革共同に絶大な冬期カンパを 中国侵略戦争絶対阻止! 日帝・高市打倒の大決戦へ
週刊『前進』04頁(3423号02面02)(2025/11/24)
革共同に絶大な冬期カンパを
中国侵略戦争絶対阻止!
日帝・高市打倒の大決戦へ
すべての「前進」読者のみなさん! 高市政権打倒・中国侵略戦争阻止の2026年決戦を大爆発させるために、革共同への絶大な冬期カンパを訴えます。
高市首相の「台湾有事は日本の存立危機事態」発言は、中国に対するすさまじい戦争挑発です。〝台湾をめぐって日本が集団的自衛権を発動し、(中国軍に対して)武力行使することもありうる〟ことを首相として公言したのであって、「台湾の統一」を「国内問題」としてきた中国政府が激しく非難するのは当然のことです。ましてや台湾を50年間も植民地支配し、「自存自衛」「大東亜共栄圏」を掲げて中国大陸に100万の軍隊を送り込んで足かけ15年も侵略戦争を行った日本帝国主義が、またもや〝台湾問題は日本の存立に関わる〟として戦争をすると公言することが激しい反発を呼び起こすのは明らかです。
ところが現実には、与党も野党も、マスコミも一緒になって中国を非難しています。かつて、中国人を蔑視し〝中国人はけしからん、懲らしめろ〟と差別・排外主義の扇動を日本政府・軍部や警察が行い、植民地支配と侵略戦争遂行を正当化していった歴史が、いま再び繰り返されようとしています。極右・排外主義者の小野田紀美を「外国人政策」担当大臣に据え、在日中国人などを標的とした治安管理政策を全面的に強化しようとしているのが高市政権です。これ自体が中国侵略戦争に突入した日帝の姿そのものです。
「開戦」準備進める高市
一切は「2027年開戦」から逆算して進められています。今のテンポでは「開戦」に間に合わないとして、高市政権はスパイ防止法の制定、防衛費の国内総生産(GDP)比2%化の今年度中達成と安保3文書改定の前倒し、長射程ミサイルの配備や開発・量産の前倒しを進めています。高市は本気で一層の大軍拡=防衛費の3・5~5%化、原潜の保有、非核三原則の見直し=核持ち込み・核共有、そして緊急事態条項新設・9条改憲などを26年中にも強行しようとしています。10月に行われた「自衛隊統合演習」では、自衛隊と米軍、オーストラリア軍を合わせて過去最大の兵力5万8千人を動員し、29道府県39カ所の民間空港・港湾が軍事使用されました。しかも「自衛隊の基地が攻撃されて使えないことを想定しての民間空港での離着陸・補給、民間港湾を使った輸送訓練」が行われたのです。南西諸島のみならず、九州―日本全土が攻撃対象になることを前提とした中国侵略戦争訓練です。
革共同は、この排外主義・国家主義・国益主義の攻撃と体を張って闘い、中国侵略戦争を絶対に阻止する決意です。アメリカ帝国主義・ヘグセス「戦争長官」は3月30日、「台湾有事」を念頭に「日本は西太平洋において直面する、いかなる緊急事態でも最前線に立つことになるだろう」と発言しました。米帝の延命のために中国スターリン主義体制の転覆をめざすこの侵略戦争は、日帝を全面的に動員し、その「最前線」に立たせる以外に遂行できない戦争としてあるのです。そして日帝も自らの延命をかけて参戦する以外にありません。それゆえ、日本の地で中国侵略戦争阻止の反戦闘争を発展させていくこと、「闘う中国・アジア人民と連帯し、米日帝国主義の中国侵略戦争を内乱へ!」の闘いをどこまでも不屈に貫徹することが、日本革命―東アジア革命―世界革命の戦略的突破口を切り開きます。そのことを確信をもって言い切ることができます。
11月集会の新たな発展
2150人が結集した11・2労働者集会は、戦時下の11月労働者集会運動、労働者の国際連帯を貫く運動として、新たな発展の道を切り開くことができました。中国侵略戦争と差別・排外主義に立ち向かう階級的労働運動をつくり出すという動労千葉の決断に加え、革命的女性解放闘争の断固たる推進による党の根底的変革を勝ち取ってきたからこそ、その地平を切り開くことができたのです。さらに、石田反革命を粉砕し300万学生を代表して登場した全学連の姿は、戦時下の学生運動を真に大衆的にけん引する存在として全参加者を鼓舞しました。高市の登場と中国侵略戦争への本格的突入という情勢の中で「2千人規模」の結集は決して小さくありません。しかし「27年開戦」阻止を想定するならば、この1年で反戦闘争の爆発的発展を切り開かなければなりません。
青年・学生・女性の党を
そのために、改憲・戦争阻止!大行進運動、全国労組交流センター運動、全学連運動の革命的・大衆的な発展を絶対に勝ち取っていきます。青年・学生・女性が中心になる革命党の建設を全力で進めます。
戦時下の弾圧と対決し「連帯し、侵略を内乱へ」を貫く革命党の存在と闘いこそが歴史を決する情勢が到来しました。26年の大決戦を切り開くために、革共同への絶大なるカンパをお願いします。