日米共同実動演習「キーン・ソード27」弾劾 今こそ中国侵略戦争阻止を 沖縄人民と連帯し11・22闘争へ
日米共同実動演習「キーン・ソード27」弾劾
今こそ中国侵略戦争阻止を
沖縄人民と連帯し11・22闘争へ
日米共同統合実動演習「キーン・ソード27」が10月19~29日に沖縄・南西諸島、九州を中心に全国で強行された。米日帝国主義は一層激しく中国侵略戦争に突入している。沖縄の怒りと連帯し、11・22反戦デモに総決起しよう!
女性殺害居直り演習強行
米日帝国主義は在沖米兵による女性強盗殺害事件を引き起こしておきながら、「中止や内容の変更は考えていない」(自衛隊トップの内倉浩昭統合幕僚長)と傲然と居直り、キーン・ソード27を強行した。
しかも高市らに連なる極右らは、基地と戦争への怒りと闘いをたたきつぶすために差別・排外主義を満展開し、「被害女性にも落ち度があった」などとSNS上で誹謗(ひぼう)・中傷し被害女性を襲撃している。「娘は二度も殺された」(遺族)のだ。那覇地検は25日に加害米兵を起訴したが、労働者人民の誰もがこのような幕引きを許しはしない。この怒りは、安保、基地、中国侵略戦争のために女性や人民がどれだけ犠牲になろうが構わないという日本帝国主義を打倒するまでやむことはない!
キーン・ソード強行は中国侵略戦争に全面突入するものであり、沖縄にさらなる矛盾と犠牲を強いていく。人民の怒りに恐怖する高市や沖縄県知事・古謝らは地元住民にまともに説明することすらできない。沖縄―全国の人民の怒りは爆発するばかりだ。革命的女性解放闘争を推し進め、沖縄人民と連帯し、「中国侵略戦争阻止、全基地撤去=沖縄奪還、安保粉砕・日帝打倒」の反戦闘争の爆発を今こそかちとろう。
中国侵略戦争に全面突入
キーン・ソード27は自衛隊4万5千人、米軍1万2千人を中心として計9カ国が参加した。2年に1回行われる最高レベルの演習であり、これまでの演習とは一線を画する「最高の中国侵略戦争遂行シナリオ」を演練するものだ。日本全土、33都道府県が演習に関わり、「特定利用空港・港湾」に指定される10空港・13港湾を含む18空港・21港湾が輸送や戦闘機の離発着などに使われた。多くは沖縄・南西諸島、九州だ。
米帝の中国侵略戦争の戦略は、米海兵隊と陸軍が南西諸島から台湾、フィリピンを結ぶ第1列島線内で、「遠征前進基地作戦(EABO)」を展開し、島々に移動拠点を築きながらミサイルや無人機などで自衛隊などと共同して中国軍を撃退し、その後、米海空軍が全面的に中国に侵攻していく、というものだ。それは中国―アジア人民を地獄の戦場にたたき込む。日本列島全土が出撃拠点となり、戦場化する。沖縄は再び「捨て石」にされ、第二の沖縄戦を強制されるのだ。
米帝は米国家防衛戦略(NDS)で第1列島線上に中国に対する「強力な拒否防衛体制を構築する」と打ち出し、日帝にその最前線に立つことを迫っている。防衛相・小泉進次郎は28日にフィリピンで行われた日米防衛相会談で「拒否する防衛力」の強化を確認し、安保3文書にも盛り込もうとしている。さらに会談では両防衛相が、キーン・ソード27を「過去最大規模での日米部隊の一時展開も含め、日本各地におけるより高度かつ実戦的な訓練」と評価。「日米同盟の態勢と能力が強化されている」と歓迎し、「南西地域における共同プレゼンス(影響力)の向上」をさらに推し進めることを確認した。まさにキーン・ソード27は、「強力な拒否防衛体制」を築き、中国侵略戦争に全面的に突入していくものとして行われたのだ。
沖縄・先島地域では、EABOのために開発された米軍の最新鋭無人ミサイル兵器「ネメシス」とそれを守る防空兵器「マディス」が石垣島に昨年9月の演習に続き展開し、与那国島には初展開した。石垣島には高機動ロケット砲兵器「ハイマース」も展開、与那国・石垣両方から台湾および中国の沿海まで届くミサイル兵器が配置された。これらと一体で自衛隊の対艦・対空ミサイルや輸送機も数多く展開された。沖縄島でも15もの訓練が行われ、先島諸島への最前線の出撃・補給拠点化を推し進めた。伊江島では豪軍が初のパラシュート訓練を強行した。
また九州では、大野原演習場(長崎県、佐賀県)で中国本土にまで届く射程1千㌔の長射程ミサイル「25式地対艦誘導弾」を初展開した。さらに基地も訓練場もない種子島では、公園や海岸などの生地で訓練を強行した。陸上自衛隊の水陸機動団は、昨年7月に佐賀駐屯地に配備されたオスプレイに乗り込み、上陸訓練を行った。また、空自基地が攻撃を受け使用できない事態を想定し、九州各地の民間空港で戦闘機などが展開。日米共同演習で初めて大分空港が使用され、自衛隊の戦闘機が離着陸訓練を行った。霧島演習場(宮崎県、鹿児島県)でも陸自約1400人、米海兵隊約250人が、日出生台演習場(大分県)でも自衛隊と米軍約4480人が大規模な戦闘訓練を行った。
そして北海道から九州・沖縄への輸送訓練では、防衛省が借り上げる民間船舶が、海上自衛隊の護衛艦を伴い、部隊や装備を最前線に送り込んだ。
米軍と自衛隊はすぐにでも中国との交戦状態に入ることができる態勢を整えている。これに対し中国軍は、14日には空母「遼寧」が沖縄島と宮古島の間を移動、27日には海軍艦艇と海警船の4隻が、九州南部の大隅半島と種子島の間にある大隅海峡を通過するなど、キーン・ソード27に対抗している。激しいつばぜり合いが繰り広げられ、中国侵略戦争への突入がさらに進展しているのだ。
沖縄の軍事要塞化粉砕を
今回の演習で米軍のオスプレイが初めて宮古空港に飛来し、石垣空港も使用した。陸自佐賀駐屯地のオスプレイも普天間基地で展開し、宮古空港や石垣空港で着陸訓練を行った。日米のオスプレイは九州での大規模戦闘演習にも参加した。
オスプレイは「欠陥機」として知られ、2012年の米軍普天間基地での運用開始から沖縄県民が総出で反対してきた機体だ。県内の全市町村長・議長が署名した「建白書」でも配備撤回を求めてきた。だが古謝は16日、「配備撤回は現実的ではない」として沖縄県知事として初めてオスプレイを容認したのだ。これに統合幕僚長が「大変感謝する。しっかりと訓練を行う」とまで述べている。
オスプレイは単なる輸送機ではない。侵略兵器だ。広い平地や滑走路など望めない場所への迅速な兵員投入と補給の実施を目的に開発され、中国侵略戦争においては整備されたインフラや平野部が少ない南西諸島の島々とその周辺海域が激しい戦場となることから、米日帝はその運用にこだわってきた。古謝は27日、訓練時におけるオスプレイの民間空港の使用を認める見解を示している。
キーン・ソード27は沖縄人民の歴史的な反戦反基地闘争を解体し、沖縄を侵略拠点化していくものとして行われた。沖縄人民と連帯し、中国侵略戦争阻止!安保3文書改定粉砕の決戦に立とう。11・22全国反戦闘争に総決起しよう!
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各地で行われた中国侵略戦争の大演習キーン・ソード27



