う同支部をたたえ、総連合は4月29日の定期中央委員会で中国侵略戦争阻止の反戦闘争を第一の任務に掲げたと確認して、JR東日本による人事・賃金制度の大再編攻撃との闘いを訴えた。動労千葉、東京労組交流センター、東京交通労組の労働者、多摩連帯ユニオン・アマゾン青梅事業所分会のあいさつが続いた。
 宮本恵実支部長が運動方針を提案した。反戦闘争を巡る組合内での議論を踏まえ、戦争への根底的な怒りを持って国家主義や差別・排外主義と対決し、労働者自身の力に確信を持つことなどを核心点として提起した。
 また、非正規職労働者の低賃金や人員不足の中での連続夜勤の強制、パワハラを許さず闘うことを訴えた。支部結成に恐怖した環境アクセス資本は、組合員に支配介入の言動を行い、宮本支部長が立候補した労働者代表選挙では会社側候補への露骨な誘導を図るなど不当労働行為を重ねてきた。宮本支部長はJRの「労組なき社会」化攻撃と対決し、闘う労働組合を打ち立てようと呼びかけた。
 新たに結集した組合員が発言し、5月沖縄現地闘争に参加した女性組合員は戦争反対で闘うと高らかに語った。運動方針を採択しスト権を確立。宮本支部長は最低時給1500円と連続夜勤廃止の要求を資本に突き付け、ストを構えた闘いに直ちに入ると表明した。
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