文昭の墓前に勝利を報告 星野・大坂全国救援会共同代表 星野文昭さん家族 星野暁子
週刊『前進』04頁(3455号04面05)(2026/07/13)
文昭の墓前に勝利を報告
星野・大坂全国救援会共同代表 星野文昭さん家族 星野暁子

星野文昭虐殺に対する国の責任を問う控訴審勝利判決の報告を7月1日、友人たちと一緒に文昭の墓前にしてきた。群馬県駒形駅近くの安養院。文昭は奥深山幸男さんらと一緒にそこに眠っている。「控訴審も勝ったからね。文昭の仇(かたき)は討ったからね」と報告した。
2019年5月30日夜、あの時の悲しみと怒りを忘れることはできない。さんざん待たされたあげく対面した文昭はすでに「死装束」を着せられていた。医療センター医師は解剖を拒否し、「朝10時までに引き取れ」と言ってきた。その時すでに深夜0時を過ぎていた。医療センターの門前でたった一人で待っていてくれた大畠信子さんも、今回の報告に同行してくれた。
被告の国は、昨年3月24日の一審判決を覆すためにデタラメな主張を並べ立てた。福岡刑務所の医師が書いた意見書に基づいて「手遅れ」論を展開し、「どんな優秀な医師が完璧に対応したとしても結論は変わらなかった」と主張してきた。
これらすべてを控訴審判決は否定し、一審判決を維持した。あまりにも劣悪な日本の獄中医療にクサビを打ち込む勝利だったと考えている。実際に、横浜刑務所を満期出獄した須賀武敏さんは、変化を実感したと言っている。未決勾留9年、劣悪な東京拘置所で不屈に闘っている大坂正明さんを取り戻すためにこの勝利を生かしていくことを文昭の墓前に誓った。