レゾリュート・ドラゴン26 中国侵略の日米共同訓練 「総力戦」へ生地訓練拡大
週刊『前進』04頁(3454号02面02)(2026/07/06)
レゾリュート・ドラゴン26
中国侵略の日米共同訓練
「総力戦」へ生地訓練拡大

中国侵略戦争を遂行するための日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン26」が6月20~30日、九州・沖縄の各地で強行された。実弾を使った大規模な戦闘射撃訓練に加え、民間空港・港湾や公園、公道での「生地(せいち、軍事施設でない場所)訓練」が広く行われた。九州・南西諸島の住民とその生活を踏みしだき、丸ごと中国侵略戦争に動員するためのこの訓練に、各地で怒りの抗議行動がたたきつけられた。「連帯し、侵略を内乱へ」を貫く中国侵略戦争阻止の今夏反戦反核闘争に総決起しよう!
陸自オスプレイが宮古空港に初飛来
アメリカ帝国主義がすでに中国侵略戦争を開始している中で行われた今年のレゾリュート・ドラゴンには、自衛隊7300人、米軍2300人が参加。南西諸島の島々を拠点に中国をミサイル攻撃する米海兵隊の「遠征前進基地作戦(EABO)」のきわめて実戦的な訓練として強行された。特に重点が置かれたのが、民間施設を使っての輸送訓練だ。宮古島(沖縄県)の民間空港である宮古空港に29日、陸上自衛隊佐賀駐屯地(佐賀県)に配備されているV22オスプレイが初めて飛来。島内で治療できない重症患者を機内に運ぶ訓練が実施された。これは「災害対処訓練」と称して行われたが、中国侵略戦争に伴う「傷病兵」の輸送訓練にほかならない。
石垣空港(沖縄県)にも陸自オスプレイのほか、米海兵隊の大型輸送ヘリが相次いで飛来。陸自による米軍ヘリへの給油などが行われた。石垣港には米陸軍の揚陸艇が入港、装備品や物資、人員を輸送した。
ほかにも自衛隊海上輸送群の輸送艦が大分や鹿児島の民間港からミサイル発射機を載せた陸自車両などを南西諸島に輸送、徳之島(鹿児島県)の公園が日米の無人偵察機訓練に使われるなど、今回実施された生地訓練を挙げればきりがない。民間も含む施設・物資・人員を中国侵略戦争に総動員する「総力戦」の訓練としてレゾリュート・ドラゴンは行われたのだ。
また、陸自日出生台演習場(大分県)では28日、中国からの陣地「奪還」を想定した共同戦闘射撃が行われた。同演習場での射撃訓練としては初めてドローンが導入され、戦況の分析に用いられた。安保3文書改定に向けて打ち出された「新しい戦い方」の訓練としても行われたのだ。
戦争訓練に各地の住民が怒りの抗議
この戦争訓練に対し、各地の住民が怒りの抗議行動に決起している。訓練開始前日の19日、熊本市の公園で訓練拡大反対行動が闘われた。20日には改憲・戦争阻止!大行進沖縄が陸自那覇駐屯地への抗議行動に立った(前号既報)。宮古島や石垣島でも市民が「戦争準備をするな」「海兵隊は帰れ」と抗議した。闘う中国―アジア人民と連帯し、反戦反基地闘争に立ち上がっている沖縄・九州の人民と共に、帝国主義打倒の反戦闘争を大爆発させよう!