6・14全国集会の発言(要旨) 中国侵略戦争絶対阻む
6・14全国集会の発言(要旨)
中国侵略戦争絶対阻む



青年の怒り解き放とう
改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人杉並区議会議員 洞口朋子さん

東京都公安委員会は昨年同様に、米大使館前を通るデモコースを強制的に変更してきました。絶対に許すことはできません!
本日アメリカで行われる軍事パレードに対して、全米2千カ所以上で抗議集会が予定されています。ロサンゼルスでのトランプの移民政策に抗議する闘いへの警察の弾圧・襲撃、そして州兵と海兵隊の投入に対する怒りと闘いが爆発し、米国内は内戦的な激突に入っています。全米・全世界の労働者階級と団結し、米大使館に迫る怒りの実力デモをたたきつけよう!
5月30日~6月1日に開かれたアジア安保会議では、米国防長官ヘグセスが「共産中国が武力による台湾の制圧を試みれば、インド太平洋地域や世界全体に壊滅的な結果をもたらす」と発言しました。これ自体が中国への宣戦布告です。トランプ政権は自衛隊を中国侵略戦争に全面的に動員し、最前線で「血を流す」ことを求めています。中谷防衛相は朝鮮半島、東・南中国海を一つの「戦域」とする「ワンシアター」構想(後日「オーシャン」構想に改称)を提案しました。「中国の脅威」を振りかざして戦争、核戦争を実際に準備し、仕掛けているのは米日帝国主義の側です。
何より、天皇制こそが日帝の国家体制・支配体制そのものであり、女性、障害者、部落差別をはじめとする日本社会の差別・抑圧の元凶です。中国侵略戦争阻止の闘いは、アジア人民との連帯、血債をかけた帝国主義打倒、天皇制打倒の闘い以外にはあり得ません。天皇の沖縄訪問への抗議闘争で不当逮捕されたAさんを即時奪還しましょう。6・19天皇広島訪問弾劾、そして6・23「慰霊の日」の石破の沖縄訪問弾劾闘争を全力で闘いましょう。
石破政権への怒りは燃え広がっています。「挙国一致」の戦争国会、崩壊を深める政治支配そのものに対する怒りです。青年層が根底的変革を求めて動き出しています。この怒りを真に解き放つのは米日の中国侵略戦争阻止の真っ向からの訴えであり、戦争と生活破壊の元凶である帝国主義打倒、この立場を貫く荒々しい反戦デモの登場です。
7・19反戦女性集会、8・6広島―8・9長崎闘争で青年・学生・女性の怒りと結びつき、隊列を2倍、3倍にする闘いを何としても実現しましょう!
昨年末、関西で大行進運動を共に担ってきた仲間たちの内部での深刻な女性差別事件が明らかになりました。大行進運動は告発・糾弾に決起した女性たちと共に、女性差別廃絶へ、自らの生まれ変わりをかけて全力で闘ってきました。
目の前の女性たちの怒りの糾弾・告発・決起に応えられずして、女性解放も革命もありえません! 私たちは、戦争を止め、差別・抑圧を社会から一掃していくために、そして、青年・学生・女性たちの怒りを解き放つ運動体に飛躍する闘いとして、女性差別との闘いを断固として確立していくことをここに宣言します! 青年・学生・女性たちのエネルギーを徹底的に引き出し解放的に闘う運動を、私たちの力で、私たちの変革の中で、絶対に実現していきましょう!
主催者あいさつ
怒りの声上げる準備はいいか!
改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人/弁護士 高山俊吉さん

今日は、この日本からもトランプ打倒・石破打倒の声を上げ、日米の中国侵略戦争を絶対に許さない声を上げる全国集会・大行進です。皆さん、準備はいいか! (よし!)
思い切り闘って、闘って、闘いきろう!
今日は怒りの決起だ。大川原化工機の事件も、学術会議の件もすべて、まさに戦争が現在であるということを示す兆表だ。このことに対して怒りの声を上げないすべての勢力はナンセンスだ。われわれは絶対に許さず、戦争と結びつけて批判する。怒りをもって立ち上がることを示す。
あらゆるメディアが、権力が、私たちの声を多くの人々に知らせることを妨害している。今日はそこを突破して、私たちがその心を、声を街頭の人々に伝え、闘いを共にする喜びの行動でもある。元気よくやろう。もう一度皆さんに問いたい。準備はよろしいでしょうか? (よし!)
全学連の仲間からの回答が非常によかった。うれしいです。これが私たちの闘いだ。がんばりましょう。
決戦アピール
沖縄「慰霊の日」に石破は来るな
改憲・戦争阻止!大行進沖縄 赤嶺知晃さん
天皇来沖に抗議し不当に逮捕されたAさんの釈放を求める署名が、毎日、全国からどんどん集まっています。本当にありがとうございます! 改めて天皇・国家権力による不当逮捕を徹底弾劾します。Aさんが決起した天皇来沖阻止の闘いは正義の闘いです。今回の天皇の沖縄訪問は、昭和天皇ヒロヒトの歴史的犯罪を居直り、現代の戦争に向けて天皇制国家のもとに全人民を取り込み、ひれ伏させようとする攻撃でした。
ヒロヒトの歴史的な犯罪行為は現在進行形で沖縄の民衆を抑圧しています。6月9日には沖縄戦時の不発弾が爆発する事故があり、米兵の性暴力と事件・事故が多発しています。アメリカに沖縄を売り渡したのは誰か? 昭和天皇ヒロヒトだ! 沖縄に対して一切謝罪もなく、今でも天皇であり続けるナルヒトに怒りをたたきつけるのは当然だ!
私たちは6月4〜5日の天皇来沖阻止闘争で、機動隊のすさまじい暴力に一切屈せず闘い抜きました。「県民が抗議しない、静かな天皇来沖」という国家権力と天皇の狙いを粉砕し、4日の平和祈念公園での抗議行動は県外のニュースも報道せざるを得ない闘いとなりました。5日の対馬丸記念館前抗議行動では通行人や住人から熱烈な支持が集まり、周辺が天皇への怒りの炎で包まれました。これに追い詰められた警察はAさんを逮捕したのです。
沖縄の闘いが最大の焦点となる中、沖縄の戦場化と皇民化政策の最大の下手人である石破が、6月23日の「慰霊の日」に沖縄に来ようとしています。絶対に許せません。
帝国主義が没落し中国侵略戦争・世界戦争へと突き進む中、われわれ労働者民衆に求められているのは侵略を内乱に転化する闘いです。6・23「慰霊の日」に石破に怒りをたたきつけ、本土、とりわけ首都東京における安保・沖縄闘争の内乱的発展をかちとろう!
広島の怒り、天皇に思い知らせる
8・6ヒロシマ大行動実行委員会事務局長 宮原亮さん
6月19~20日に天皇が広島を訪問しようとしています。これを総力で粉砕しなければなりません。
天皇の広島訪問に反対して私たちが行った申し入れに対して、広島市役所は「天皇陛下が来たら豪雨の被災者や被爆者は励まされる」と回答しました。「平和記念式典」を主催する市民活動推進課の課長に「なぜ励まされると思うんですか」と聞くと、「自明のこと」と言ったんです。
天皇は20日に原爆養護ホームを訪問しようとしています。天皇が引き起こした戦争で、天皇が引き延ばした戦争で、原爆が投下されて今も苦しんでいる被爆者のところに行って、何でそれで励まされるんですか! 戦争を引き起こした者に対するヒロシマの怒り、労働者人民の怒り、アジア人民の怒りがどれほど深いものか、思い知らせてやらなくちゃなりません。
県や市の教育委員会は天皇奉迎行事を後援し、平和公園のすぐ近くの小学校の児童100人を動員しようとしています。今回の天皇の広島訪問は単に戦争責任を居直るだけでなく、新たな戦争へ次の青年たちを戦争に動員していくためにやっているのです。しかも、この行事のビラは日本会議が作成しているんです。われわれの8・6原爆ドーム前集会を襲撃してくるやつらがこのビラを教育委員会にまかせて、子どもを動員する、その先頭に県知事が立っているわけです。
そして今年の8月6日ですが、広島市は去年と同じく平和公園の立ち入り規制をして、プラカードやゼッケン、のぼり、ヘルメットの持ち込みを午前5時から9時まで禁止すると発表しました。天皇を迎えて、天皇の機動隊、天皇の右翼、そして天皇の官吏が認めるもとで暴力的に8・6闘争をたたきつぶそうとする攻撃です。
今日の闘いを闘い抜き、6・19を闘い抜き、天皇の反革命を打ち砕く大闘争として8・6を爆発させたいと思います。
福島から核戦争反対を訴え闘う
福島 青年労働者
5月17~19日の沖縄闘争に、福島から参加してきました。辺野古新基地建設阻止の座り込みでは、400人の結集によって資材搬入を阻止することができました。この大勝利を収めた辺野古のゲート前で、私も発言しました。不屈に座り込みを続けている方が「これからもいっしょに闘っていこうね」と声をかけてくれ、背筋が伸びる思いがしました。米軍基地に加えて自衛隊のミサイル部隊まで配備され、再び沖縄が戦場にされようとしている現状に対し、本土の人間こそが怒りの声を上げなければいけないと感じました。
私は、沖縄で天皇訪問に抗議した学生の不当逮捕と広島でのちょうちん奉迎はまさに戦時中そのものではないかと強い危機感を覚えます。二度と戦争を起こさないために命をかけて闘うことは、過去に多くのアジア人民を虐殺した日本の全労働者人民の責務です。
石破は14年前の福島原発事故直後に、「核の潜在的抑止力のために原発を使用し続けなくてはいけない」と発言し、核武装路線を維持しています。そして現在、中国を敵視してトランプと一体となって中国侵略戦争に突き進んでいます。福島では帰還困難区域が次々と解除され、今月6日、東京高裁は東電旧経営陣の責任を認めない判決を出しました。日帝・石破政権は、いよいよ核戦争を実現するために福島の原発事故を徹底的に「なかったこと」にし、原発を再稼働・増設しています。チェルノブイリ原発事故に並ぶ甚大な被害を及ぼし、今もなお苦しんでいる人がいるにもかかわらずです。ふざけるな! 絶対に許せない!
現在も放射能環境下被曝を強いられている当事者として、福島から核戦争反対の声を上げ、日帝・石破の息の根を止めるべく闘っていく覚悟です。これが、沖縄の闘いに応える私の答えです。
全学連から
革命に人生かけ核戦争を止める
全学連 Cさん
私は最近、全学連に加わりました。戦争と差別の元凶である資本主義・帝国主義を打ち倒し、戦争も差別も抑圧もない、誰もが胸を張って生きられる労働者階級の新世界をかちとるためにここにいます。
天皇訪沖弾劾闘争で、われわれは体を張って機動隊と闘い、怒りの声で天皇を包囲しました。一切妥協せず、権力と非和解で闘い抜く全学連の姿は多くの人に展望を示し、さらなる決起を呼び起こすでしょう。
私が全学連に結集したのも、同志たちの闘う姿に獲得されたからです。権力に屈することなく、ストレートに反戦を訴え、革命に人生をかけると言い切る姿は、私に希望と勇気を与えました。仲間と共に体を張って闘い勝利した経験は、私の革命への展望を確実なものにしました。
私は全学連の仲間と共に革命に人生をかけ、労働者階級の新世界を必ずかちとります。人類滅亡の核戦争を阻止するには、共産主義世界革命しかない。今日の闘争で、全世界の被抑圧民族人民と連帯し、日本革命・世界革命の突破口を切り開こうじゃないか!
侵略戦争の歴史繰り返させない
全学連 Dさん
日本の学生として、中国人民・アジア人民との連帯にかけて、アジア戦場化・中国侵略戦争を絶対に阻止する決意で発言します。
全学連には多くの中国人・アジア人留学生が結集し、日帝打倒の闘いに立ち上がっています。昨年12月の全国学生反戦集会では、中国人留学生が、日帝による中国侵略の歴史や、現在も続く入管による抑圧を弾劾すると同時に、国際連帯の闘いにこそ戦争を止め、社会を変える力があると訴えました。私はこの発言を受けて、アジア2千万人虐殺の侵略戦争の歴史を絶対に繰り返してはならないと改めて決意し、日帝打倒の思いを新たにしました。
沖縄で不当逮捕された学生を必ず取り戻しましょう。私は広島出身の学生として、天皇の広島訪問を粉砕する現地闘争に立ちます。排外主義を粉砕し、戦争の元凶である天皇制、日帝を打倒しましょう。
本日のデモを内乱的・暴動的に闘って、戦争を止め、全世界の人民の解放をかちとりましょう。
女性解放闘争の大発展を
女性差別の現実変革する運動へ
全学連 松本彩乃さん
私は昨年の4・28沖縄デー闘争の後、デモに飛び入りしたパレスチナ人男性から強姦(ごうかん)未遂の被害に遭いました。誰にも同じ思いはしてほしくない、社会にあふれる女性差別の現実を変革する運動をつくろうと、仲間と議論を重ねてきました。
その地平を4月に公開すると、「加害者のパレスチナ人という属性を軽々しく出すべきではない」という批判が寄せられました。しかし、加害者が被差別属性を持っているから告発すべきでないというなら、反差別運動の中では性暴力も女性差別もやり放題ということになってしまう。
私のパレスチナ解放への思いは、むしろますます深くなっています。加害者の行いはパレスチナの闘いに泥を塗って侮辱する行為でもあります。パレスチナ連帯を貫くためにこそ、徹底的に議論しなければならなかったのです。
何より、パレスチナで立ち上がる人々との連帯にかけて、安保・沖縄闘争を爆発させることが一切です。先日の沖縄現地闘争では、3月にも基地労働者の女性がトイレで米兵から性暴力を受けるなど、続発する戦時性暴力にさらされる沖縄の現実を直視し、心底からの怒りを貫いて3日間闘い抜きました。この勝利を可能にした最大の根拠は、運動体の内部での性暴力・女性差別に対し、全国の仲間が、自身を変革して被害女性の決起に応えようと徹底的に闘ってきたことです。
戦時下にますます性暴力と性差別は激化し、ますます女性の怒りは燃え広がっています。すでに激しく闘っている女性たちに信頼され、選択される運動を実現しようじゃないですか。絶えずあらゆる場所で、この思想、積み重ねた議論を実践に結びつけましょう。
新たに立ち上がった仲間と共に、首相官邸・アメリカ大使館に攻め上るデモに突撃しましょう。