周辺一斉行動始めて1周年 「同盟ニュース」が力発揮

週刊『三里塚』02頁(0896号02面04)(2014/05/26)


周辺一斉行動始めて1周年
 「同盟ニュース」が力発揮

(写真 一斉行動の武器として毎月発行される「反対同盟ニュース」【5号から7号】)

 反対同盟は昨年5月19日から毎月周辺一斉行動を継続している。その中で力を発揮しているのが「反対同盟ニュース」だ。「単発のビラでは訴える力が弱いな」「定期的にニュースを発行した方が、継続性を示すことができる」という市東孝雄さんの提案で、昨年10月6日に第1号が発行された。その後一斉行動の度に発行し、4月20日で第7号になった。

(写真 市東孝雄さんを先頭に反対同盟は一斉行動を開始した【写真は昨年5月19日】)


 「ニュース」で精彩を放っているのが4面に掲載されている「地域住民の声」欄だ。特に騒音直下の下総地区や芝山町などからの怒りが強い。怒りの的になっているのが、昨年3月より始まった深夜の飛行制限緩和の時に、NAAが各部落で行った説明会のデタラメさだ。「雇用があるのは空港のおかげ」「多少の騒音はがまんしろ」といわんばかりの態度だったという。
 一斉行動は同盟・現地支援の団結を形成する闘いだ。国交省は第3滑走路策動を開始した。反対同盟はこの攻撃を許さないためにも一斉行動を強め、騒音下、「滑走路予定地」に想定される周辺住民と連帯する方針だ。さらにソウル大生らからの市東さん署名の送付や台湾からのテレビ、新聞社の三里塚取材、さらにドイツの反原発団体・ゴアレーベンの来訪など、三里塚が国際的にも注目される大きな闘いである、とのニュースも反響を呼んでいる。

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