群馬 市東さん招き三里塚集会 10・11―11月決戦呼びかけ
週刊『前進』04頁(3464号03面02)(2026/09/21)
群馬 市東さん招き三里塚集会
10・11―11月決戦呼びかけ

(写真 市東さんの闘いの覚悟に満ちた発言が、参加者の胸を打った【9月13日 群馬県高崎市】)
「市東さんの農地を守ろう群馬集会」が高崎市で9月13日、三里塚反対同盟の市東孝雄さんを迎えて開かれた。群馬・市東さんの農地を守る会と、改憲・戦争阻止!大行進ぐんまが主催し、31人が参加した。
司会のあいさつに続き、守る会代表で一般社団法人「高階(たかはし)文庫」代表理事の高階ミチさんが「市東さんと共に市民の力を結集する集会に」と開会のあいさつをした。
大行進ぐんまの大塚正之さんが基調報告を行い、二度と侵略の歴史を繰り返さない決意で戦争反対の闘いに立つことを訴えた。そして三里塚闘争が「戦後の平和と民主主義」の虚構を打ち破る労働者と農民の内乱・武装闘争として闘われてきたことを確認し、10・11三里塚全国集会、11・1全国労働者集会、11・22反戦闘争・首相官邸デモへ連続した決起を呼びかけた。
続いて、東京から駆けつけた改憲・戦争阻止!大行進事務局長の本山隆介さんが、「中国侵略戦争阻止の反戦闘争の大爆発を!」と題して特別講演。本山さんは「私たちの眼前にあるのは、基軸国・アメリカ帝国主義の大没落と戦後世界体制の最後的崩壊という歴史的事態」だと指摘して「戦争の根源である帝国主義の打倒」を訴え、米日帝の中国侵略戦争を阻止する反戦闘争を「歴史的決戦」として呼びかけた。10月臨時国会においては高市政権の安保3文書改定、改憲攻撃の全面化などを焦点に大激突となることを明らかにし、10・11三里塚から11月決戦への連続決起を訴えた。
地元の町長の連帯あいさつに続き、市東さんが参加者の拍手に迎えられて登壇。市東さんは「反対同盟は60年にわたり原則を守り、農地死守、戦争反対の闘いをやってきました。うちのおやじ(市東東市さん)たちが闘いを始めたころは『軍事空港反対』と言っても『戦争なんかもう起きないんだ』というのが周りからの反応でした。おやじたちが正しかった。戦争体験のある人間の実感だったと思います」と闘いの歴史の正しさを語ったうえで、「NAAは『第2の開港』と称して攻撃をかけてきています。説明会を400回もやったと自慢しているが、実際には自分らで勝手に決めたことを一方的にしゃべるだけ。それで従わなければ強制収用で土地を取るという。私たち農家は農地を奪われたらやっていけません。これからも農地を守り、群馬のみなさんのお力もお借りして闘っていきます。三里塚60年の闘いをさらに続けていきます」と述べた。市東さんの飾らぬ人柄と闘いの覚悟が参加者全員の胸を打ち、大きな拍手がわいた。
三里塚現地闘争本部から2人が発言し、その後の討論・質疑応答では、参加者から戦争情勢に立ち向かう意気込み、例年にない雨量による三里塚現地の畑と作物への影響への心配、裁判闘争や現地攻防の争点への質問などが寄せられた。
最後に群馬合同労組の組合員が、市東さんに守る会会費とカンパを手渡した。司会者があらためて10・11三里塚、11・1―22の連続闘争を訴えて集会の成功を確認した。市東さんからは、無農薬のジャガイモと玉ねぎの袋詰めが参加者全員に配られた。