米帝のイラン空爆許すな 海自のホルムズ派兵阻止を

週刊『前進』04頁(3457号04面02)(2026/07/27)


米帝のイラン空爆許すな
 海自のホルムズ派兵阻止を


 中国侵略戦争―世界戦争を強行するアメリカ帝国主義は、その一環としてあるイラン侵略戦争をますます激化させている。

インフラ、原発・核施設も標的に

 トランプが7月10日にイランへの攻撃再開を議会に通告して以降、米軍は11日から連続でイランを空爆している。その対象は軍事施設にとどまらず、インフラ施設にも及んでいる。ホルムズ海峡「逆封鎖」・船舶への攻撃と一体で、ペルシャ湾に近いイラン南部への攻撃が大半を占める。特にホルムズ海峡に近いホルムズガン州の橋やトンネル、鉄道駅といった輸送網が多数攻撃されている。米軍は1万人向けの飲料水を供給する海水淡水化施設や電波塔、病院なども攻撃し、6月27日から7月18日までに50人を殺害、500人以上を負傷させた。
 とりわけ許しがたいのは、米軍がイランの原発=地上に置かれた原爆を標的としていることだ。19日にはイラン南部ダルホビンで建設中の原発の敷地が攻撃された。20日の攻撃では南西部のブシェール原発が狙われ、防空システムが作動した。
 一連の攻撃に対するイランの反撃で米軍にも死者が出る中、トランプは20日、「イランが米兵を殺害するたびに、何倍もの代償を支払わせる」と主張。21日にはイランの核施設を「すぐにとても激しく攻撃するだろう」と恫喝した。米帝は昨年6月のイラン核施設攻撃の後、イランが中部ピックアックス山にウラン濃縮用の遠心分離機数千基を移したとみており、今度はここに「一発くらわせる」(トランプ、13日)というのだ。
 だがイラン侵略戦争は米帝の危機をも加速させている。国防長官ヘグセスは21日、対イラン攻撃の戦費が9月までに375億㌦(6兆1千億円)に上る見通しを示した。さらに、ホルムズ海峡の石油輸送の迂回路である紅海の封鎖をイエメンの親イラン組織フーシ派が宣言。イラン―中東人民の不屈の反撃を受けて行き詰まる米帝は一層、中国侵略戦争―世界戦争にのめり込むしかない。

海自が掃海艇派兵へ機雷戦訓練

 こうした中、日本帝国主義・高市は、ホルムズ海峡への海上自衛隊掃海部隊の派遣を狙っている。
 高市は6月、米帝とイランの戦闘終結に向けた「合意」を受けて英仏独伊の首脳が発表した、「機雷除去活動の実施を含む防衛任務」を担うとする共同声明に参加すると表明した。米帝がイラン侵略戦争において欧日帝国主義への争闘戦=中国侵略戦争―世界戦争への動員を激化させていることに対し、欧日帝も自らの延命をかけてイラン侵略戦争―中国侵略戦争に参戦しようとしているのだ。
 海自はすでに派兵の準備を進めている。青森県の陸奥湾で7月14日、海自による機雷戦訓練と日米印共同の掃海特別訓練が行われた。イラン―中東人民、中国―アジア人民への血債にかけて絶対に阻止しなければならない。
 イラン侵略戦争を止める唯一の道は、中国侵略戦争―世界戦争の元凶である米帝と日帝・帝国主義を打倒することだ。中東、アジア人民と連帯し、中国侵略戦争阻止へ闘おう。
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