レゾリュート・ドラゴンに反撃

●広島
　演習やめろ！呉・岩国基地強化反対

　米海兵隊と陸上自衛隊による国内最大規模の実動演習「レゾリュート・ドラゴン25」が９月11～25日に行われる。中国侵略戦争の実戦を想定した大演習だ。
　８・６ヒロシマ大行動実行委員会は９月４日、広島市にある中国四国防衛局に対して、演習中止の申し入れを行った。自衛隊と米軍の４者あての申入書を受け取った防衛局報道官は「米軍関係には渡すチャンネルがない」などと許しがたいことを言いながらも実行委の抗議と怒りの声に消耗していた。
　中国侵略戦争に向かって実戦さながらの演習の強化とともに、沖縄・九州及び呉・岩国基地の強化が進められている。防衛省は呉の日本製鉄の跡地に巨大な「複合補給拠点」を建設する計画だ。これは戦時に琉球弧の島々に物資や兵器・弾薬を補給し、艦船などの修理を行うためである。
　岩国基地の強化も一線を越えて進んでいる。今回の演習では核搭載可能な「トマホーク」ミサイルなどの発射装置「タイフォン」の訓練を米軍岩国基地で行うと公表された。
　９・21岩国基地反戦デモ―９・23広島反戦デモを闘おう。そして10・５首都反戦大デモ（東京）に決起しよう。
（８・６ヒロシマ大行動実行委員会　奥村毅）

●香川
　陸自善通寺駐屯地に中止を申し入れ

　９月11～25日に日米共同実動軍事演習「レゾリュート・ドラゴン25」が実施される。これは台湾有事＝中国侵略戦争を念頭においた実戦的訓練だ。それに伴って９月４日には、防衛省チャーターの民間貨物船「ナッチャンＷｏｒｌｄ」が高松東港に入港し、訓練に参加するとされる自衛隊車両の積み込みを行った。
　私たちは９月６日、大行進香川と日教組香川三観地区教組を先頭に、善通寺にある陸上自衛隊第14旅団にレゾリュート・ドラゴンの中止を求め、緊急の申し入れを行った。
　沖縄の宮古島では市街地を徒歩行軍中の自衛官が、監視し抗議する市民を恫喝することも起きた。住民や労働者が、命と生活を守るために抗議するのは当たり前のことだ。戦争が起こる前に止める、それが私たちの最大の役目だ！
　職場から「戦争反対」を訴え、自らの存在をかけて立ち上がる時だ。自衛官は侵略の銃を取るな！　戦争を拒否し、私たちとともに団結し、新しい時代、歴史をつくるため、ともに闘おう！
（改憲・戦争阻止！大行進香川　吉田康彦）

●徳島
　海自・陸自基地に沖縄と連帯し抗議

　改憲・戦争阻止！大行進・徳島の仲間は９月８日、「レゾリュート・ドラゴン25」反対の抗議行動を行いました。
　海上自衛隊小松島航空基地と陸上自衛隊徳島駐屯地は、小松島港を囲むように隣接して配置されています。私たちはその両方で、プラカードを掲げて抗議しました。
　過去最大規模の自衛隊員を動員して行われるこの演習は、もはや演習を超えた実戦さながらのものです。
　沖縄の宮古島では駐屯地司令が、基地反対住民を恫喝する事態が起きています。駐屯地司令たちの中に、かつての皇軍と同じ目線で住民を見る立場が生まれている。そうでなければ、こんな上からの恫喝を行えるはずがありません。本土の人民として、絶対に許すわけにはいきません。
　10・５首都反戦大デモ、11・２全国労働者集会で、自国政府の戦争に対決する勢力を登場させましょう。
（徳島　井川実）