盧溝橋事件88年 京大で7・7学生反戦集会 学生1人不当逮捕に怒り
週刊『前進』04頁(3404号04面02)(2025/07/14)
盧溝橋事件88年
京大で7・7学生反戦集会
学生1人不当逮捕に怒り

(写真 「再びの中国侵略戦争とめよう」「不当逮捕された仲間を奪還するぞ」。京大生を先頭に京都市内を反戦デモ【7月7日】)
全学連は7月7日、京都大学で「盧溝橋事件88年弾劾!再びの中国侵略戦争を止めよう!7・7関西学生反戦集会」を開催しました。
京大職員、警察権力100人近くが集結して弾圧を狙うなか、全学連の亀井陽慧副委員長(京都大学)が基調を提起。日本帝国主義が1937年7月7日の盧溝橋事件を皮切りに中国への全面的な侵略戦争に突入し、南京大虐殺や軍隊慰安婦への動員など暴虐の限りを尽くしてきたことを弾劾し、いま石破がトランプと共に再びの中国侵略戦争に突き進んでいることを暴露。闘う中国・アジア人民と連帯して日帝、天皇制を打倒しようと訴えました。
続いて陳悠生副委員長(広島大学)が「(原爆投下の)過ちを繰り返さないとは、日本労働者階級が今度こそ日本帝国主義を打倒することだ」と訴え、今夏8・6ヒロシマ闘争の爆発を呼びかけました。広島大学の学生は「沖縄、広島は天皇の戦争責任を忘れていない」と、6月に行われた天皇の沖縄・広島訪問を弾劾しました。
炎天下、京大生や外国人観光客が次々とビラを受け取り発言に耳を傾け、集会は圧倒的な注目を浴びました。追い詰められた学生課長・岸下はビラをまいていた全学連の学生に襲い掛かり、警察権力が「公務執行妨害」をでっち上げて1人を不当逮捕しました。しかし集まった学生・市民は一歩も引かず、盾で殴られて炎熱の地面にたたきつけられながらも、激しい実力闘争で抗議しました。
京大当局と国家権力が一体となった弾圧を絶対に許すことはできません。全学連はアジア人民との連帯にかけて、弾圧に屈せず集会を続行しました。池之端紗衣書記次長ら2人の京大生が発言し、中国人留学生からのアピールが代読されました。「私は学生・労働者の国際連帯を信じ、どんな弾圧や困難にも絶対に屈服せず、戦争を止める日まで闘い続けます! ぜひ我々と共に闘いましょう!」という熱烈な訴えは、参加者を奮い立たせました。
同日夜には、京都市街で関西学生反戦デモを行いました。関西全域から多くの学生・留学生が結集し、「米日の中国侵略戦争阻止! 仲間を必ず奪還するぞ!」のデモコールが繁華街に響きわたりました。
いま、トランプは中国侵略戦争に向けて排外主義をあおり、移民労働者への攻撃を激化しています。これに対し、全米の青年・学生がトランプ打倒の闘いに立ち上がり、軍隊と直接対峙する内乱的情勢に突入しています。6・4~5天皇訪沖阻止闘争や6・14デモなど、日本でも全く同様の内乱的激突が開始されています。日帝のアジア侵略を二度と繰り返さないため、権力との死闘に絶対に勝利しなければなりません。
7・7闘争は、参院選で吹き荒れる差別・排外主義イデオロギーを打ち破り、「闘う中国・アジア人民と連帯し、侵略を内乱へ」の路線を体現する決定的な闘いとなりました。弾圧を団結の拡大に転化し、反戦闘争の隊列を倍加させて今夏8・6ヒロシマ闘争の爆発をかちとろう!
(全学連書記次長・池之端紗衣)