民衆決起大会 パククネ政権打倒へ 2・27 ソウル市庁前に2万人

週刊『三里塚』02頁(0939号02面07)(2016/03/14)


民衆決起大会
 パククネ政権打倒へ
 2・27 ソウル市庁前に2万人

(写真 2月27日に2万人を結集して行われた第4次民衆総決起大会【ソウル市庁前広場】)

 2月27日、ソウルで、パククネ政権打倒へ向けた第4次民衆総決起大会と汎国民大会が開かれた。民主労総(全国民主労働組合総連盟)を始めとする労働者、農民、学生、市民・社会団体など2万人が、ソウル市庁前広場に集まった。
 労働者人民を犠牲に資本・財閥が私腹を肥やしてきたパククネ政権3年間のあらゆる悪行への徹底弾劾に加え、パククネが米日韓軍事同盟によって対北朝鮮の戦争にのりだすことに、激しい怒りがたたきつけられた。
 民主労総のチェジョンジン委員長職務代行、全国農民会議総連盟のキムヨンホ議長、全国露天商協会会長など民衆総決起闘争本部の代表が壇上に立ち、「パククネ政権が反民衆・反平和の暴走を続け、野党がこれを放置する以上、民衆の生存と平和を守る方法は、民衆が自ら闘争に立ち上がることだけだ!」と声を大にして訴えた。「パククネ独裁審判」「労働改悪中断しろ」と並んで、「THAAD(高高度防衛ミサイル)配備反対」などの反戦スローガンが会場に掲げられた。
 続いて開かれた「記憶せよ!怒れ!審判せよ!汎国民大会」では、セウォル号遺族などの諸団体とともに、日本軍軍隊慰安婦問題での昨年末日韓合意の破棄を求めて闘う学生団体の代表(梨花女子大)が「(合意は)被害者を無視し、戦争犯罪の事実から目をそむけて新たな戦争を可能にするものだ」との怒りに満ちた弾劾を行った。
 また、パククネ政権が2月23日に急きょ国会に上程した「テロ防止法案」にも絶対反対で闘うことが宣言された。さらに、4月の国会議員選挙に向けて2月17日結成された総選挙共同闘争本部から、民主労総のヤンドンギュ政治委員長が代表して決意を表明した。
 対北朝鮮の戦争危機に真っ向から立ち向かう韓国労働者人民と連帯して闘おう。
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