十亀弘史の革命コラム -37- 「国際的社会主義の黎明」
週刊『前進』08頁(3428号04面05)(2026/01/01)
十亀弘史の革命コラム -37-
「国際的社会主義の黎明」

すぐそこに戦争が立っています。ほっておけば、私たちは再び中国の人民の大殺戮(さつりく)に加担させられ、自分たちの暮らしの全ても破壊されます。そのようなことを絶対に許さないのが、戦争をする帝国主義国家を打ち倒すこと、すなわち革命です。2026年は、労働者階級によるその革命を大きく前進させる年です。
革命のための闘いは、無数の苦闘を強いられるとしても、根本的には明るさに満ちています。ゴーリキーはレーニンの性格の基本的特徴の一つとして、「唯物論者の戦闘的な楽天主義」を挙げています(メリニチェンコ著『レーニンの生活と人間像』新読書社)。他の人も、「あれほど楽天的情熱をもっている人を一度も見たことがない」と述べています。ベルジャーエフの次の言葉は、レーニンの人間性の全体を正しくつかんでいると思います。「レーニンは冗談を言い笑うことを好み、私欲のない人で、思想には絶対忠実であり、名誉欲、権力欲は少しもなく、自分のことはほとんど考えなかった。人格は裏表がなく、ゆるぎない」。全ての力を革命の一点に注いだレーニンのこの明るさは、まさに労働者階級と一体だったからだと思います。
革命は労働者階級の自己解放です。自らの力によって、全ての桎梏(しっこく)を打ち砕く闘いは、その本質からして、明るくないわけがありません。しかも、マルクスによって、労働者階級の究極の勝利の展望が明示されています。上記の本をもう一度引用します。1918年にレーニンは、「マルクスとエンゲルスの記念碑の除幕の際演壇に立ち、次のように言明した。『われわれは、偉大な社会主義者たちの予見したことが実現するようになった幸せな時代を生き抜いているのだ。われわれはプロレタリアートの国際的社会主義の黎明(れいめい)が、一連の諸国において、どのように始まるかをすべて見るであろう』」。
スターリンの裏切りにより「国際的社会主義の黎明」は長く引き延ばされています。しかし、私たちは社会主義への過渡期という幸せな時代に生きています。そして、今ここで、実際に、日本帝国主義による中国侵略戦争を阻止すれば、世界革命の新しい朝を切り開くことができます。戦争への激しい怒り、ブルジョアジーの支配を打ち砕く明るい怒りが、地に満ちています。闘いの春です。拙劣ですが、一首。
怒りつつ海は満ち来る、戦争を仕掛ける自国ただ倒すべし
(そがめ・ひろふみ)
2026.1.1