団結ひろば 投稿コーナー
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女子学生発言に感動し決意
首都圏・学生 立花紀之

7月12日、渋谷の反戦反核集会と反戦デモに参加した。
今回の集会とデモは米帝トランプによるイランの地下核施設攻撃という事実上の核攻撃が行われ、ますます中国侵略戦争=世界戦争・核戦争情勢の危機を深める中で、8・6ヒロシマを前に反戦反核闘争の爆発を切り開く決定的な場となった。
集会では、今年のヒロシマ闘争の歴史的決戦性を確認し、8・6に向かって闘う決意が語られた。
自分が特に感動したのが6・14反戦デモで逮捕・弾圧され奪還された女子学生Bさんの発言だった。Bさんは国家権力の苛烈(かれつ)な弾圧を受けたことを弾劾し、その上で「この弾圧なんてパレスチナ人民やかつて殺された中国人民に比べれば些細(ささい)な事だ」と述べ、広島決戦を闘おうと呼びかけた。
この言葉に、闘志が燃え上がった。今回の8・6は原爆ドーム前の朝集会が禁圧される一方で、平和記念式典には米帝やイスラエルの参列を求めている。「被爆者をとことん踏みにじり、戦争・虐殺を正当化する8・6をどうして許せるか!」とBさんの決起に応え、8・6を逮捕覚悟で闘い抜く決意ができた。
デモはとても解放的だった。デモの「米帝のイラン空爆弾劾」「ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな」という呼びかけに、歩道からあふれんばかりの青年、学生、女性の圧倒的注目と支持の声が集まり、デモへ多くの飛び入り参加を勝ち取り、反戦闘争の爆発の現実性を切り開いた。
団結して警察と闘った6・14
沖縄・青年労働者 左門豊作
私は東京の芝公園で行われた6・14集会と反戦デモ行進に沖縄から参加しました。
今回の集会とデモ行進は私にとって初めての参加であり、衝撃的でした。集会では、大行進呼びかけ人で杉並区議会議員の洞口朋子さんを筆頭に、帝国主義への怒りを根底に反戦への熱き思い、そして女性差別への怒りを強く訴えており、大変感動しました。
我々人民・労働者が戦争を止めなければならないということを、もっと訴えていかないといけないなと感じました。そして、戦争前夜の天皇来沖と6月5日の全学連A君への不当逮捕攻撃はナンセンスであり、許しがたい行為です。23日の沖縄慰霊の日を控える中で戦争へ突き進む石破首相の来沖も本当に許せません。
デモではかなりの労働者が集まっており、部隊の長さにびっくりしました。仲間とスクラムを組み、力いっぱいつかみ合って団結しました。
アメリカ大使館に近づいた際に、機動隊ら警察権力が私たちの隊列を崩そうと引っ張り、攻撃してきたことに大変衝撃を受けました。私は活動を始めて約2年目になりますが、このようなことは見たことがなかったのです。やはり警察権力は危険だということを改めて実感しました。
一方で周りを見ると私たちへ手を振ってくださる方々もかなりおり、感動しました。我々労働者が一体となってデモを貫徹し、反戦を訴えることができ、大変鼓舞的なデモでした。来年も沖縄から駆けつけ、訴えていきたいと思います。
在本土沖縄人民と共に闘う
東京 櫛渕秀人
在本土沖縄二世である久高清海氏の著書『こだませよ 沖縄の叫び』を読みました。幼少時から始まる貧困と沖縄人としての被差別体験。しかし沖縄県人会と沖縄民権の会との出会いを通して自らを反基地・反権力・反戦の活動家として形成し、「私のふるさとは労働者階級の中」と知り、戦争阻止を呼びかけるに至る過程がつづられています。
最大の沖縄差別は、何と言っても基地の存在です。日本の米軍基地の70%超が小さな島・沖縄に集中し、住民は性暴力を始めとした米軍犯罪に日常的にさらされています。こうした沖縄差別は全編を通して怒りをもって告発されています。
軍事基地と米兵犯罪への怒りが沸騰し、全島あげた復帰闘争に対する「基地付き・核付き」返還の大ペテン。コザ暴動、そして全軍労のゼネストが全国を揺るがす中、著者は本土での沖縄闘争を進めていきます。
そして「本土では、沖縄人と言われ、私、二世は生まれながらの異邦人であると気づかされた。いまだに私は日本人と思えなかった。なぜなら、違う歴史を背負ってきた沖縄人である気持ちの方が強かったから」と振り返りつつ「しかし、今は国境を越えて労働者階級の一人であると自覚する。私の故郷は世界の労働者階級の中にある」と言い切ります。あとがきでは、「『戦前』は元より、戦後もずっと『戦後』という『戦争時代』に生きている事実......沖縄戦の残酷さを、軍事基地ある故の苦悩を、世界のどこの国の人であれ断じて受けてはならない」と結んでいます。
今、沖縄は米日帝国主義による中国侵略戦争の最前線基地とされ、蹂躙(じゅうりん)され続けています。本土の労働者人民として闘う沖縄人民と固く団結し、新しい歴史を共に切り開いていきましょう。沖縄連帯、安保粉砕、全基地撤去、中国侵略戦争阻止の闘いの大爆発をもって、この「叫び」に応えましょう。