全国労組交流センターの新年アピール

週刊『前進』04頁(3429号03面02)(2026/01/12)


全国労組交流センターの新年アピール

帝国主義打倒へ再出発を

全国労働組合交流センター代表・動労千葉顧問
 田中康宏さん

 全国労組交流センターは2026年を再出発の年とすることを決意します。われわれは各地で改憲・戦争阻止!大行進運動―中国侵略戦争阻止の闘いを内乱的につくりあげるために全力を尽くしてきました。その努力を断固として継続しつつ、労組交流センターの本格的な建設に踏み出します。一歩も引き下がることのできない情勢です。労働者の団結した闘いこそが戦争を止め社会を変える力です。結成の原点に返って新たな一歩を踏み出そう。
 昨年、関西の女性会員から発せられた必死の告発・糾弾は、交流センターの組織と運動のあり方を根本から厳しく問うものでした。共同代表の一人によって重大な性暴力事件が一度ならず引き起こされ、それが組織的に隠ぺいされていたのです。新自由主義下で吹き荒れた労働運動への総攻撃と対決してきたはずの交流センターが、女性差別を始めとした帝国主義的差別・抑圧にあまりにも無自覚であり、無縁でなかったことがあらわになりました。それから1年、自らの変革をかけた闘いが続けられました。それは、広範な労働者と結びつき、戦争―差別・排外主義と闘いぬくことのできる真の階級的労働運動をつくりあげるまで止めることのできない闘いです。
 われわれは昨年、3労組での開催ができなくなる中で、動労千葉の決断とそれに応えた全国の会員の奮闘によって11・2労働者集会をかちとりました。国鉄分割・民営化攻撃と正面から闘いぬいた蓄積と地平、韓国・民主労総との連帯を始めとした内外の労働者との固い信頼関係、そして原則を曲げない路線性のいずれかが欠けていたら、11月集会は成立しませんでした。それは、日本における労働運動の総崩れに立ちはだかる防波堤の役割を果たしてきた唯一無二の運動であったことも再確認しました。
 3労組共闘の問題も総括しなければなりません。それぞれが大弾圧や国鉄闘争の危機、組織的困難等、これまでの延長線上では解決できない問題に直面し、それを労働運動・階級闘争全体の前進にかけて打破しようとしたところに3労組共闘は成立しました。その任務を十分に果たすことができていたのかが問われています。
 時代が急旋回し戦争がすべてをのみ込んで現実化しています。参政党の台頭と高市政権の誕生。極右勢力が政治の前面に登場し、昨年9月に防衛省の有識者会議から軍事と経済の一体化=戦時経済化に踏み出す報告書が出され、11月にそれを実現するための調査会が自民党に設置され、トランプは国防省を「戦争省」に改編し12月に国家安全保障戦略を打ち出しました。「台湾を奪い取る試みを阻止するために米国と同盟国の能力を強化する」として日本に大軍拡を要求し、西半球を「こん棒外交」で勢力圏化し中国をたたくことを宣言したのです。
 戦争情勢下で労働政策・社会保障政策の歴史的転換が始まっています。雇用・医療・介護・年金・公共交通・郵便、すべてが崩れ落ち、生活の困窮は窮まり〝労働法以前〟に社会が引き戻されようとしています。だが、昨日までおとなしかった労働者たちが明日もおとなしいとは限らない。怒りの声は必ず燃え広がる。中国侵略戦争を阻止しよう。戦争に行き着いた帝国主義は労働者の力で打倒しなければならない。全国労組交流センターは全力でこの時代と闘います。

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