国際婦人デー東京集会の発言(要旨)

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週刊『前進』04頁(3438号04面02)(2026/03/16)


国際婦人デー東京集会の発言(要旨)

基調報告
女性解放は共産主義の中に集会実行委
 坪井静さん

米帝によるイラン侵略戦争を許すな

 1917年3月8日、女性の決起がロシア革命の突破口を開きました。今日を女性たちの闘いの日としてよみがえらせましょう。
 アメリカとイスラエルによるイラン侵略戦争を徹底弾劾します。トランプは今この瞬間も子どもや女性を殺しています。この現実から目を背けてはなりません。イラン、パレスチナなど中東の人民がこんな「体制転覆」「親米政権樹立」など認めるはずがありません。この戦争は米・国家安全保障戦略(NSS)の全面発動であり、中国へのすさまじい軍事的恫喝です。

高市が狙う女性の戦争動員うち破れ

 高市は「♯ママ戦争止めてくるわ」という総選挙時にクローズアップされたワードについて、「絶対に戦争を起こしてはいけない、大切な子どもさんを戦争に巻き込んではならない」「だから防衛力の抜本的な強化をこれまで以上のスピード感で進める」と答弁しました。女性の反戦決起を恐れ、それをなんとか国家主義・国益主義に取り込もうとしているのです。
 だから私たちは一般的な「反戦・平和」の立場にとどまってはなりません。「闘う中国・アジア人民と連帯し、米日帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争突入を日帝打倒の内乱に転化せよ!」が私たちの革命のスローガンです。

ロシア革命を切り開いた女性の決起

 1917年のロシア革命は労働者が兵士や農民と団結して立ち上がり、労働者国家を樹立した史上初のプロレタリア革命です。2月23日(新暦では3月8日)の女性労働者の決起が2月革命を切り開き、さらに戦争を継続するブルジョア政府を打倒する10月革命に上り詰め、第1次世界大戦の終結を実現しました。
 重要なことは、自国の政府が「自衛」を掲げて戦争に突入した時、戦争に絶対反対し自国の敗北を促進する「祖国敗北主義」を貫いたことです。「祖国擁護」という立場を労働者階級はとってはならないのです。
 中国侵略戦争を引き起こしているのは米日帝国主義の側ですが、中国スターリン主義は国内の労働者人民の闘いを圧殺し、帝国主義との共存を維持するために軍事的に対抗し、戦争にさおさしています。帝国主義とともにスターリン主義も打倒する革命を推進しなければなりません。
 アジア唯一の帝国主義である日帝の足下で幾多の侵略・抑圧に加担してきた日本の労働者階級は、その歴史を捉え返し、私たち自身の日帝打倒の闘いでアジア人民との血の通った団結・連帯をつくり出す立場に立たなければなりません。
 高市は4月29日、侵略の歴史を居直り、再び天皇制を前面に押し出して中国侵略戦争に突っ込むための「昭和100年記念式典」を開こうとしています。女性差別の元凶、天皇制を私たちの手で打倒しよう!

女性差別の根源は私有財産制にある

 本日、最も訴えたいことは、女性の解放は共産主義の実現の中にあるということです。女性差別の根源は私有財産制です。女性が政治と暴力を奪い返し、資本主義を打倒することなしに真の女性解放、労働者の解放はないのです。
 私たちは一昨年来、関西における女性差別・性暴力とその隠蔽(いんぺい)を告発した当該の女性同志たちの闘いを先頭に、運動内部・組織内で性暴力・女性差別を絶対に繰り返さない組織と運動への変革を一歩一歩実現してきました。「女性差別と闘う意識が欠落していた」という問題ではなく、運動の路線自体を根本的に問い直す闘いとして、自己変革、相互変革する中で革命的女性解放闘争を打ち立ててきたのです。
 革命的女性解放闘争とは単に女性差別と闘う運動ではなく、帝国主義打倒の反戦闘争と完全に一体です。

日米首脳会談粉砕3・20反戦大デモへ

 戦後は完全に終わり、第3次世界大戦か反帝・反スターリン主義世界革命かの時代に入っています。
 日米首脳会談粉砕の3・20渋谷反戦デモに立ちましょう。革命的女性解放闘争の爆発で日本革命―アジア革命―世界革命を実現するため、今日のデモを荒々しく闘いましょう。

「政治と暴力」自らの手で奪還
 関西女性反戦行動実行委

 3月7日、関西では3・8闘う女性デーを闘い抜き、2・23御堂筋デモで初参加した20代の女性たちも参加してくれました! その姿を見て、女性たちが本当に闘いを求めていると確信を持ちました。集会では二つの基調報告をそれぞれ20代の女性がやり抜き、歴史的な3・8闘争をかちとることができました! 今日の闘争も歴史的な闘いとして闘い抜きましょう!!
 私たち女性の生きづらさは女性差別・抑圧が根底に存在します。「女性の社会進出」を叫びながら、すべての矛盾を押し付けてくるのです。家庭では家事や育児、介護を強制し、社会では男性と同じ労働を強いる一方で、女性が肉体を売ることでしか生きていけない現状を強いているのです。そういった社会をつくっているのは、日本帝国主義・国家権力=高市政権です。
 資本主義―帝国主義社会の中で女性を「弱い性」とする差別・抑圧のイデオロギーは、今日まで根深く形づくられてきました。そのイデオロギーに私たち女性、ましてや男性は無自覚に汚染されています。であるからこそ、日常的に女性差別・性暴力が起きているのです。例を挙げだすとキリがありません。これほどまで女性が性的に搾取されている現実に腹の底から怒りが湧いてきます。政治や暴力、言葉さえも奪われてきました。しかし、私たち女性は「弱い性」では決してありません。自らの手で政治と暴力を奪還し、自己解放をつかみ取ることができる主体です!
 日本に住む私たちが絶対に忘れてはならないのは、第2次世界大戦で国家の政策として「慰安婦」とされた女性たちの存在です。兵士の戦力高揚などの目的で彼女たちは性奴隷とさせられ続けたのです。本当に怒りを禁じえません。そして彼女たちは日帝糾弾の闘いに立ち上がり、今も闘い抜いています。私たちは「血債の思想」をもってその闘いに連帯し、この過去を二度と繰り返さない=今再び侵略戦争をしようとしている日帝打倒の闘いを、自らの血が流れてでも闘い抜こうじゃありませんか!

革命的女性解放闘争を創成した地平

 一昨年、私たちの運動内部での女性差別・性暴力事件とその隠蔽が被害当該ら(=当事者の会)の告発・決起によって明らかになりました。事件の被害当該は「こんな運動のあり方では革命はできない」「決起してくる/決起している女性たちに同じ思いをさせたくない」と、告発・決起に立ち上がったのです。それから1年。運動のあり方を根底から変革させる闘い=革命的女性解放闘争の創成を実現してきました。
 加害者に対する徹底糾弾闘争において、当該女性自身が、これまでの自分のあり方が女性差別に屈服していたと認め、そこからの解放をかけて立ち上がった。加害者との対決を積み重ね、激しく厳しい闘いに立ち上がることを通して、染みついたブルジョアイデオロギーを自力で引きはがし、「政治と暴力の奪還=自己解放の闘い」として実現していきました。
 一言でいうと「普通の女性がこの1年の闘いを通して女性革命家になった」ということ。革命的女性解放闘争とは自己解放の闘いそのもの。それは誰かが「代わりに」やってくれるものではなく、自らの手で闘いとるものです。当事者の闘いに乗っかり、自己を変革しないものは革命的女性解放闘争では断じてない。
 帝国主義打倒の闘い抜きには、女性解放はありえません。口では「革命」「米兵の性暴力を許さない」と言ってきました。単なる女性差別への無知・無理解ではなく、差別糾弾闘争を否定し、資本と闘えば団結できるとしてきました。そのあり方の根底的変革・飛躍を、「血債の思想」そして「帝国主義に対する怒り」を取り戻し、革命的女性解放闘争の力でかちとることができたのです。
 女性解放は自己解放であり、人間解放である=共産主義そのものです。共産主義社会の実現以外に私たち人間の解放はありません! ロシア革命を切り開いた女性たちの闘いをよみがえらせ、この革命情勢を荒々しく共に闘いましょう!!

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