国鉄闘争の歴史的な勝利を 7・11国鉄全国集会発言(要旨)②

週刊『前進』04頁(3456号02面02)(2026/07/20)


国鉄闘争の歴史的な勝利を
 7・11国鉄全国集会発言(要旨)②

国鉄1047名解雇撤回闘争の当該から

勝利するまで闘いをやめない
 動労千葉副委員長 中村仁さん

 私がここに立っていられるのは、全国の皆さんの熱い連帯の力があったからです。そして国鉄分割・民営化という国策、国家の総力を挙げた不当労働行為に対して、どんなに苦しくても、仲間を信じて不屈に闘っている動労千葉の先輩、同期、後輩たちが存在するからです。職場の団結を守りぬき、ストライキで反撃した強固な絆こそ、私を鼓舞してくれる原動力です。感謝しかありません。
 国家と資本に「国鉄分割・民営化は間違っていた」と言わせなければいけないと思います。勝利するまで闘いを絶対やめません。国鉄分割・民営化は中曽根が言っていた通り、日本を再び戦争のできる国に変えるということです。絶対に戦争に協力しないという立場で闘う労働組合を解体することが、支配階級の狙いでした。しかし、それは今も破産し続けています。労働者の権利を奪い命を脅かす不当な攻撃を、歴史的にも現在的にも絶対許すことはできません。
 ウクライナや中東・イランなど世界各地で人殺しの戦争が引き起こされています。資本の権益を守るために罪もない労働者や市民、子どもたちの命を奪う無慈悲な人殺しです。日本政府も軍事費を拡大し、敵基地攻撃能力を持ち、憲法も変えて戦争に突き進んでいます。この理不尽を黙って見過ごし、傍観者になってはなりません。行動しましょう。労働者の団結した力で戦争を止め、社会を根本から変えることができます。
 国と資本がどれほど牙をむこうとも、労働者の団結がある限り絶対に負けません。倒されても倒されても立ち上がります。全国の、世界の仲間と固く手を携えて闘いたいと思います。
 今、一人ひとりが戦争反対の声を上げて国会前に集まっています。その人たちを私たちが主催する、私たちが責任を取る集会に集めなければいけないと思います。どんなに困難でも、とことん話し合えば、ともに闘おうという答えが必ず出ると思います。ともに闘い、必ず勝利しましょう。

主催者あいさつ

熱い思い示す1万筆署名
 全国運動呼びかけ人 金元重さん

 国鉄1047名解雇撤回闘争は今、重大局面を迎えています。1月23日の第2回控訴審で、東京高裁の東裁判長は中労委・JR側に対し、「JR設立委員会の不当労働行為を認めるのか認めないのか、認めないなら証人を採用する」と明言しました。これに対して中労委・JR側は「認めない」とはっきり回答したようです。
 ならば国鉄分割・民営化の真実を知る首謀者というべき井手正敬・JR西日本元会長と深澤祐二・JR東日本会長の証人尋問を行うほかありません。
 1047名解雇撤回裁判がこのように長引いている原因は、JRが一貫して不当な不採用基準によって動労千葉の組合員を選別解雇した事実を押し隠してきたからです。この隠された国家犯罪を暴き出したのは私たちの39年にわたる不屈の闘いです。採用者名簿に記載されていた動労千葉の組合員を、急きょ作られた不採用基準により排除したことが不当労働行為に当たることは、2015年、最高裁決定で確定しています。
 解雇撤回判決を求める署名は累計1万筆に達しました。今なお無数の労働者が国鉄闘争に熱い思いを寄せ、首切りへの怒りを燃やし続けている証明です。動労総連合の組合員や全国運動の仲間が連合や全労連のメーデー集会などで署名をお願いしたところ、多くの労働者が「国鉄闘争? 1047名解雇撤回闘争? まだやっているの」という反応だったそうです。それは決して否定的なニュアンスではなく、粘り強い解雇撤回闘争への驚き、敬意が含まれていると思います。労働者、労働組合員たちに国鉄闘争の現状と真実を伝え、協力と連帯を求める積極的な活動が必要です。
 本集会には韓国鉄道労組ソウル地方本部のカンジョンナム本部長をはじめ4名の代表団が参加しています。オーストラリアから参加したビクトリア州公務員労組のジゼル・ハナ書記長は、1047名解雇撤回のネット署名に積極的に協力していただきました。ありがとうございます。

連帯あいさつ

動労千葉と〝両輪〟で闘う
 三里塚芝山連合空港反対同盟 市東孝雄さん

 反対同盟は60年を迎えました。これも多くの方々のご尽力のたまものだと思います。特に動労千葉には、ジェット燃料貨車輸送阻止闘争の時から50年近く、車の両輪として一緒に闘ってもらいました。本当にありがとうございます。
 今、成田空港会社は「第2の開港」と称していろいろな悪さをしています。「強制収用は二度としない」と言っていたことがどこかに行って、「苦渋の決断」とか言いながら最終的には強行すると決めてしまっている。報道は住民の方を全然向かず、空港会社や国が言うことがすべてになっています。ですから一人でも多くの人が声を上げ、何かをしないといけない。こういう世の中を絶対に認めるわけにはいきません。
 これからも国策と闘う福島、沖縄、三里塚を一つの闘いとして、完全勝利まで闘っていきたいと思います。ご支援よろしくお願いいたします。

国際連帯の訴え

日韓労働者の連帯の力信じる
 全国鉄道労組ソウル地方本部本部長 カンジョンナムさん

(写真 韓国から鉄道労組ソウル地方本部の4人の代表団が登壇し、カンジョンナム本部長が国鉄解雇撤回闘争を貫き高市の戦争政策と闘う動労千葉との連帯を表明した。ともに登壇した組合員は左からシンヨンスさん、チョジェヒさん、キムグンヨンさん)

 闘う日本の同志の皆さんに敬意と連帯の気持ちを込めてあいさつ申し上げます。私は、韓国労働者の温かい連帯の気持ちを伝えるためにこの場に来ています。
 長い間、揺るぎなく闘ってきた同志たちに拍手を送ります。困難な状況の中でも原則を守り、闘う労働組合の役割を果たし続けてきた皆さんの努力に、深い敬意を表します。
 韓国の鉄道労働者は、12年間の闘争の末に、分離されていた高速鉄道を統合しました。KTX(韓国高速鉄道)とSRT(スソ発高速鉄道)が今年、韓国鉄道公社に統合されます。組合員の団結した力が大きな成果をつくり出しました。鉄道の公共性をさらに高める成果です。
 指導部を中心に団結し、粘り強く闘えば勝利するという教訓を得ました。私たちの闘争の勝利が、日本の同志たちにも多くの力を与えることができればと願っています。
 日本の高市政権は、アメリカのトランプと協力し、中国に対する侵略戦争を念頭に置いて、中東地域への軍事介入も企てています。非核三原則の再検討、武器輸出制限の緩和など、軍事力強化のための法整備、国家情報局の新設など国内治安体制の強化、自衛隊の明文化をはじめとする憲法改悪など、戦争国家体制の構築に向かっていると承知しています。
 日本の労働者階級は、闘うすべての労働者民衆と連帯し、高市政権に立ち向かう闘いをつくり出すことが必要です。日本の労働者民衆の闘いを発展させる鍵が労働運動の再建と考える動労千葉同志たちの志に共感します。
 国鉄分割・民営化反対闘争は、日本の労働運動と階級闘争において非常に重要な意味を持っています。1047名の解雇撤回裁判闘争が日本の労働運動に大きな影響を与えるでしょう。
 労働者の国際連帯で戦争を止め、労働者の権利を守り、労働者が主人公になる世の中をつくるために、日韓労働者の闘いを共有し、ともに闘う決意を新たにするこの集会に招請していただいたことに感謝申し上げます。
 闘う労働者は一つです。労働者の連帯に国境はありません。私たちがともに築いた連帯の力が、いずれこの世の中を変えると信じます。ともに手を取り合い、熱く闘いましょう。同志の皆さんの健康と勝利を祈ります。闘争!

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