被爆81周年8・6―9闘争へ

週刊『前進』04頁(3456号03面01)(2026/07/20)


被爆81周年8・6―9闘争へ


 被爆81周年の今夏8・6広島―8・9長崎反戦反核闘争は、開始されたアメリカ帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争が核戦争にまで行きつく大戦争として激化の一途をたどっている中で、これを絶対に阻止し帝国主義打倒の内乱への突破口を切り開く歴史的な大決戦だ。闘う中国―アジア人民と連帯し、被爆者・2世・3世の根源的怒りと闘いをわがものとして戦争式典粉砕・高市打倒の戦闘的実力デモに立とう。今夏反戦反核闘争に総決起しよう! 革共同広島県委員会と九州地方委員会のアピールを掲載します。(編集局)

戦争式典粉砕・高市打倒 怒りのデモの先頭に立つ 革共同広島県委員会

 被爆81周年を迎える8月6日、米帝・トランプと共に中国侵略戦争を開始し、新たな核戦争への道を開こうとする日本帝国主義・高市が広島の地に乗り込み、被爆者を「英霊」化し、被爆地を新たな侵略と改憲・核武装を正当化するために利用しようとしている。断じて許すことはできない! 帝国主義の核によって虐殺された二十数万人の被爆者の怒りと無念、その命をかけた闘いをわがものとし、「アジア侵略、ヒロシマ・ナガサキをくり返すな!」「中国侵略戦争=核戦争阻止!」「式典粉砕・高市打倒!」のありったけの怒りの叫びをとどろかせ、広島市の「公園入場規制」、暴処法弾圧、機動隊の暴力と天皇制右翼を粉砕し、式典会場へ実力進撃しよう!
 革共同広島県委員会は、昨年の秋月書記長自己批判―IS同志提起を受け、県委員会指導部による女性解放闘争への全面敵対にまで至った「7回大会路線の根本思想」からの根底的決別をかけた自己批判を進めてきた。女性解放闘争への敵対と、8・6広島闘争を帝国主義打倒の反戦反核闘争から「新自由主義と闘う職場での労組的団結拡大が一切とするような運動」に変質させたことは一体のものだった。それは「血債の思想」と「連帯し、侵略を内乱へ」の路線の放棄から帝国主義への根本的なところでの屈服に陥っていたことから引き起こされた。われわれは、このことをきっぱりと自己批判し、古い自己と組織を徹底的に打倒しぬいて闘うことを決意した。広島県委員会は、この自己批判と決意―10回大会路線の実践的貫徹をかけ、今夏8・6闘争、戦争式典粉砕・高市打倒の実力デモの先頭に立って闘う。

中国侵略戦争突入のもとでの8・6

 米帝の歴史的没落と米帝を唯一絶対の支柱として成り立ってきた戦後世界体制の完全な崩壊の中で、帝国主義の基本矛盾が米帝―帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争として爆発している。この米帝の中国侵略戦争の開始に対し、帝国主義打倒の世界革命を放棄し裏切っている中国スターリン主義も体制的危機を激化させつつ、核を含む反人民的な軍事的対抗をもって帝国主義の中国侵略戦争―世界戦争を促進している。そしてこの戦争は、いま現実に台湾、日本本土―沖縄からフィリピン―南中国海にいたる「第1列島線」を前線として不可逆的に激しく進行している。米帝のベネズエラ侵攻、イラン侵略戦争、ガザ―パレスチナ侵略・虐殺の継続、ウクライナ戦争の果てしない激化、全世界的なすさまじい軍拡・核軍拡。すべてがこの米帝の中国侵略戦争―世界戦争の開始の中で起きているのだ。
 日帝・高市は米帝・トランプと一体となり、日帝自身の存立をかけて中国侵略戦争に突入し、安保3文書改定、沖縄・九州―日本全土における基地強化、米軍と自衛隊の一体化、中国侵略戦争実戦演習のエスカレーション、戦時体制・総力戦体制突入のためのスパイ防止法制定、国旗損壊罪、天皇制攻撃、改憲へ突き進んでいる。安保3文書改定に向かっては、建前として掲げてきた「非核三原則」も公然と破棄し、米軍の核持ち込みだけでなく、核兵器の共有=共同運用まで議論されている。再びの侵略戦争と核戦争でしか生き残れない帝国主義はただちに打倒あるのみだ。

被爆者の英霊化と怒りの圧殺許すな

 われわれは、2024年2月の8・6暴処法弾圧での5人の不当逮捕・起訴、それを口実とした原爆ドーム前集会規制に対し、8月6日前夜からの徹夜座り込みで、機動隊の暴力に自らの体を張って闘い、日帝の8・6闘争圧殺の弾圧を実力で粉砕し勝利した。だが中国侵略戦争突入情勢において、昨年までの闘いを決定的に超えなければならない。
 1971年8月6日、被爆者、被爆2世、広島の労働者・学生・市民は、被爆者援護法制定を拒否して被爆者・2世への抹殺政策を進め、ベトナム侵略戦争に参戦し、沖縄の永久核基地化を策動する佐藤栄作首相の平和式典参加を直撃する実力糾弾闘争をたたきつけた。式典粉砕のデモと一体で「被爆者殺し、佐藤帰れ」「戦争犯罪人、佐藤帰れ」の怒りの声が式典会場を覆い、佐藤を平和公園からたたき出した。さらに広島の闘いを圧殺しようとする機動隊への怒りは暴動闘争となって燃え上がった。中国侵略戦争突入下で、今こそこのような闘いを爆発させる時なのだ。
 そもそも戦争責任・被爆責任を一切問うこともなく、中国侵略戦争と改憲・核武装への道を突き進む日帝・高市や、核武装した帝国主義国家の代表、パレスチナ人民大虐殺を続けるイスラエルなどを呼び込んだ「平和式典」なるものが、「粛々と」行われること自身が、核で殺された被爆者、反戦反核に命を懸けて闘ってきた被爆者へのとんでもない蹂躙(じゅうりん)であり、裏切りだ。何が「静謐(せいひつ)な環境での慰霊を」だ! 「8月6日は静かにしろ」だ! それは被爆者に対して、被爆者の怒りと闘いを共にして決起する労働者人民に対して、トランプや高市らが進める帝国主義の新たな侵略戦争と核戦争の準備に対して「黙っておとなしく従え」ということなのだ。機動隊や右翼で平和公園を取り囲み、暴処法適用や反動条例制定までやって8・6闘争を圧殺しようとしているのはそういうことだ。
 7日には皇室典範改定をへて「男系皇位継承者」・ヒサヒトが広島・平和公園に来る。ついに8・6広島に天皇制暴力まで振りかざしてきたのだ。沖縄戦も広島・長崎への原爆投下も天皇制護持のための降伏引き延ばしの中で引き起こされ、昭和天皇ヒロヒトはそれを「やむをえないこと」と開き直った。この極悪の侵略・戦争・被爆・差別の元凶=天皇・天皇制への怒りも爆発させ、式典粉砕へスクラム固く進撃しよう!

反戦被爆者の闘いを今こそ継承し

 原爆投下は、日清戦争以来の日帝のアジア侵略の帰結だった。軍都・広島には軍需工場などの働き手として多くの朝鮮人・中国人が強制連行され強制労働をさせられていた。その多くが原爆によって虐殺されただけではなく、被爆後も幾重もの差別と抑圧によって命を奪われていった。被爆直後の放射能が舞う中で遺体の片付け、がれき撤去などに動員され、死亡率は日本人被爆者の1・5倍以上といわれる。朝鮮人・中国人被爆者を始めとするアジア人民への血債にかけて、再びの中国―アジア侵略戦争を阻止し、日帝を内乱でもって打倒しなければならない。
 今こそ「帝国主義侵略戦争に対して朝鮮人被爆者をはじめとする朝鮮・アジア人民と連帯し、最後の血の一滴まで戦う」と宣言した「反戦被爆者の会」の怒りと魂を革命的に引き継ぎ、被爆者解放・日帝打倒を貫徹する時だ。国会前を始め全国で決起している女性・青年・学生たちに、帝国主義打倒、スターリン主義打倒の革命こそ真に反戦反核を貫く道であることを真っ向から提起し、8・6反戦闘争に組織しよう。広島県委員会は、その先頭で闘いぬく。

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中国侵略戦争=核戦争を阻止する8・9長崎へ 革共同九州地方委員会

 被爆81周年の今夏、中国侵略戦争―世界戦争・核戦争を阻止するため、8・9ナガサキ反戦反核闘争に立ち上がろう! 九州地方委員会はその先頭に立つ。

九州は沖縄と並ぶ中国侵略戦争の要

 7月1日まで実施された多国間合同軍事演習「バリアント・シールド(VS)」はまさに中国侵略戦争の〝総げいこ〟として展開された。米軍全種を動員するこの「統合作戦」は、米帝の全同盟国を前線に立たせる中国侵略戦争の具体的発動だ。海兵隊の遠征前進基地作戦(EABO)を始めとする作戦に共通するのは〝部隊を小規模に分散して敵の攻撃を耐久し、消耗した中国の防衛線を突破・粉砕する〟ことだ。今回のVSでは攻撃・防御が同時に展開され、自衛隊もそこに決定的に組み込まれている。
 このVSと並行して6月には日米合同軍事演習「レゾリュート・ドラゴン(RD)26」が実施された。沖縄を丸ごと戦場に見立て、甚大な出血・消耗を前提にした長期戦・総力戦を想定した演習だ。従来このRDは単独で行われていたが、VSと一体で実施されたことで、米帝が開始している中国侵略戦争の具体的・実戦的な姿が鮮明に浮かび上がった。
 中国スターリン主義はこれに追い詰められ、7月6日に核搭載可能な潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射して対抗した。米帝はこうして中国から引き出した軍事的対抗を格好の餌食として「拡大抑止」や同盟国との「核共有」を正当化し、中国侵略戦争=核戦争を構えている。これが現実の力関係だ。戦争の元凶=帝国主義と、これに屈服し戦争にさおさすスターリン主義を共に打ち倒す反帝・反スターリン主義世界革命を実現することだけが戦争を止める道だ。
 そして、高市が推し進める改憲・大軍拡の要の位置にある沖縄・九州は中国侵略戦争を阻む具体的攻防点だ。昨年7月、佐賀駐屯地に配備された輸送機V22オスプレイは「侵略殴り込み部隊」である水陸機動団を完成させ、RD26では沖縄・宮古島に降り立った。続いて宮崎・新田原基地には強襲揚陸艦に発着可能な戦闘機F35Bが配備され、前線基地としての九州の位置づけが鮮明になった。今年3月には中国に届く長射程ミサイル「25式地対艦誘導弾」が熊本・健軍駐屯地に配備され、長崎・佐世保基地のイージス艦には北京を攻撃可能な米国製ミサイル「トマホーク」が搭載された(9月配備に向け調整中)。九州は出撃拠点のみならず、直接攻撃の拠点にも組み込まれたのだ。
 自衛隊の侵略軍隊化のために隊内では国家主義・排外主義が激しく扇動され、今年3月には、高速滑空弾の配備が予定されている宮崎・えびの駐屯地の隊員が中国大使館を襲撃するという衝撃的な事態が引き起こされた。大分・日出生台演習場では今年4月、「10式戦車」が暴発して4人が死傷。くしくも高市政権が武器輸出全面解禁を決定したその日に起きたこの事故は、軍事演習の激化・常態化、隊員の使い捨てという現実をあらわにした。一切が断じて許すことのできない中国侵略戦争の具体的準備だ。九州において再びの中国―アジア侵略戦争を命をかけて阻む反戦闘争を実現しなければならない。

侵略と被爆の歴史くり返さぬ闘いを

 何より、1945年8月9日に原爆が投下された長崎の街は、アジア侵略を支えて血塗られた戦争によって膨大な利益をせしめた日本最大の軍需企業=三菱重工が支配する都市だった。強制連行してきた朝鮮人・中国人を働かせて得た燃料で日々稼働した軍需工場が日帝の戦争を支え続けた。ゆえに米軍は北九州の八幡製鉄所と並んで、長崎の軍需工場群を原爆投下の目標として設定したのだ。
 戦後も朝鮮戦争と自衛隊発足へ至る過程で三菱重工の軍需部門は復活。安倍政権が集団的自衛権行使を容認する閣議決定に踏み切った2014年、三菱重工業長崎造船所は民生部門を切り離し「防衛・宇宙」部門に特化した。高市政権の安保3文書改定、「年単位の継戦能力」構築という国家戦略と一体化し、再びの中国―アジア侵略で肥え太ることを待望する帝国主義ブルジョアジーを国家権力もろとも打倒しよう。
 戦後、在日朝鮮人・中国人被爆者をはじめ長崎の被爆者、労働者民衆は「再びのアジア侵略を許すな!」と連綿と決起してきた。70年安保・沖縄決戦に向かう過程では長船社研、日放労長崎分会がその先駆的取り組みで反戦青年委員会運動を牽引(けんいん)し、沖縄と連帯する安保粉砕の闘争を切り開いてきた。
 そして現在、中国侵略戦争の前線基地として大軍拡が推し進められる中で、熊本では夜を徹したミサイル搬入反対の闘いが巻き起こるなど、九州全域で反戦・反基地闘争の高揚が開始されている。実力抗議行動が不屈に継続されている佐賀駐屯地に配備されたオスプレイの飛行時間は予定の4割弱にとどまり、闘いによって破綻を強制されている。
 来たる8・9ナガサキ、被爆者「英霊」化の戦争式典を実力で粉砕する戦闘的デモを貫徹し、高市政権の改憲・戦争国家化攻撃に怒りを燃やして立ち上がる青年・学生・女性を革命の隊列に獲得しよう!
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中国侵略戦争=核戦争阻止!
アジア侵略、ヒロシマ・ナガサキを繰り返すな!
被爆81周年8・9ナガサキ反戦反核行動
 8月9日(日)午前10時 爆心地公園集会―高市打倒デモ(爆心地公園、長崎市松山6)
 午後1時30分 8・9ナガサキ反戦反核集会(長崎県総合福祉センター、長崎市茂里町3―24)
 主催 8・9ナガサキ反戦反核行動実行委員会

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