三里塚反対同盟が新年旗開き 南台農地死守、軍事空港粉砕へ

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週刊『前進』04頁(3430号01面02)(2026/01/19)


三里塚反対同盟が新年旗開き
 南台農地死守、軍事空港粉砕へ

(写真 市東孝雄さんを先頭に南台農地から新年初の敷地内デモに出発【1月11日 千葉県成田市】)

(写真 新年旗開きで勢ぞろいした反対同盟。左から萩原富夫さん、市東孝雄さん、太郎良陽一さん、伊藤信晴さん、婦人行動隊の木内敦子さん、宮本麻子さん【11日 芝山町】)


 三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する新年初の敷地内デモと団結旗開きが1月11日に行われ、労働者・農民・学生・市民200人の大結集で三里塚2026年決戦の勝利を共に誓い合った。(関連記事4面
 まず東峰神社のしめ縄の交換を行い、その後、千葉地裁が昨年3月の耕作権裁判一審不当判決で成田空港会社(NAA)への明け渡しを命じた市東孝雄さんの南台の畑に再結集。反対同盟事務局員の太郎良陽一さんが「市東さんの農地を守り抜き、『第2の開港』プロジェクトをたたきつぶそう」と第一声を上げた。反対同盟を先頭にデモに出発。宣伝カーで婦人行動隊の宮本麻子さんが戦争と農地取り上げに反対するアピールを響かせた。全学連と労働者数十人の白ヘル部隊が「実力闘争」を体現し、天神峰・市東さん宅前までデモを貫徹した。

200人で大盛況

 午後、芝山町飯櫃(いびつ)の福祉センター「やすらぎの里」で新年団結旗開きが開かれた。司会の婦人行動隊・木内敦子さんが「耕作権裁判が東京高裁での闘いとなります。霞が関を騒がし、くさびを打っていきましょう」と開会を宣言し、事務局員の伊藤信晴さんが主催者あいさつで、空港機能強化策と「エアポートシティ」構想は成田の軍事空港化だと断じ、「反対同盟の〈軍事空港粉砕、農地死守・実力闘争〉の基本原則で闘うことが問われている」と訴えた。
 東峰の萩原富夫さんが反対同盟の「闘争2026」を読み上げた。1966年同盟結成以来の60年を振り返り「揺るぎない勝利」と言い切った。成田空港機能強化を「戦争準備」と弾劾し、周辺住民と連帯しての拡張差し止め訴訟、夜間飛行差し止め訴訟の取り組みと3・29芝山現地闘争を呼びかけた。
 大きな拍手の中、市東孝雄さんが登壇した。「国、空港会社が何と言おうと正義はわれわれの側にある。60年、国家権力をもってしても三里塚をつぶせなかった。それはみなさんの力のおかげです。これからも声を上げ、一人でも多くの人を仲間にして空港反対に突き進みます。勝利に向け最後まで闘っていきます」。市東さんの音頭で盛大に乾杯した。
 動労千葉の関道利委員長が「車の両輪」として反対同盟との連帯を表明し、「久留里線廃線化を許さず外注化阻止、大幅賃上げを掲げてストライキを構えて春闘を闘う」と宣言した。
 反対同盟顧問弁護団が空港周辺の成田市、芝山町、横芝光町、茨城県稲敷市の住民30人以上が空港機能強化差し止めの新訴訟を起こし、反対同盟を中心とする空港拡張差し止め裁判と併合される見通しであり、1月20日の第1回裁判で住民の意見陳述が行われると報告。耕作権裁判一審不当判決を徹底批判し、控訴審への傍聴を訴えた。
 市東さんの農地を守る会・群馬、全国農民会議、星野・大坂全国救援会、全国水平同盟、婦人民主クラブ全国協議会、関西新空港絶対反対泉州住民の会などの連帯発言に続き、全学連書記次長の渡辺祥英さんが大きな拍手の中、「三里塚闘争で学生の大隊列を組織する」と宣言し、初めて三里塚を訪れた学生も共に闘う決意を語った。
 革共同の秋月丈志書記長が反対同盟の「闘争宣言」と市東さんの決意に全面的に応えると決意を語り、昨年10月の全国集会中止という苦渋の決断を反対同盟に強いたことを謝罪した。革命的女性解放闘争の推進を軸に自己批判と組織変革を進めてきたと報告し、「三里塚闘争は中国侵略戦争を阻止し米帝のNSSを打ち砕く決定的位置にある。闘う中国・アジア人民と連帯し侵略戦争を内乱に転化しよう」と訴えた。
 太郎良さんが「戦争を止め第2の開港を粉砕しよう。3月29日芝山に総結集を」とまとめと行動提起。団結ガンバローで激闘の26年の勝利を誓い合った。

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