6・8国鉄全国集会へ 動労千葉・動労水戸に続け

週刊『三里塚』02頁(0896号02面03)(2014/05/26)


6・8国鉄全国集会へ
 動労千葉・動労水戸に続け

(写真 JR常磐線の竜田駅延伸=運行再開へ動労水戸はストライキに立ち上がった【5月10日 いわき市】)

 戦争と改憲攻撃の日帝・安倍政権とJR資本に対して、動労千葉・動労水戸を先頭とした国鉄労働者が全力での決起をかちとっている。動労千葉は5月2日、「外注化―強制出向粉砕! 反合・運転保安確立」を掲げて怒りのストに立った。JRの外注先であるCTS(千葉鉄道サービス)が、国鉄時代なら担当するまでに10年の経験を必要とした仕業検査を、入社後まだ1年の労働者に行わせるという暴挙に対し、反撃を開始したのだ。動労千葉は「鉄道の安全が崩壊する」「プロパー採用の仲間たちを犠牲にしてはならない」と決起したのだ。
 動労水戸は10日、常磐線の広野―竜田駅間の運行再開に反対するストを断固として打ち抜いた。まだ放射線量が高い汚染地域で、なぜ政府とJRは運行を再開するのか? 住民に帰還を強制し、福島原発事故にふたをし、全国の原発再稼働の流れをつくり出し、原発輸出をも強行するためだ。そんな目的のために鉄道労働者と住民に被曝を強制し犠牲にすることなど、断じて許せない。
 動労水戸は、「労働者と乗客の命と健康を守るため、妥協なく闘うことは私たち労働組合の社会的使命です」と立ち上がった。いわき市の仮設住宅で暮らす楢葉(ならは)町の住民を訪問しストの意義を訴えた。
 JRの6・1運行再開―竜田延伸攻撃に対し、動労水戸はさらに再度のストライキを含むあらゆる戦術で闘おうとしている。国労郡山工場支部は組合の見解を出して動労水戸と連帯した。動労水戸が呼びかける「5・31いわき総決起集会」(午後1時 いわき市中央公園)に結集し運行再開を阻止しよう。
 そして、動労西日本で、動労連帯高崎で、動労総連合の組織を拡大する闘いが前進している。2週間後に迫った6・8国鉄全国集会は、「命より金」という新自由主義と真っ向から対決する闘いだ。その政策の原点となった国鉄分割・民営化=国鉄1047名解雇の攻撃に対して、その撤回をあくまで求め、この国鉄決戦を基軸に、安倍政権と対決する闘いだ。
 労農同盟の強化・発展のために、三里塚反対同盟および全国農民会議は、6・8集会の成功を訴えている。新自由主義攻撃の一環であるTPP締結にむけた動きに対して、労農が団結した力で立ち向かおう。国鉄解雇撤回10万人署名を貫徹しよう。6・8集会の成功から戦争・改憲阻止と安倍政権打倒をかけ8・17大集会へ闘おう。
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●6・8国鉄全国集会 午後1時 東京・文京シビックホール
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